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魔法少女達と冒険するスレ 12thシーズン

1 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 22:35:24 0
死者の王、毒の魔女、そしてリバース自体の崩壊の危機!
それぞれの思いを胸に、戦いはさらなる佳境へと突き進む!

果たして、魔法少女達に最後に待ち受けるものとは!?
                               


――――   魔法少女達と冒険するスレ 12thシーズン   ――――


 


2 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 22:35:56 0
【スレのお約束】
・決定リール&変換受けありです。
(用語については、なな板TRPGまとめサイト「千夜万夜」参照)
・コテ付き参加大歓迎。途中参加も初心者も悪役さんももちろん大大大歓迎!
・名無しさんネタ投下ももちろん大歓迎。
・拾えるネタは極力拾います。ただし自治、荒らし、ストーリーの破壊を狙うような投下は華麗にスルーです。
・好きな時に好きなように投下してOKです。ただしチャット状態はついていけない場合があるので自重して下さい。
・魔法学園が舞台ですが、参加資格は生徒、学校関係者限定というわけではありません。
・版権キャラで登場する場合は、可能ならファンタジーテイストにアレンジして下さい。(原典があれば教えてね)
 なお最強クラスのキャラで参加しても、必ずしも周りが最強認識してくれるとは限らないかも・・・です。
・大切なのはスレを楽しむ気持ち、コテならなりきりとしてなりたっていることです。
・もし何かわからない事があったら、避難所でお気軽にどうぞ。

【過去ログ】
魔法少女達と冒険するスレ 11thシーズン(前スレ)
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1212635529/
魔法少女達と冒険するスレ 10thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1209637627/
魔法少女達と冒険するスレ 9thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1206966015/
魔法少女達と冒険するスレ 8thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1205039545/
魔法少女達と冒険するスレ 7thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1203680942/
魔法少女達と冒険するスレ 6thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1198207423/
魔法少女達と冒険するスレ 5thシーズン
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1190890101/
魔法少女と冒険するスレ 4thシーズン
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1185104132/
魔法少女達と冒険するスレ 3rdシーズン
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1181023531/
魔法少女達と冒険するスレ 2ndシーズン
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1173987357/
魔法少女と冒険するスレ
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1167716362/

【みんなの憩いの場(質問、打ち合わせ等はこちらでどうぞ) 】
魔法少女達と冒険するスレ 第4避難所(現行)
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1209995600
魔法少女達と冒険するスレ 第3避難所(前スレ)
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1205030171
魔法少女達と冒険するスレ 第2避難所
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1190274484
魔法少女と冒険するスレ避難所
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1171556198
(旧避難所跡)
http://yy32.kakiko.com/test/read.cgi/trpg/1119683611

各キャラクターのプロフィールやTRPに関する用語の確認はこちらでどうぞ
千夜万夜
PC:http://verger.sakura.ne.jp/
携帯:http://verger.sakura.ne.jp/top/top.htm
(アクセス規制の巻き添え等、書き込めない時の代理投稿依頼スレもあります。
 自分で書き込めない場合は、代理投稿スレで代行をお願いしてみましょう)

3 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 22:38:06 0
【イベントについての説明】

今回のイベントは、亜空間魔本『リバース』の中が舞台です。
参加者達は魔本の中で戦い、相手が持つペンダントを奪い合います。
ある一定の数のペンダントををごみ箱に捨てることが出来た者の前には、宝箱へ至る道が示されます。 
誰かが宝箱をあけ外の世界への鍵を手に入れた時点でゲームは終了し、現実世界に帰還できます。
上位3名までが表彰されます。

本来は生徒及び教師達の交流・レクリエーションが目的であるイベントです。
しかし今回は、とある女子生徒を巡っての争奪戦も兼ねているらしいです。
(秋のバレンタインで彼女が配ったチョコを食べた人間が、全員彼女に惚れてしまったらしいです。
媚薬の治療薬入手には時間がかかるため、
事態の収拾案として今回のイベントの優勝者に彼女を進呈するという条件が出されました。
参加者の一部が無駄に気合が入りまくっているのは、おそらくそれが原因かと思われます。

4 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 22:38:57 0
テンプレはこちらです。

名前・
性別・
年齢・
髪型・
瞳色・
容姿・
備考・
(以下は任意解答欄)
得意技・
好きな食べ物・
好きな偉人・
好きな生物・
嫌いな食べ物・
嫌いな金属・
今一番欲しい生物の毛・
保険に入りますか?・

【備考】
全部埋める必要はありません。
テンプレはあくまでキャラのイメージを掴みやすくしたりするものです。
また使える技や魔法も、物語をより楽しむためのエッセンスです。
余り悩まず、気楽に行きましょう。
ただ、今は学園が舞台なので、知り合いの度合いにあわせてある程度データを明かして下さると嬉しいです。
(たとえばクラスメートなのに、どんな人なのか全く知らないのでは変ですから)
それ以外の、たとえばキャラの過去などは、レスの中で徐々に明かして下さいね。

※パラメーター遊び(任意)ご希望の方は、避難所でお知らせくださいね。

5 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 22:39:45 0
【魔本『リバース』への参加ルール】

@勝負は仮想現実の世界で行われる。つまり死んでも死にきれない。

A各プレイヤーには、自分そっくりの小さな人形がついたペンダントが渡される。
 ペンダントは自分が持っていてもいいし、どこかに隠してもいい。
 誰かに預けるのも自由である。 ただし、ペンダント自体に細工はできないし、魔法もかけられない。
 微弱ながらオーラが出ているので、隠すことは出来ても所在がばれる可能性がある
 自分の能力で異空間等に隠した場合、死亡した場所にペンダントは残される。

Bフィールドには魔法のゴミ箱が設置される。
 プレイヤーは自分のペンダントをゴミ箱に投下されると負け、その世界におけるゴーストになる。
 広さに比例してごみ箱が出現している。
 校舎なら1フロアに1個、寮などの施設なら1箇所につき1〜2箇所個ごみ箱が設置されている。
 具体的な場所は書いたもの勝ち。
 ちなみに中庭にも一個。森の中には数個配置されているもよう。

Cプレイヤーが他のプレイヤーに倒された場合、
 そのプレイヤーはゴミ箱の前で復活する。
 そのプレイヤーが持っていた人形つきペンダント(自分の物も含む)だけはその場に残る。
 自分のペンダントが残ってさえいれば、何度でも復活できる。
 ただし復活の際、ペナルティとして残存体力および魔力は半分になる。

Dゴーストは戦いやペンダントには干渉できないが、偵察等の協力はできる。
 誰に協力するかは自由である。

E他人のペンダントを奪ったり、待ち伏せすることが出来る。
 ただし幻術などでペンダントの偽造は不可。似た波動で罠を張るのも不可。

Fペンダントは破壊しても自己復元する。また、教師のペンダントは生徒3人分の価値だが、手に入れること自体が名誉である。

G戦闘中リアル事情で3日以上動けない場合、避難所で連絡すること。
 本スレ内で対処するのが望ましいが、無理なら「逃亡した」「敗退した」という具合に退場方法を連絡すること。
 連絡無しで3日経過した場合、対戦相手は決定リールで相手を倒せる。

Hメ欄か文章の最後に、収集アイテムの所持or管理数、ごみ箱に投下した個数を記入。

I魔本の中でアイテム獲得は可能だが、効力は本来の1/3程度。必要なものはあらかじめ持参すること。
  開始時に学園からアイテムの箱が支給される。中身はあけてのお楽しみらしい。

J基本的に全員参加イベントのため、職員もそのままリバースの中にいる。
 ただし職員の場合、積極的にバトルに干渉するかどうかは個人差がある。
 生徒から勝負を吹っかけられない限り、食堂のおばちゃんは料理を、図書館管理人は図書館で通常業務を行っているらしい。

K予定ではリバース内時間で2日間行われる予定。フィールドチェンジも可能。

L上位3名まで表彰。副賞もあり。(リリアーナは優勝者のみに進呈)
ただし、副賞に何が贈られるかは知らされていない。噂では「すごくいいもの」らしい。


6 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:38:14 0
【魔本【リバース】内の状況】
(簡単な説明)
魔本『リバース』の中でイベント続行中。
リバース内でのイベント期間は、予定では二日間。現在一日目深夜。
学園内外では激しいバトルが展開。
生徒の一人がバトルロワイヤルを仕掛けたため、生き残った生徒同士が殺しあう凄惨な状況になりつつある。

【現時点で出現中のボスキャラ】
(嫦娥6号)
現在地:校舎付近
ベアトリーチェが蠱毒により生み出し、魔の森の毒を吸い続け育った蝦蟇蛙。
同じように育った蚯蚓を喰らい誕生した六脚蝦蟇。
体長100m級
六本の足を持ち、怪力巨大質量による攻撃をする。
また、下顎を膨らまし超音波攻撃も可能。
下は太く粘着質で、かなりの距離まで伸びる。
身体には10cm厚の粘液の幕を纏っており、分厚い皮もあり物理攻撃は効きにくい。
体内に100を越えるペンダントを含んでいる。

(死王)
現在地:地下図書館深部 死王のテリトリー
特異点を破壊された事で生じた空間の綻びは、ヘタな刺激が与えられないよう教頭の手で地下図書館に移動していた。
だが空間の綻びは何者かによって操作されたため、影響でリバース内にアンデットが襲来する事になった。
死王は地下図書館からリバースに現れたアンデット達を統べている。
死王達はペンダントの収拾はしていないため、倒してもペンダント獲得は出来ない。
 だが、何らかの手を打たないと際限なくアンデットがリバースに溢れ出ることになる)

【ゴミ箱について】
広さに比例してペンダントを投下するごみ箱が設置されている。
(校舎なら1フロアに1個、寮などの施設なら1箇所につき1〜2箇所)

【天候について】
とある生徒が広範囲魔法を発動。学園校舎敷地内には酸性雨が降っている。
他の地域の雨は止んだらしい。

【腐海の状況】
現在学園裏の森は砂漠化している。毒はなく清浄な環境に変化。雨は止んでいる。

(湿原とベアトリーチェの毒庭園について)
森の奥に湿原地帯があり、その中央にベアトリーチェの毒庭園がある。
庭園の地下 にはベアトリーチェ所有の秘密の実験室が存在するらしいが、目撃したものは少ない。

7 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:39:07 0
【校舎について】
嫦娥6号に破壊された。現在校舎全体が炎上中。。

【女子寮】
8階建て。 4階の階段以降は罠の祭典スペシャルになる可能性が高い。
とある生徒の仕掛けたトラップで、外壁はもとより中も凍り付いている。
中に撒かれた水は全てエミューとつながっている。
照明装置はつかず、真っ暗な状態だが、6階だけは明かりがついている

大半の地面と壁は、何者かが憑依する氷と化している。屋上には儀式の跡あり
(ただし屋上の儀式魔法陣内に行かない限り不可視、魔力検知も困難)
階段も殆どが氷で封鎖(窓から強引に入ってくるのは4階以下の階層なら容易、それ以上は結構困難)

【男子寮】
入り口、及び寮内にはスフィンクスが配置されていて、問題を解かない限り中に入る事が出来ない。
男子寮の壁に嫦娥6号の唾液が広範囲にわたって付着。
猛毒と濃酸のブレンドされた唾が男子寮の壁を溶かし、有毒ガスを発生させている。

【ラヴスポットについて】
魔法を使うと危険な場所のため、戦闘が行われない安全地帯。
万一中で魔法を使った場合【特異点破綻】となる。破綻〜破綻後の影響は以下のとおり

○魔力が高まったり発動準備すると室内が揺らぎ始める。
○発動すると、ラヴスポットが消滅し、全員ランダムで島内に放り出される。
○中の人間だけでなく、発動した魔法もどこかに脈絡もなく発動。
○準備もしていない時空間移動の影響で10歳若返るもしくは10歳年を取る。
○破壊の影響で、空間に綻びが生じる

どのタイミングで空間破綻するかは各自にお任せ。
どこにテレポートアウトするか、若返るか年を取るかは各自の判断。
発動魔法は魔法を放った人が好きにどこかに発動。 まさに当て逃げアタック!
特異点が破壊されたのと、空間のゆがみに何者かが干渉したため、リバース全体に空間のひずみが広がっている。

【図書館】
特異点を破壊された事で生じた空間の綻びは、ヘタな刺激が与えられないよう教頭の手で地下図書館に移動していた。
だが空間の綻びは何者かによって操作されたため、影響でリバース内にアンデットが襲来する事になった。
【地下図書館と地下図書館から現れたアンデットについて】
図書館の床には穴が開き、地下2層あたりまでは戦闘の痕跡が残っている。
現在図書館の奥深く、死王のテリトリーでは空間のひずみがあり、そこからアンデットが湧き出ている。

(D階層について)
D階層入口には、人間には見慣れない魔性の霧が立ち込めている。
それ以外を除けばまだまだ普通の図書館ではあるが、手入れがなされていないのでかなり埃っぽい。
先に進もうとするとイタズラ好きのゴースト共がいて邪魔しにくるらしい。
奥に進むにつれてだんだんと霧が濃くなっていき、伸ばした手が霞んでしまうぐらいの視界の悪さになるらしい。
地下図書館D階層には吸血鬼の家があるらしいが、ターナーか吸血鬼自らの道案内でもない限りたどり着くのは困難。

【転移装置】
広すぎる学園内を楽に移動するため、所々に設置された移動手段。

【アンジェリーナの実験室】
薬草学教師の実験室。学園で二番目に高い場所にある。
現在破壊されており、侵入は困難。

【薬物学課実験棟・食堂】
薬物学科実験棟は校舎に併設された4階建ての建物。
現在薬物学科実験棟、食堂共に完全に破壊されている。
残る瓦礫も核爆魔法らしきもので吹き飛ばされた跡がある。
(付近には僅かながらチョコや瓦礫などが散乱している)

8 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:40:52 0
(※参考資料)
【学園についての説明】
※魔本【リバース】の中では鏡に映ったように全ての配置が左右反転しています。

・舞台はファンタジー世界。フィジル島にある魔法学園が主な舞台です.。
 フィジル島は「魔海域」と呼ばれる、法則を無視した魔の海域の中にあります。
 (魔海域は、「法則を無視した潮流、乱気流」「突然の魔法無効旋風」
 「召喚生物強制送還地帯」などが特に有名です)
・一度学園に入学したら卒業(三等課程合格)まで島を出ることは叶いません。
・学園は全寮制、男女共学です。
・魔法学園の施設は西洋のお城のような外観をしています。
・女子寮、男子寮は校舎と同じ敷地内にあります。カフェテリア等一部の施設は男女共通です。
・女子寮内外には侵入者避けのトラップがあります。要注意。
・校舎には校庭があります。
・校舎の裏手には霧のかかった森があります。 森の奥深くには強力な魔物や貴重な生物が住んでいるという噂です。
・森の奥深くには庭園があり、近くにはかつて新魔法研究の為に使われていたらしい施設があります。
 施設の中には何に使うのか分からない装置が置いてあります。
・描写されていない施設等に関しては、整合性さえ保っていれば好きに設定投下してOKです。

(図書館およびDレベル階層について)
・学園地下には広大な図書館があります。管理人はオルビア・ターナー先生です。
・薄暗く本を読む時は上に持っていく、またはランプを貸してもらうという珍しい図書館です。
・置いてある本は古今東西から集められたもので膨大です。
・なお、一般生徒立ち入り禁止区域であるDレベル以下の階層には危険な本が多く保管されています。
 地下にどれだけ広がっているのか不明の階層で、そこに在るのは全て魔本です。
 本から漏れ出たモンスター、怪異現象が巻き起こっている世界でもあります。
D階層入口には、人間には見慣れない魔性の霧が立ち込めています。
それ以外を除けばまだまだ普通の図書館ではあるが、手入れがなされていないのでかなり埃っぽいです。
先に進もうとするとイタズラ好きのゴースト共がいて邪魔しにくるらしいです。
奥に進むにつれてだんだんと霧が濃くなっていき、伸ばした手が霞んでしまうぐらいの視界の悪さ。
地下図書館D階層には吸血鬼の家があるらしいです。
ただしターナーか吸血鬼自らの道案内でもない限りたどり着くのは困難。

(吸血鬼の邸宅)
巨大な本棚が四方に立ち並ぶ広大な面積の先に、二階建ての普通の家が建っている。
家の周りには花壇があり、魔界のいろとりどりの花が植えられている。
家から漏れる明かりと玄関前に立てられた外灯のランプが少ない来客を迎えてくれるらしい。
「木造建築で風呂トイレ別のちゃんとキッチンも備えられていて、生活するうえでは何不自由することはない最高の場所」


9 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:41:44 0
【アンジェリーナの実験室】
薬草学教師の実験室。学園で二番目に高い場所。
アンジェリーナとエルザが暮らしている。殺風景。

【薬物学課実験棟】
校舎に併設された4階建ての建物。

【学園生徒関連】
・男子寮、女子寮は鏡像対象のつくりになっています。
・女子寮には、生徒で結成された白百合騎士団という自警団がいます。
・男子寮では、 隠密魔法戦隊というグループが人知れず暗躍しています。
・三等過程合格者には指輪が与えられ、学園内の立ち入り禁止区画に出入り可能となります。
 また、「ゲート」を使用し街へ出られるなど、一般生徒より優遇されます。
・寮部屋に関しても一般生徒は大部屋ですが、三等課程卒業者以上になると個室が与えられます。
・ただしカップルなど、当事者同士の間で合意があれば、特例として相部屋も認められます。
・生徒での参加者は、基本的に三等過程卒業者以上とさせていただきます

【カリキュラムについて】
卒業までには幾つか試験があります。
最初の試験(卒業試験という名称)に合格すると、三等課程合格という事になります。(第一部参照)
・次に各分野を広く浅く学ぶ二等課程へ進学します。二等過程卒業すると、一等課程へ進学。
・一等課程は二等課程で選択した分野を使った応用編。より実践的な分野を深く学びます。
・なお、二等課程からは月一の割合で課題や指令が出されます。

10 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:43:22 0
(参考資料)
※一般生徒、教師用に発表された説明を基にしているため、事実と異なる部分があります
 真実を知りたい方は過去ログ参照。

【第一部】
念願の試験にみんなで合格しました!
これで卒業と喜んだのもつかの間・・・なんと私達、卒業までに受ける試験のうち一番最初の試験にパスしただけでした。
学ぶべき事も、覚えなくてはならないことも山積み。
卒業までの道のりは、まだまだ遠く険しいみたいです・・・。

【第二部】
闇の魔法使いマリアベルによる、学園襲撃事件の顛末です。

幾つもの人格を持つマリアベルは、ある生徒に成りすまし学園内に侵入しました。
マリアベルの人格のうちの一人は、学園内に大量の悪魔を召喚し、混乱に乗じて建物を破壊し塔へと再構築させました。
襲撃の際殆どの生徒たちは転移ゲートから島の外へ避難しましたが、学園に残った生徒や教師もゼロではありませんでした。
彼らは協力し、悪魔やマリアベルに戦いを挑みました。
激戦の末、マリアベルは退けられ学園に平和が戻りました。

事件直後にはさまざまな憶測が流れていました。
マリアベルは何らかの儀式を学園で行おうとしたとも、何かを探していたとも囁かれていましたが、
何れも噂の域を出ることはありませんでした。
そうこうするうちに夏期休暇に突入したため、事件は徐々に人々の記憶から薄れつつあるようです。

【第三部】
魔法学園の日常編。
夏休み明けの始業式の朝。なぜか猫化した女子生徒を人間に戻すべく奔走した友達&巻き添えを食らった方々のお話。

この日に関する噂話一覧
・転入生がやってきた。 また、新しい非常勤の女医は美人。中庭に野人出現
・朝、食堂に悪臭が立ち込めた。その後100匹の猫が現れ、招き猫広場まで暴走後、解散。
・男子生徒が女子寮に侵入しトラブルになったが、実は寮生のリリアーナが、ロックを自室に招き入れたらしい。
 (しかもそのときリリアーナは服を着ていなかった)
・その後食堂でリリアーナとロックが口論。リリアーナとフリージアはロックが偽者だと糾弾。
・直後、ロックの死体が出現。すぐに人形だと判明したが、混乱に乗じて偽ロック(?)は逃走。
・リリアーナの視覚的に刺激的かつ衝撃的な告白(!)シーンが、食堂で大々的に上映される。           orz
・男子寮のロックの部屋に、謎の美少女出現。しかもトップレスだった。
・ずっと元気が無かったレイド先生が復活したらしい。

【第四部】
始業式の翌日、ロック・ウィルは無断欠席をしました。
お見舞いや成り行きでロックの部屋を訪ねた一同が見たのは、ロックではなく記憶をなくした見知らぬ少女でした。
残された手がかりは、部屋に残されたメッセージと、少女が持っている一本の杖だけです・・・・。
はたして少女の記憶は戻るのでしょうか? そして私達は、行方不明のロックを無事に見つけ出す事ができるのでしょうか?

(この日に起きた事件、および関連する噂話一覧)
・ロックが女の子を連れこんでいた。その日爆発騒ぎが起きたが、なぜか修理費はレイド先生持ち。
・食堂でロックがバトルをした。
・ロックに婚約者がいたと知ったリリアーナが、食堂にいた彼にシャンデリアを落とした挙句婚約者をひっぱたいた。
・シャンデリアを落とされたロックは実は偽者だった。金色の液体と化した偽者はキキが回収していった。
・森の奥で誰かが魔法実験を行ったらしい。結果、森が破壊された原因を探るべく、学園関係者が様子を見に行った。
・人間時計のように規則正しい生活のアルナワーズが、この日の夕食にもお風呂にも来なかった。
・夜、食堂に食料泥棒が入ったらしい。
・ロックがかわいい女の子と二人、箒で空を飛んでいた。
・レイド先生に隠し子がいたらしい。
・吸血鬼がショタ化していた。
・夏なのにフード+手袋+マフラー姿の怪しい大男が校内をうろついていた。


11 :魔法少女 ◆7O/3IU/E7M :2008/07/15(火) 23:44:24 0


テンプレは以上です。




・・・・・・では、引き続き魔本「リバース」をお楽しみください。

12 :レイド ◆M07.CI9OF2 :2008/07/16(水) 20:30:48 O
>228>「結構結構!
 こんなもので終わってしまってはつまらない。
 とことん遊びに付き合おう。
 それこそ死ぬまでな!」
とことんうざったい野郎だ…。
さっさと消してやりたいが、奴の攻略にはまだ時間がかかりそうだ。
>「やはり死人相手の相手は厄介ですねぇ…。」
「うわっ、びっくりした。」
突如背後からエース先生の声が聞こえる。
非常に心臓に悪い。
「生きてたんだ。良かった。」
>「そう簡単に死にませんよ。」
意外と頑丈だもんね、エース先生は。
>219「!?おいっ、この光は…」
>「なかなか強力な光魔法ですね…」
突然白い光が地下図書館を照らす。
その衝撃は死王をもバラバラに吹き飛ばす。

13 :レイド ◆M07.CI9OF2 :2008/07/16(水) 20:31:43 O
>「大した威力ですね…ん…ラルヴァ…?」
煙が晴れた所に火傷を負ったラルヴァが現れる。
「んにゃろ…クソ骨め…」
致命傷じゃないにしても痛みは相当な筈だろう…。
>「ラルヴァの回復は僕に任せて下さい。」
「悪い…任せた。」
>「(前略)すでに死んでる者をどうやって殺すことができるというのだ?」
首だけの頭蓋骨がほざいてやがる。
「そうだなぁ…。まず手始めにお前の頭蓋骨を粉々にしt」
指をポキポキ鳴らしながら頭蓋骨に近づこうとするが…
「…今度はなんだぁ!?地震か!?」
地下図書館の床が揺れる。
地震…かと思ったが…どうやら違うみたいだ。
音が近付いて来ている。
「ちっ…今度は何が出てくんだよ…」
頭蓋骨の少し奥に紅い光が二つ見える。
それがブレた次の瞬間、闇から火炎が噴き出される。
「んだよっ!!くそっ!」
突然すぎて回避が遅れた!
「あつつっ!」
少しでも威力を軽減させる為に体の周りに薄くバリアを張るが、やはり防ぎきれない。
「こうなりゃ強行突破!!
おらぁ!!」
無理矢理火炎から脱出し、巨大な骨の竜へ向かい走る。
「砕けろボケがぁぁ!!」
ジャンプして竜の頭に全力で拳を叩き込んだ。

14 :ランドアンド ◆4itHF4b6fw :2008/07/17(木) 00:49:03 0
前>237
声の主がだれかさっきまで下にいた人間の中から思い当ってみていると
遠くに銀色でコーティングされているエルザの姿が見える。
さっき勢いよく出ていったというのにどうしたんだろうか。
そのままエルザはリリアーナとアンドの前までやってくる。
そしてバツの悪そう顔をして二人に言う。
>「…私一人じゃミルクの所に行けないわ。」
エルザの言葉に顔を見合わせるリリアーナとアンド。
>「ミルクがどこにいるかわからないもん…」
しばらくリリアーナとアンドはエルザを無表情で見つめる。
その視線が辛く感じたのかエルザは恥ずかしそうだ。
おそらく体を鉱物化していなかった顔は真っ赤に違いない。
>「うう…何よ、笑いたかったら笑えばいいじゃない…」
「・・・・・・ぷっ・・・・・・くくく・・・はははっはははは!」
我慢の限界が来たのかアンドは噴き出し大声で笑い始める。
「はははははっ!!勇ましく出て行ってこれかよ!
 くくく・・・・・・いやぁーいいんじゃねえの?そのくらい阿呆の方が可愛げがあってよ!
 はははっはははははは!!」
どうやら失敗をしたのがエルザというのがまた楽しくたまらないようだ。
エルザから鉄拳が飛んできてもおかしくはないのだがどうやら
素でミスしたのがよほど恥ずかしいのらしく黙ってしまう。
「本当にお前は手がかかる奴だぜ。しゃあねえなぁ。ほらついてこい。誘導してやるよ・・・・・・ぷぷっ!」
あとに続くしかないエルザに好機と言わんばかりに言葉で攻め続ける。
結構なプライドを持っているエルザにとっては屈辱だろう。


>「そういえばさっき、下からベアトリーチェの声が聞こえたわ。」
>「でも、なんて言っていたのかよく聞き取れなかったわ。」
リリアーナは自分を拒絶したといったが、特にそこまで毛嫌いしているようにも見えない。
だいたいエルザはあそこまでリリアーナを慕っていたというのに・・・・・・
リリアーナの言うとおり娘が親離れをしたのか、それともリリアーナの方に何か原因あるのか。
エルザを見ながらアンドが考えているとふと目が合う。
>「ん?どうしたのアンディ、何か私に言いたいことでもあるわけ?」
「・・・いやなに。たださっきのお前の間抜けぶりを思い出していただけだぜ。
 あの様子じゃあまだまだリリアーナのお守が必要なんじゃないかってね。」
アンドはそういいエルザの反応を待つ。返ってくる反応で少しは何かが分かるかもしれないと思ったからだ。


15 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/17(木) 10:10:47 P
前>222>230>231>236
>「大丈夫?フリージア。」
「え?」
どうやら彼が助けてくれたようである
>「ごめん、君一人に無理をさせたね。」
>「びっくりしたよ、君が空中で爆発したから。急いで駆け付けて良かった。」
「ちょ・・・ちょっと顔が近いですわ!!」
真っ赤になるフリージア
負けるな!君はちょっとニコッとされたぐらいでポッとなるような少女ではないはずだ!!
>「立てるかい、フリージア?」
そう言い上着をかけるケオス
「当然ですわ!」
力いっぱい返事をするフリージア
>「女王様、無事で何よりだったのですわ〜。――――でもっ・・・・・・!」
>「女王様を助けるのはよしとしても、それ以上密着するのはこのルズが許しませんわ〜。
 むかつくのですわーにやけてないでさっさと離れるのですわー離れなさいったら離れなさ・・・・・・フ

ギャー!!」

「もう!何やってますのルズさん!!」
ルズを引っこ抜くフリージア
今のフリージアは生身だから投げ飛ばされる心配は無いようだ

そこに響き渡るベアトリーチェの声
>「こ(ry」

>「フリージア、あんな事言っているけど、どう思う?僕はどちらにしてもやる事は変えるつもりは

ないけど」
「オ〜ホッホッホッホ!あんなものまるっとすべて大嘘に決まってますわ!!」
ベアトリーチェが言ったことを嘘だと決め付けるフリージア
「それにもし本当だったとしても石になった後なら金の針とヘンルーダ草で何とかなりますわ」
そしてもし万が一の時でも何とかする方法をケオスに語るフリージア
石化呪文を解除したのだから毒も大丈夫だろうそう思ったのだろう自信満々である

>「何を爽やかに喋ってやがるのですケオスとやら、わたくしは誤魔化されませんわよ〜
 さっき、女王様の柔肌をしっかりばっちりご覧になりましたわね〜っ?!
 ふふふ、後でわたくしがあなたの記憶から抹消して差し上げますわ〜。首を洗って待ってやがれで

すわ〜ヒーヒヒヒヒ!!」
「・・・・・・・」
>「ああんフリージア女王様ぁ〜。女王様、安心してくださいましねー。
 ルズはぁ、女王様にどこまでもついて行くのですわ〜ん!女王様のあるところルズあり!なのです

わ〜。うふふっ」
「・・・・・・・・・・」
あまりの不気味さにちょっと引いてしまうフリージア





16 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/17(木) 10:29:27 P
>「それにしてもちょっと気になる事があるのですわ〜。
 皆様、なんだか音の聞こえ方がおかしくありません〜?
 今のベアトリーチェ様の演説、遮蔽物が無いはずのに、音がまっすぐ届いてないのですわ〜。
 途中で音が途切れたかと思うと全然違う場所から反響しはじめたりとか〜」

「どうせそこら辺に音を発生させるマジックアイテムでも隠してあるんじゃなくて?」
声を広範囲に広げるためにねと続けるフリージア

>「まあそんな事はどうでもいいのですわ!早く元の場所に戻って巨大カエルにリベンジするのです
わ〜!!」
>「す、砂がさらさらして走りにくいのですわ〜!めり込むのですわ〜誰か助けるのですわ〜!!」
「何やってますのよ!」
またもやルズを引っこ抜くフリージア

果たしてフリージアたちはカエルの元に帰る・・・・げほん
もとい舞い戻りリベンジを果たせるのだろうか?


ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)






(その頃のギズモ)
「ついに念願の擬人化の魔道書を手に入れたぞ!!」
自分も魔物だと気が付いたギズモの行動はきわめてすばやく
女の子にちやほやされるという己の欲望を満たさんと図書館を探索
ついに念願の魔道書を見つけるのであった

17 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/07/17(木) 18:27:39 0
>231 >>238
>「待て…。
>あわてるな、これはベアトリーチェの罠だ」
>「マオ、本当に解毒剤があると思うのか?
>ここはリバースの中だろう。
>奴の言う通りに殺し合いをしても最後の一人には絶対なれない。
>これは殺し合いを高みの見物しようとしている奴の罠と考えるべきだ。」
た、確かにベアトリーチェの言葉に惑わされずに冷静に考えれば
クリスとヴァンエレンの言うとおりだな。でもお前たち冷静すぎじゃないのか!?
もうちょっとこう葛藤みたいなのがあってもいいじゃないか。
これじゃあなんか必至に心の中で戦っていた僕が莫迦みたいだ!
「む、むろん分かっていたさ!ただ僕はもしあいつが本当のことを言っているとしても
 決して仲間を裏切らないという心構えをだな……」
>「もし解毒剤が一つだけ存在していたのなら、その時はマオが使ってくれ。」
僕がかなり苦しい弁解をしているとクリスがベアトリーチェに向かって走っていく。
な、なんなんだこのクールさは……そういう役回りは本来エリートである僕の立ち位置のはず……
いや、思えば僕は図書館でも痛み分け、その後貧血になりクリスにおぶってもらって保健室。
そして骸骨の攻撃は骸骨を呼んできた元凶ミルクに助けられるという情けなさ。
おまけに校舎内のペンダント集めはヴァンエレンの使い魔によって終了……
そして今さっきはベアトリーチェの言葉に惑わされて二人を攻撃しようかとも思った……
もしかして……もしかして……僕はエース先生との大嵐攻撃からあまり活躍していない!?
>「やれやれ、クリスに先を越されてしまったな」
なんということだ、そして今回もクリスに先を越されてしまった。
このままでは僕のプライドが……エリートという肩書が!
とにかく今はクリスに追いつかなければ、するとヴァンが馬に変化する。
そうだ、そうだった。ヴァンにはマオスーパーサンダー一号という真の名があるんだった。
>「さぁ、乗るがよい我らが御大将!
>私はマオスーパーサンダー一号。
>地の果てでも駆け抜けようぞ!」
そういったヴァンエレンの背中に僕は飛び乗る。
「よし!いくぞスーパーサンダー一号!」
僕の言葉に勇ましく走るヴァンエレン!クリスが戦っているベアトリーチェの元へと距離を縮めていく。

だが僕一人の魔力ではあの巨体を倒すのは少しばかし無理があるな。
……よし、空も雷雲唸るいい天気だことだし。力を貸してもらおうか!
「天の雷よ……僕の意思の元一つに集え!!招来!!」
僕が手をかざすと上からいくつもの稲妻が落ちる!
だが黒こげになったわけではない。僕は落ちてきた雷を瞬時に右手に送る。
右手は図書館で使ったあの時とは比べものにならないほどの激しい光を放ち。
行き場をなくした電気はアースである地面に少しずつバチバチと流れている。
「ぐぅっ……」
僕は右手の激しい痛みに顔をしかめる。
さすがに雷の耐性が高い僕とあってもかなり無理があるのは当たり前だ。
だがまだこれでは十分とは言えない……まだこの状態では……
あのカエルの魔力すら侵していく毒に力を削がれていってしまう。
「ここからが本番だ!
 ――万雷を束ね一刃と成し―――万象一切を塵へと帰す――」
僕は左手で右手から流れ出ている雷を抑えさらに魔力を使い
逃がさないよう密度を高くし雷を巨大な刃の形へと形を変えていく。

「刃馬一体!!」
できたのは僕の身の丈すら軽く超す刃、あまりの高熱とエネルギーにより赤く発光している。
おそらくこれならミスリルでさえも焼き切ることができる!
「駆けろサンダー一号!その稲妻の名の如く!!」

18 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/17(木) 19:50:20 0
>14
> 「・・・いやなに。たださっきのお前の間抜けぶりを思い出していただけだぜ。
>  あの様子じゃあまだまだリリアーナのお守が必要なんじゃないかってね。」
「…お守り?」
エルザは視線をリリアーナに向けた。さっきの話を忘れてなどいない。
リリアーナの話によれば、リリアーナは自分を娘のように感じているらしい。
そして、ロックもまた自分を娘のように感じているとリリアーナは話した。
「お 生 憎 様!」
エルザはアンディに怒ってそう言った。
ただでさえ、この男にはさっきから笑われてばかりなのだ。
気持ちのいいはずが無かった。
エルザの矛先はリリアーナにも向いた。
「ねえ、“ママ”。“パパ”は一体どこに行ったのかしら?」
エルザの皮肉に含まれている“パパ”とはロックの事である。
エルザはまた胸が苦しくなった。これが2回目である以上、偶然ではなさそうだ。
どうしてこうも、ロックがらみの事を考えると胸が苦しいのだろうか?

エルザは急に元気をなくした。
もしかしたら、ロックの事を考えて胸が苦しくなるのは、
彼にやましさを感じているからではないだろうか?
考えてみれば、ロックはエルザに住む場所と、面倒を見てくれる人を紹介してくれた。
調子はどうなのだ?と部屋に様子を見に来ることもしょっちゅうだった。
しかし、自分はそれに報いようとした事は一度もなかった。
それどころか、リリアーナに夢中だったあの頃の自分はロックを疎ましく思い、
それ相応の態度しかとったことがなかった。

エルザは急に恥ずかしくなった。
ロックを疎み、蔑み、虐げ、裏切ってきた自分が、
ロックの母親の生まれ変わりだと、“勝手に思って”舞い上がっていた事が、どうしようもなく恥ずかしくなった。
結局、私は自分さえ良ければそれでいい人間なんだわ…
「お守りなんかいらない…私、最低だから。」
エルザは小声でそうつぶやき、再びアンディの後ろに続いた。


その頃、ロックもまた胸が苦しくなっていた。

19 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/17(木) 19:59:21 0
少し休みなさい。そう言われたロックは軽い眠りに落ちていた。
そして、ロックは目を覚ました。胸にのしかかる重さによって。
「う〜んう〜ん、苦しい……はっ!なんじゃこりゃー!?」
ロックの目に最初に飛び込んだのは、自分の上に乗っているスフィンクスだった。
次に目に飛び込んだのもスフィンクスだった。
天井に目をやると、やっぱりスフィンクスだった。
なんと、ロックの部屋に大量のスフィンクスが入ってきているのだ。

これにはロックも驚いた。今ならきっと、新聞の一面記事までスフィンクスに違いない。
「こら!俺の部屋に入ってくるな!ベッドに乗るな!鼻息を吹きかけるな!
 さっきから俺の耳を噛んでいるのは誰なのだー!?」
>>「落ち着きなさい、彼女達は味方よ。」
「あっ、アンジェリーナ!?」
ロックはアンジェリーナがライオンの着ぐるみを着ているせいで、
スフィンクス達の中から彼女を見つけるのにずいぶん苦労した。
>>「ロック、私はここにいるわ。」
「もう、アンジェリーナ!そんな格好ではスフィンクスと見分けがつきにくいのだ。
 そもそもなんでライオンの着ぐるみなんか着ているのだ?」
>>「私はただ、詩人が愛でるようなタンポポのつぼみになりたかっただけよ。」
「…は?」

>>「それよりも、何があったかをあなたに教えてあげるわ。」
アンジェリーナは、使い魔としてポンデという名前のスフィンクスを使役している事、
ポンデと彼女の娘達に、アンデッドから男子寮を守らせていた事、
そして、先程ポンデと交わしたテレパシーの内容をロックに話した。
>>「そういうわけだからロック、あなたの部屋の入り口に魔法障壁を張るわ。」
アンジェリーナはドアの前に立ち、そっと手で触れた。
ドアに赤い六角形を重ねたような光が浮かび上がった。
どうやらそれが魔法障壁で、これで毒ガスからこの部屋を守るらしい。
>>「あなたは何も心配しなくていい。私が守るから、あなたはもっと休みなさい。」
「なあ、アンジェリーナ?こういう場合って、逃げ遅れたスフィンクスが一匹ぐらいいるのがお約束じゃないか?」
ロックがそう聞いても、アンジェリーナは何も答えなかった。

20 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/07/17(木) 20:59:12 0
>前232-233 >前238 >17
左前脚を薙ぐとその勢いのまま巨大生物の後方へ向って駆ける。
その間血の付着した風の刃は嫌な音を立てている。
まさか魔力まで腐食するのか?!

そのままにすると剣本体まで腐食されそうなので、
十分距離を取ったらその場で反転しつつ剣の機能を停止させる。
毒血のついた風の刃は反転した勢いを残したままどこかへ飛んでいった。

そして機能を再起動させていると、落雷と巨大な雷の刃が見えた。
マオと吸血鬼も接近戦を仕掛けるのだろうか?
だが、あの大きさであれば威力は絶大だろうが長くはもたないだろう。
そうなると確実に当たるように注意をこちらに向けさせた方が良さそうだ。

そこで誰が言ったかわからないが、
>「わかりましたわ!カエルさんあなたの弱点はお尻ですわね!!」
と言う言葉を思い出した。
その言葉を信じるとすれば、風の刃をあそこに突っ込むだけで気がそれる訳である。

すぐに思いつくこともないので、いちかばちか信じてみることにした。

21 :ラルヴァ ◆sy1IQNBWp6 :2008/07/17(木) 21:44:00 0
前すれ>228 >12-13
「やっぱり・・・こんなんじゃダメか・・・!」
一撃を見舞っては見たものの、何の痛痒も感じていなさそうな死王に
ラルヴァは焦りの表情を隠せない。

>「いやはや少しはやるようじゃねぇか。
> だが、やはり貴様たちでは死の象徴たる俺は絶対に倒せやしない。
> すでに死んでる者をどうやって殺すことができるというのだ?」
「死んでいて、死なせられないのなら消滅させる位しか手は僕には思いつかないけどね・・・・・・うっ?!」

突然襲った振動にラルヴァの体勢が崩れる。片膝をついた体勢のまま見たのは骨の竜・・・・・・
「・・・・・・え?いや、まさか!」
>「ラルヴァの回復は僕に任せて下さい。」

「エース先生、離れてください!」
白い翼の少女を引っ込めたラルヴァがその台詞を放った直後に炎のブレスに包まれる。
「ぐ・・・・・・あああああァァアァァッ!!」
いくら炎に強い鎧に包まれていようとも、全身を凄まじい炎で覆われてはどうしようもない。
暗闇の中で躍る炎の中で踊るようにもがく影が映る。

「し、仕方無い・・・本当、こういうのはあまりやりたくないんだけど・・・・・・《石針の胞衣》」
地面にうつぶせに倒れたラルヴァを、自身が生み出した石の針が次々と突き刺し、破壊していく。
炎が止んだ時、そこにあるのは真っ黒に黒焦げたラルヴァの亡骸とそのまわりを満たす夥しい血、血、血だった・・・・・・

22 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/17(木) 23:00:23 0
前>239
「あーっはっはっは!潰れやがった!
大人しく殺しあっていれば可能性もあったのに!!
奇麗事言って死んでりゃ世話ねえんだよっ!」
無数の瓦礫に埋もれたミルクのいた場所を見ながらベアトリーチェは高笑いしていた。
そう、殺しあってさえいれば助かる可能性だってあったのだ。
それを無謀な特攻など愚の骨頂でしかない。
ベアトリーチェは自分の考えの証左が出来たと笑っていた。

ひとしきり笑うと、ゆっくりと振り向く。
「さぁて、もう一人、世の中わかってねえアホがいたなあ!」
勿論それはクリスのことである。
自分の価値観を揺るがす者を消さなければならない。
ミルクやクリスの様な行動をとる者がいてはいけないのだ。
嫦娥6号もジワリと向きを変えようとした時、雷が落ちた。

>17
最初はバトルロワイヤル中の雷撃招来かと思ったが、その考えは直ぐに打ち消された。
雷は落ちたまま留まって近づいてきているからだ。
そう、確実に自分へと向かってきている。
確固たる敵意を持って!
>「ここからが本番だ!
> ――万雷を束ね一刃と成し―――万象一切を塵へと帰す――」
「マオ!お前もかっっ!!!」
驚きと共に声を上げる。

普段は間抜けで忘れがちだが、今ここにはっきりと思い出していた。
マオの実力は正真正銘二等学課でトップクラスだという事を。

巨大な雷の刃はその電熱により赤く光っている。
この攻撃の危険性を即座に見抜いてた。
ある意味天敵のような攻撃といえる。
その高密度で巨大な刃は嫦娥6号の体をやすやすと切り裂くだろう。
しかも高温は通常の刃を滑らせる粘液を蒸発させるだけでなく、傷口を瞬時に炭化させ血肉の毒が効果を現せない。

「だが・・・!お前には狡さがねえんだよっ!!」
確かに驚異的な攻撃ではあるが、それをやすやすと喰らう程、あくの美学を持っているわけではない。
未だミルクに破られた咽喉が再生しきっていないので舌や唾によるロングレンジ攻撃は出来ない。
かといってある程度再生はしてしまっているので毒血の雨を降らせることも出来ない。
だが、それでも!
いくら稲妻のように駆ける馬に乗っているとはいえ、攻撃レンジは圧倒的にこちらの方が上!

ミドルレンジになるが二本の右前足をゆっくりと持ち上げる。
巨大な前足による迎撃。
たとえ一本躱されても、回避した方向に即座に対応できるもう一本がある。
前足二本を犠牲にしてもマオを叩き潰す!

23 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/17(木) 23:00:32 0
筈だった・・・

>20
迎撃の前足を繰り出そうとした瞬間、嫦娥6号が三度の叫び声を上げ仰け反るのであった。
「あーーーーーーーー!!!」
クリスの風の刃が傷ついた【そこ】を切り裂いたのだ。
傷の痛み以上に、トラウマになった【そこ】への攻撃に過剰反応してしまった。
嫦娥6号も驚いたが、それを頭上に位置して確認したベアトリーチェも驚いていた。
地上のクリスを睨め付け、思わず口を開かざるえなかった。

「んでだよ!?お前ら!なんでなんだよ!!
生き残るのは一人なんだぞ!優勝するのもっ!!!
どうせ裏切るか殺しあうしかねえのにっ!!!なんでだあああ!!!」
もはや悲痛な叫びだった。
全く理解できないミルクやクリス、そしてマオ(+ヴァンエレン)の行動に理解できなかったのだ。

嫦娥6号の状態は起き上がり、無防備な腹を晒している。
迎撃の機を逸してもはや間に合わないのは誰の目で見ても明らかだろう。

もはや完全にマオの間合いになった時、嫦娥6号の背中に無数の疣が出現する。
ケオスとの戦いのときに出現した疣である。
しかし今回は背中一面を覆い尽くす疣。数が違いすぎる。
その疣の一つ一つから黄色い毒液が飛び出した。
まるで流星雨のように嫦娥6号周辺に万遍名悪降り注ぐのであった。

24 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/18(金) 10:12:37 0
下界から聞こえてくる声に耳を澄ませてはみたものの、残念ながら何について話しているかは聞き取れなかった。
リリアーナは残念そうに肩をすくめたものの、気を取り直してアンディに話し掛けた。

前>241
「信頼とは無縁ってこと無いでしょ?だってアンディ、口は悪いけどすごくいい人だもの。
 でもアンディはランディといつも一緒だから、私なんかと違っていろんな意味で苦労してるのかもしれないね」
リリアーナは少し遠い目をした。
「きっと色々不便だったりするんだろうけど・・・・・一人じゃないのって、ちょっと羨ましいな」

前>237 >14
少し先に、銀色の人物が見えた。啖呵を切って一人先行したエルザだ。
エルザはばつの悪そうな顔で、ミルクの居場所がわからないため一人では行けないと言う。
アンディの後ろに続くエルザを見て爆笑するアンディ。
「もう、アンディったら。いくらなんでも笑いすぎよ!」
リリアーナが小声で窘めるものの、アンディは全く自重する気は無さそうだ。
勝気なエルザにこの仕打ちはさぞ堪えるだろう。

>「そういえばさっき、下からベアトリーチェの声が聞こえたわ。」
>「でも、なんて言っていたのかよく聞き取れなかったわ。」
いい感じで話が逸れたので、リリアーナは二人の会話に加わろうとした。
だが、口を開こうとした瞬間、リリアーナの心臓が「ドクン」と波打った。
「――――??」
突然の動悸にリリアーナは胸を押さえた。少し遅れて、体がバラバラにされるような痛み。
この感覚には覚えがあった。
(そっか・・・ミュータントポーションの効果が・・・そろそろ・・・切れ・・・)
リリアーナは震える手でコートのフードを掴み、すっぽりと頭からかぶった。
ミュータントポーションの効力が切れる時にも、羽が生えた時と同様の体調の変化がおきる。
苦痛を悟られるのも嫌だし、その件で色々聞かれるのも避けたい。

黙り込むリリアーナをよそに、エルザとアンディの会話は続く。
> 「・・・いやなに。たださっきのお前の間抜けぶりを思い出していただけだぜ。
>  あの様子じゃあまだまだリリアーナのお守が必要なんじゃないかってね。」
エルザがたいそう憤慨しているのは顔を見なくても分かった。

「う・・・・・・」
リリアーナは低くうめいた。
彼女の背中が波うち、コートの下に残っていた羽がぎちぎちと体の中に戻っていく。
もっとも、服の下で起こっていることなら二人に気づかれる心配はないだろう。
>「ねえ、“ママ”。“パパ”は一体どこに行ったのかしら?」
リリアーナははっとした。今ここで返事をしなければ、きっとエルザは変に思うに違いない。
こめかみから冷たい汗が伝い落ちた。

奇妙な間の後、リリアーナはエルザの方を見ないまま口を開いた。
「・・・・・ロックなら、確か、男子寮、に、エルザを探しにい、行くって」
これで何とか誤魔化せただろうか。

さっきまで怒っていたエルザだったが、突然元気を無くした。
「お守りなんかいらない…私、最低だから。」
「・・・・・・どうして?」
リリアーナは何とか一言だけ返した後、アンディの腕をつかんで彼の注意を引いた。
そしてエルザを振り返り、再びアンディに咎めるような視線を向ける。
どうやらエルザのフォローをと頼んでいるようだ。

もうじき雲が切れる。地上まであと少しだ。
遠く下界からは爆発音らしき音やおぞましい叫び声が聞こえてくる。
いったい今何が起きているのだろうか。

25 :死王 ◆u1rU/e.jL2 :2008/07/18(金) 18:41:13 0
>13>21
頭部のみで転がってしまっている死王を潰そうと前へ出るレイドだが、骨竜という死王の次の一手によって阻止されることになる。
>「ぐ・・・・・・あああああァァアァァッ!!」
ラルヴァはモロに炎のブレスを受けてしまって、体を焼かれる痛みが絶叫によって現れる。
>「し、仕方無い・・・本当、こういうのはあまりやりたくないんだけど・・・・・・《石針の胞衣》」
死王とのによっていくつもの火傷を負っていると思われるラルヴァはなにを思ったのか、石の針を発生させて自身を傷つけはじめたではないか?
これは一体なにを意味するのだろう…決して狂ってしまった様子ではなかったし、あきらめて自害をしてしまったのだろうか?
さきほど光で眼を眩ましていた猫がゆっくりと警戒しながら歩みよってきて、ラルヴァの生死を確かめようとしている。

火炎によってまたしても身を焦がすことになったが、強行突破で今度は骨竜に攻撃を加えようと拳を振り上げた…。
一人の力まかせの拳によって簡単に骨が砕けようものなら、竜などはここまで人に恐れられる存在になどなりはしない。
当然のごとくレイドの拳ははじかれてちょっとした衝撃で骨を揺らすことしかできなかった。
赤い眼でじろりとレイドを睨みつけると鼻を鳴らして「ぐるる」と唸り始めた骨竜。
…どうやら怒らせてしまったようだ。

頭を下げることによって態勢を低くし、一歩レイドから下がるとそのまま勢いをつけてレイドめがけて体当たりを繰り出した。
固い骨を武器にして力任せに突撃をするのは、生前の威力を誇ることはないにしても受ける衝撃は並外れてはいない。

26 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/18(金) 22:00:47 0
>24
> 「・・・・・・どうして?」
「…本当、どうしてかしらね。」
エルザにはわからなかった。

ロックに報いようとしない事を、心のどこかで正当化していた自分が。
本当は生きている意味など無いのに、それをずっと探して足掻いている自分が。
そして何より、裏切られた(と感じた)リリアーナを芯から嫌いになりきれない自分が。

「どうして私は生まれてきたのかしら…生きていたって、誰かを傷つける事しかできないのに…
 “壊し足りない”自分が嫌い…私はいつも、誰かを傷つけていい口実を探しているんだわ…
 さっきね、虎の女の子に会ったの。彼女は私に優しかったけど、私は彼女が疎ましかった。
 本当どうでもいいことだったのに、私は彼女を蔑んだ。彼女が悪いのよ。
 だって、彼女は私に似ていたから…私は一番私が嫌い…大嫌い!」

ロックの事を考えても、もう胸が苦しくなくなったのも不思議だった。
ただふと、明日の新聞の一面はスフィンクスかもしれない…などと馬鹿らしい考えが脳裏をよぎった。

「きっ、気持ち悪っ!何よアレ!?」
降下中のエルザ達に嫌でも目に付いたのは、
燃え盛る校舎の光に照らされた、巨大生物だった。
そう、嫦娥6号である。
「アンディ、あのカエルもどき、ミルクが怪我をした事と何か関係があるの?」
エルザは、できればアンディにNOと言って欲しかった。
「あんなのには私、近づきたくないわ!」

27 :ランドアンド ◆4itHF4b6fw :2008/07/19(土) 00:13:21 0
>18 >24

>「お 生 憎 様!」
エルザがアンドに叫ぶ、どうやら地雷か何かを踏んでしまったようだ。
だがむしろこの反応でやはり何かあったことをアンドは理解した。
しまいにはリリアーナに皮肉すら言い始める。
皮肉をまともに受け取ってつらいのか妙な沈黙が続き、
リリアーナはエルザの方を見もせずに口を開いた。
>「・・・・・ロックなら、確か、男子寮、にエルザを探しにい、行くって」
リリアーナ達の会話をアンドはただ黙って聞いている。
(リリアーナがママでパパはロック?なるほどねぇ・・・・・・なんとなしに
 リリアーナがエルザを娘だと思う理由が分かってきたような気がするぜ。
 しかし、なんでロックがパパになってくるんだ?パパになるには無邪気すぎねえか?)
しかし、エルザがロックのことを特別視していたのもアンドは分かっていた。
仲が悪いのかと思ったがこの前の鼓膜の件では異常なまでに動揺していた。
性格や性質的には真逆といっていいほどなのに・・・・・・
その時アンドはあることに気付く。エルザとロックにはどこか欠落した部分があるということ。
馬鹿馬鹿しいとは思いつつもアンドは一つの仮説を立てていた。
(ロックとエルザは魂の片割れ?オレやランドと同じように・・・
 だったらさっきリリアーナが言っていたことともつながってくる。)

その会話のあとエルザは急に元気をなくした。
(やれやれ急にキレたりいきなり沈み込んだりよくわからねえやつだぜ。)
>「お守りなんかいらない…私、最低だから。」
>「・・・・・・どうして?」
自分を最低だといったエルザにリリアーナがどうしてと聞き返し、
アンドの腕を掴み注意を引きエルザの方をむく。
フォローでもしろというのか?それに対しアンドはしばらく何も言わない。
それもそのはず、アンドは傷ついている人間を慰めたりするのには向いていない。
だいたいが傷つける側なのだ。だれかを助けたりするような人間ではない。
そのことは本人が一番自覚している。
今回のミルクのこともさっきのエルザのこともリリアーナが助けにいこうと言ったからにすぎない。
もちろんリリアーナの言葉を聴くのも悪い印象を与えては後々面倒になると思ってのことだ。

28 :ランドアンド ◆4itHF4b6fw :2008/07/19(土) 00:14:28 0
>26
>「どうして私は生まれてきたのかしら…生きていたって、誰かを傷つける事しかできないのに…
>“壊し足りない”自分が嫌い…私はいつも、誰かを傷つけていい口実を探しているんだわ…
>さっきね、虎の女の子に会ったの。彼女は私に優しかったけど、私は彼女が疎ましかった。
>本当どうでもいいことだったのに、私は彼女を蔑んだ。彼女が悪いのよ。
>だって、彼女は私に似ていたから…私は一番私が嫌い…大嫌い!」
エルザの悲惨ともいえる叫びにアンドは振り返る。普段なら他人の嘆きなど
放っておくところだがエルザの言葉が気にかかった。
「生きる意味も生まれた意味も最初から決まるもんじゃねえ。
 お前は自分自身が嫌いだから生まれた意味なんてない≠チて決めたいだけだ。
 その方が楽だから・・・・・・誰かを傷つけることしかできないのは自分自身が嫌いだからだ。」
アンドにはエルザが自分と少しかぶって見えた。
望まれていなかった生。作られた存在。エルザに少しだけ自分と同じ匂いを感じ、
アンドは自分自身が生まれた時のことを思いだしていた。

視線を逸らすエルザの目をアンドは見つめ続ける。
「人は最初から人なんじゃねえ。自分自身で人になっていくもんだ。
 ここまで言ってもまだ自分を壊したい≠ネら本当に消えちまえ。
 消えたほうがお前にとっても幸せだ。
 じゃねえとオレみたいに相手に憎まれることで自分自身の存在を確認するような歪んだやつになっちまうかもしれないぜ?」

その後大鷲は校舎跡が見えるぐらいに降下していく。
どうやらまだケオス達は蒲蛙を倒すことができてないようだ。
グロテスクな蛙に思わずエルザが反射的に気持ち悪いと叫ぶ。
>「アンディ、あのカエルもどき、ミルクが怪我をした事と何か関係があるの?」
「関係おおあり。むしろあいつ以外にどいつが居るってのよ?
 むしろあいつの周辺にミルクがいると思えばラッキーじゃねえか。」
アンドはそうエルザに切り返しながら下を伺う。
下では生徒達が魔法を使いあい殺しあっている。
「あのヒス女がなんかしやがったな?」
>「あんなのには私、近づきたくないわ!」
「お前さっきの龍に対しては強気なのになんで蛙はダメなんだ?
 気色悪いってか?・・・ったく・・・・・・これだから女は面倒くせえんだよ。」
騒いでいるエルザに呆れた表情を浮かべたあとアンドは大鷲に蛙周辺をとびミルクを探すよう命令を下す。
「嫌がるなよ?お前が助けにいけっつったんだからな。」

29 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/19(土) 19:24:37 0
>26 >28
「良かったねエルザ、自分の嫌いな部分を知ることができて。
 それはね、エルザが成長したって事なの。それはとてもすばらしいことなのよ?
 だって、自覚しないと何も始まらないでしょう?」
アンディの話が終わったあと、リリアーナはとりなすように口を開いた。
フードからかろうじて覗く口元がかすかに微笑んでいる。ようやくミュータントポーションの反動が抜けたようだ。
「自分の事が嫌いなら、好きになれるよう変われば良いのよ。
 私も自分のいやなところが一杯あるわよ?ダメなところとか・・・偽善者っぽいところとか?
 どう頑張っても変えられない部分だってある」
リリアーナは目を伏せ、自分の姿を見下ろした。
「でも、自分を嫌ったりしないわ。自分自身ですら見放すものを、人に愛して欲しいなんて虫が良すぎるでしょう?
 自分を知って、嫌いになって落ち込んで、そのあとどうするか?ここでどう動くかはエルザ次第よ。
 誰もエルザの人生を代わってあげられないし、誰にも本当の意味でエルザの苦しみを理解できないわ。
 ――――でもね、代わってあげられなくても、傍にいて、力になりたいと思う人があなたの周りに何人もいるわ。
 エルザは一人じゃないんだから、少しは頼って欲しいな」

リリアーナはアンディの袖をひくと、そっと耳打ちした。
「今のはエルザだけじゃなくアンディにも言ったのよ?」


下界に下りてまず目に付いたのは、崩壊し派手に燃え上がる校舎と嫦娥6号だった。
エルザは嫦娥6号を見て悲鳴をあげた。
>「アンディ、あのカエルもどき、ミルクが怪我をした事と何か関係があるの?」
>「関係おおあり。むしろあいつ以外にどいつが居るってのよ?」
>下では生徒達が魔法を使いあい殺しあっている。
リリアーナは言葉をなくした。傍にいるもの同士が片っ端から殺しあっている。
これでは戦略も何もあったものじゃないだろう。
「あのヒス女がなんかしやがったな?」
「なんか・・・・・気持ち悪・・・・・・空気が淀んでて・・・まるで変な儀式に迷い込んだみたい」
リリアーナは思わず口元を押さえた。

>「あんなのには私、近づきたくないわ!」
>騒いでいるエルザに呆れた表情を浮かべたあとアンドは大鷲に蛙周辺をとびミルクを探すよう命令を下す。
>「嫌がるなよ?お前が助けにいけっつったんだからな。」
「でもアンディ、ミルクは校舎近くにいたんでしょう?この火の勢いでは・・・・・・。
 治療もこなせるケオスさんとうまく合流出来ていると良いんだけど。
 ねえ、ミルクだけじゃなく他の皆も探しましょう。
 特にフリージアは氷のスーツを着てるから、きっと目立つと思うのよ」


30 :アルナワーズ=アル=アジフ ◆O.bcTAp6QI :2008/07/19(土) 23:50:05 0
フィジル島全体で激しい戦いが繰り広げられる中、アルナワーズは相変わらず時空の狭間で寛いでいた。
とはいえ、この場所も少々様変わりしていた。
ミシミシと軋むような音が鳴り続いている。
リバース世界より空間のひずみやヒビの影響が顕在化が大きいのだ。
「相も変らず高見の見物か?」
軋みを気にせず幾多の画像を見入るアルナワーズだが、その声には反応し、ゆっくりと後ろを向く。

「あらぁん、教頭先生。ご機嫌麗しゅう。
私のようなか弱い女は見ているだけで精一杯ですものぉん。
それより、教頭先生こそ焼き出されたにしては随分と綺麗なままで。」
背後に立っていたのは教頭だった。
にっこりと微笑みながら一礼。
その様子に少々顔をしかめるが、アルナワーズは気にした様子はない。

「今のところ見所は校舎と図書館ですわよぉん。
ちょっとノイズが酷いけど。
ベアトリーチェは粛々と儀式を進めているし、死者の王は・・・
死の象徴も死の無い世界では退屈でしょうねぇん。」
そう指し示す二つの画像は時折乱れ、断片的なものとなっていた。
それぞれの地点に集中する魔力が大きく、力場が歪み映像として察知しきれないのだ。

そんなアルナワーズの様子に教頭は小さく息をつき背を向ける。
「あらぁん、一緒に見ていかれませんの?」
去っていく教頭の背に声をかけるがそれが止まる事は無かった。
「馬鹿モン。のんびり見ていられるか。
管理者にはそれなりの仕事があるんじゃ!」
アルナワーズの言葉をぴしゃりと遮り姿を消した教頭。

「あらあら。お仕事お疲れさまぁ〜。」
みしみしと軋む時空の狭間にてアルナワーズは既に消えた教頭へ小さく手を振るのであった。

31 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/20(日) 08:15:52 O
>23>28>29
>「嫌がるなよ?お前が助けにいけっつったんだからな。」
「わかってるわよ!うるさいわね!」
>「でもアンディ、ミルクは校舎近くにいたんでしょう?この火の勢いでは・・・・・・。
> 治療もこなせるケオスさんとうまく合流出来ていると良いんだけど。
> ねえ、ミルクだけじゃなく他の皆も探しましょう。
> 特にフリージアは氷のスーツを着てるから、きっと目立つと思うのよ」
「ねえ、ちょっと待って!ほら、あそこ!ベアトリーチェ!
 ベアトリーチェがカエルの頭に乗っているわ!」
エルザは怪訝そうな顔をしてアンディを見た。
「カエルがミルクを傷つけたの?でも、なんでそのカエルにベアトリーチェが…?」
エルザはまだ、ベアトリーチェがこちらの味方だと思っていた。
「よくわからないけど、私、彼女と話してくるわ。
 だって彼女なら、みんながどうしたのか知ってそうだもの。」
エルザはそう言うと、上空からカエルの頭上に近づいた。
しかし、カエルが何か液体を噴き出しているのを見て、エルザは止まった。
理由は簡単である。気持ち悪いからだ。
「もう、だから爬虫類って嫌いなのよ。」
エルザがベアトリーチェに接触するのは、きっと毒液が止んでからになるだろうが、
ミルクが現在怪我をしているなら、あまりゆっくりもできない。
カエルがずっと気持ち悪いままなら、エルザは遠くから大声で彼女に呼びかけることになるだろう。

32 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/20(日) 09:45:03 0
>15
>「何やってますのよ!」
>またもやルズを引っこ抜くフリージア
「ああ、死ぬかと思いましたわ〜フリージア女王様、ありがとうございます!
 女王様はルズの命の恩人なのですわ〜」
ルズはごろごろと喉を鳴らすと、小さな頭をフリージアに擦り付けた。
「さあ、気を取り直して巨大カエルの元にかえるのですわ〜!!」

ぴゅ〜と冷たい風が吹きぬけた。


「わたくし思うのですけれど、使い魔カプセルの中に誰かが入っているのを外から見分けるのは難しいのですわ〜。
 ということは、気配を完全に絶てるということですのよ〜。
 『○○○!君に決めた!』とか大声で叫ばなければ、奇襲を仕掛けるのにはもってこいのアイテムだと思いませんこと〜?
 これを使って何かうまい作戦を立てられませんかしら〜」

そんなことを話しながら、砂漠と学園校舎の境目まで戻ってきたルズ。
そこで目の当たりにしたのは、生徒達によるバトル・ロワイヤルであった。
「ベアトリーチェ様・・・いいえ、ベアトリーチェの言葉を真に受けてしまったようですわ〜!
 お二人とも〜やめるのですわ〜」
ルズは殺しあっている女子生徒達に輪って入ろうとしたが、あっさり吹き飛ばされた。
「うう、ダメなのですわ〜。白百合騎士団同士で争いあうなんて・・・・・・あんまりなのですわ〜」

ルズは鳴きながらケオスの頭によじ登り、大きく息を吸い込んだ!
「ベアトリーチェ!障壁を貫通する石化毒を流したとデマを流してよくも生徒達を潰しあいさせましたわね!
 最後に残った一人に解毒剤もペンダントも全部やるなんて大嘘までついて!!
 そのような悪逆非道、天が許してもこのルズが許しませんわ!」
びしい!とベアトリーチェを指差すが、おそらくルズではなくケオスが喋っているようにしか見えないだろう。
「その使い魔もおかわいそうに!そこまで大きくなっては現実世界で生きるのは無理でしょうよ。
 悪い主人を持ったばかりに、道具のように使い捨てされて!」
まだまだ言い足りないようであるが、そんな事をしている状況ではなさそうだ。





 でも今は生徒達を止めるより、ベアトリーチェ様を何とかする方が優先ですわね〜」
ルズは半べそをかきながら戻って来た。

33 :ヴァンエレン・ブランカート ◆u1rU/e.jL2 :2008/07/20(日) 20:24:54 0
>17
>「天の雷よ……僕の意思の元一つに集え!!招来!!」
マオが天高く手を上げて荒ぶる天に向けると、まるで応えるかのようにかざした手に集まってくる雷たち。
>「ぐぅっ……」
何本もの雷がまとまってできた強力でそれを制御しているマオも感電はしてないものの、制御しているのは辛そうだ。
苦しそうなマオだがまだこれだけでは終わらずにさらに電気に変化を加えようと魔力を込めはじめた。
>「ここからが本番だ!
>――万雷を束ね一刃と成し―――万象一切を塵へと帰す――」
バチバチと音を立てて形などないものは刃と化して、敵を穿つ巨大な刃へと変形した。

>「刃馬一体!!」
「刃馬一体!!」
二人の声が重なる。
意図したわけではないが確かにこの時、二人の心はひとつとなったのだ。
>「駆けろサンダー一号!その稲妻の名の如く!!」
ヴァンは前を見据えながら無言で頷くと、さらに速度を上げていき神速の勢いで巨大蛙に接近していった。

>22>20
ベアトリーチェは雷の力を得たマオの存在に気がつき、即座に危険性を理解して迎撃の体勢にうつったようだ。
>「だが・・・!お前には狡さがねえんだよっ!!」
やはりこのまま素直に斬られてやる気はないようで、前足両方を使っての二段構えで蛙は待ち受ける。
>「あーーーーーーーー!!!」
痔だったのかそれとも浣腸嫌いだったのか…ともかくすごい効き目でクリスの尻への攻撃に対してひるんで大きな隙ができる。
>「んでだよ!?お前ら!なんでなんだよ!!
>生き残るのは一人なんだぞ!優勝するのもっ!!!
>どうせ裏切るか殺しあうしかねえのにっ!!!なんでだあああ!!!」
「…どうしてだろうな。
 私にもわからん」
マオにもクリスにも…ましてやベアトリーチェにも聞こえぬようにほんの小さな声で言うヴァンの呟きは風に溶けていった。

人馬は蛙の懐にもぐりこんでいって、攻撃の体勢に入り接近戦に持ち込む。
これだけの図体なのだからはずれることはまずありえない。
一撃で仕留めるためには大振りでかつ深く損傷させる必殺である必要があった。
マオが放ついかずちの刃の強烈な一撃は豪快に蛙の腹を裂いて傷口を焦がして、致命傷なのは間違いないだろう。
>その疣の一つ一つから黄色い毒液が飛び出した。
>まるで流星雨のように嫦娥6号周辺に万遍名悪降り注ぐのであった。
「あの女はまだあきらめてはいないようだな。
 上空にいる奴はすぐにどこかへ避難しろ!」
使い魔に最初に支給された魔法の本を持ってこさせて、馬の姿のまま魔法を詠唱する。
「人を創るに最良なる言葉 人の根源にある心を開き 平安を齎し神霊達の魂を 今呼び起す!」
北のほうからひとつの風が来た。
やがて恐ろしいほど強い突風となり、葉や蛙から発生した毒液を風に乗せてかなたへと飛ばしていく。
しばらくして風がやんだ頃には毒液は一滴も地面にはこぼれておらず、静寂だけが残されていった。
「…終わったか?」

34 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/20(日) 20:45:36 P
>32
>「わたくし思うのですけれど、使い魔カプセルの中に誰かが入っているのを外から見分けるのは難しいのです

わ〜。
 ということは、気配を完全に絶てるということですのよ〜。
 『○○○!君に決めた!』とか大声で叫ばなければ、奇襲を仕掛けるのにはもってこいのアイテムだと思い

ませんこと〜?
 これを使って何かうまい作戦を立てられませんかしら〜」

「なるほど・・・・」
フリージアは考え込む

「ただ・・・確かこの中では外より早く時間が進むのよねえ」
それは中の人間は外の人間より早く年を取ってしまうという
女性にとっては重大な問題を抱えているという事だ

「でも詠唱に時間が掛かる強力な呪文を短期間で完成させるのにぴったりですし」
つまりフリージアはフリージングディストラクションの準備をこの中ですればすぐにでも発射できると言って

いるのだ

「でも年を取っちゃうのは嫌ですわ」
どうしようかと悩むフリージア

「・・・・・決めましたわ!私、中に入ってフリージング・ディストラクションの準備をいたしますわ!!」
ようやく年を取る覚悟を決めたフリージア

多分イベントが終わったらみんなこの世界に入る前の状態に戻ると思うのだがフリージアはその事をすっかり

忘れているようである

「そして隙を見て一発カエルさんにかまして差し上げますわ!!」お嬢様らしくないセリフと共に決意を表

すフリージアであった


目の前では白百合騎士団の女性徒達が闘っている
それを止めようとするルズ

だが簡単に吹っ飛ばされる・・・・
「白百合騎士団の結束とか何処にいっちゃったのかしら?」
フリージアは誘われるままに白百合騎士団に入らなくて本当に良かったと思った

「止めるんだったらスリープクラウドとかスタンとかチャームとか相手を傷つけずに止める魔法をって
 ・・・・このメンバーで使える人居ませんでしたわね」


何で攻撃魔法ばかり覚えてしまったのだろうか?フリージアはちょっぴり後悔した




ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)

35 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/20(日) 23:13:31 0
>33
反り返り嫦娥6号の脇を神速で駆け抜ける人馬は一閃の刃と化す。
巨大な雷の刃は巨大な腹を切り裂いていく。
粘液を蒸発させ傷口を焼くだけでは飽き足らず、刃から迸る雷は内部から焼き斬っていく。
「グガガギャギャアアアアアア!!!!」
この世のものと思えない叫びはヴァンエレンの呼んだ一陣の風が飛び散る毒液と共に吹き飛ばされる。

ズズン・・・と地響きを立てて嫦娥6号の巨体は崩れ落ちた。
その光景は校舎で戦う生徒達の動きを止めるに十分だった。
いや、一種の放心状態といっていい。
広がる静寂にただ異臭が立ち込めはじめている。

>31>32
その静寂を最初に破ったのは空からのエルザ。
エルザが見たベアトリーチェは先程までとは違い妙に穏やかな表情をしていた。
マオの雷の刃は恐ろしく強力で、嫦娥6号に致命傷を与える事に成功した。
しかし、その巨体と炎属性の体が故に全体を感電させ焼き尽くすには至らなかったのだ。
そう、ベアトリーチェ自身には殆ど攻撃は届いていなかったのだ。

エルザに気付くと、ベアトリーチェは不適に笑いかける。
まるで嫦娥6号を倒されたというこの状況を全く意に介していないかのように。
「よう、裏切り者が何の用だ?いや、別に責める訳じゃねえよ。
自分の為に信頼してペンダントを託した人間を裏切る。
全く以って誰よりも人間らしいよ。
そういうお前の事、好きだぜ?
お陰で私もやりやすくなったからねえ。
良心の呵責も無くリリアーナ以外を皆殺しにすればいいってなったんだから。
死んでしまえば裏切れないだろう?
だからフリージアもミルクも殺してやったよ。
勿論お前もこれから殺すから。」
嘲笑と共に宣言すると、次は地上から声が届く。

> 悪い主人を持ったばかりに、道具のように使い捨てされて!」
「黙れルズ!てめえの物差しで勝手に計ってんじゃねえ!」
ギロリと睨む先にはケオスが。
しかし、前の台詞で堂々と「このルズが許しませんわ!」と宣言してしまっているので意味がない。
とはいえ、ルズもケオスも今のベアトリーチェには殺す対象として全く違いがないので名乗らなくとも変わらないのだが・・・
「使い捨て?生きられない?その言葉を軽々しく吐くなっ!この子は私の娘だっ!!!」
絶叫と共に膨れ上がるベアトリーチェ。
体内薬物調合により、極限まで肉体を強化していく。
そして振り下ろされる拳。

***バキャ!!***
それは嫦娥6号の頭蓋が叩き割られる音だった。
それからの不快な音が続く。
何度も何度も拳を振り下ろし、嫦娥6号の頭を叩き割りベアトリーチェは沈んでいく。
ベアトリーチェの体が殆ど嫦娥6号の頭に埋没しても音は続く。

頭を叩き割られた嫦娥6号は、既に致命傷を与えられたというのに突然痙攣するように暴れだした。
ところかまず手足をバタつかせ・・・否、もはや痙攣に近いだろう。
それでも巨体である、それだけで単純な痙攣は周囲に甚大な被害をもたらす。
不規則な巨大な手足の動きだけでなく、それによる瓦礫の飛散も馬鹿にならないのだ。

更に恐ろしい事に、嫦娥6号はメスだったようだ。
50センチほどのオタマジャクシが無数に中を舞い、動く者全てに体当たりをし、噛み付き、削り取る。

36 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/07/21(月) 01:11:47 0
>23>31>32>33>35
剣を水平に構え、巨大生物の後ろに向かって走る。
そしてその勢いのまま思いっきり【そこ】に突き刺した。
>「あーーーーーーーー!!!」
「本当に効いてる…」
半信半疑で特攻したので、あまりの効果にびっくりする。
・・・実際はフリージアのおかげなのだが。

このままでは剣の本体まで腐食してしまうので、風の刃だけを残して【そこ】から抜いていると、
ベアトリーチェが叫んだ。
>「んでだよ!?お前ら!なんでなんだよ!!
 生き残るのは一人なんだぞ!優勝するのもっ!!!
 どうせ裏切るか殺しあうしかねえのにっ!!!なんでだあああ!!!」

ちょうど風の刃を三度出した頃、巨大生物の背中から無数の疣が出現し、一つ一つから黄色い毒液が飛び出してきた。
正直言って今のクリスにこの攻撃を切り抜ける術はない。
移動力強化はついさっき効果切れしたのだ。
>「グガガギャギャアアアアアア!!!!」
>「あの女はまだあきらめてはいないようだな。
 上空にいる奴はすぐにどこかへ避難しろ!」
>「人を創るに最良なる言葉 人の根源にある心を開き 平安を齎し神霊達の魂を 今呼び起す!」
だが、吸血鬼が北風を呼び起こし、毒液を一滴も残さず巨大生物の叫びとともに上空へ吹き上げた。

>「…終わったか?」
できれば終わっていてほしい。
だがその希望も空しく、ベアトリーチェは上空に向かって話し始めた。
>「よう、裏切り者が何の用だ?いや、別に責める訳じゃねえよ。
 (中略)
 勿論お前もこれから殺すから。」
さらに皆殺し宣言までしてくれる。
あの巨大生物の他にもまだ手段が残っているのだろうか?
魔力がもつか心配なので、今のうちに霊酒を1本飲んでおこう。
ついでにマオと吸血鬼に合流しておくことにした。

>「ベアトリーチェ!障壁を貫通する石化毒を流したとデマを流してよくも生徒達を潰しあいさせましたわね!
 最後に残った一人に解毒剤もペンダントも全部やるなんて大嘘までついて!!
 そのような悪逆非道、天が許してもこのルズが許しませんわ!」
>「その使い魔もおかわいそうに!そこまで大きくなっては現実世界で生きるのは無理でしょうよ。
 悪い主人を持ったばかりに、道具のように使い捨てされて!」
>「黙れルズ!てめえの物差しで勝手に計ってんじゃねえ!」
>「使い捨て?生きられない?その言葉を軽々しく吐くなっ!この子は私の娘だっ!!!」
霊酒を飲み終わって、ベアトリーチェの方を向くと、嫌な音を立てながら巨大生物の中へともぐっていった。

しばらくすると致命傷を負い動けないはずの巨大生物は痙攣を始め、50センチほどのオタマジャクシのようなものが無数に中を舞い始めた。
「あれから出てきたってことは毒持ち…だよな?」
巨大生物から距離をとりつつ、近くにいるマオと吸血鬼に確認を取る。
毒持ちならば燃やした方が速そうだ。

飛んでくる瓦礫や巨大生物の足に注意しつつ左手に魔銃を持って火の魔力を溜める。
そして大量の火の弾をオタマジャクシに向かって撃ちだす。
こっちに突っ込んできたオタマジャクシのほとんどは火の弾に当たり、燃えていった。

37 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/07/21(月) 01:42:55 0
>33

>「だが・・・!お前には狡さがねえんだよっ!!」
僕たちを迎撃しようと両前足をゆっくりと持ち上げる。
「確かに僕に狡さはないさ……だが……」
>「あーーーーーーーー!!!」
「お前と違って僕には仲間がいるのさ。
 それにどっちみち僕は狡い手なんて使う必要なんてない!」
クリスの攻撃を食らいのけ反り倒れるカエルを見て僕は言う。
驚きはしなかった。クリスが足止めしてくれると僕は信じていた。


>「んでだよ!?お前ら!なんでなんだよ!!
>生き残るのは一人なんだぞ!優勝するのもっ!!!
>どうせ裏切るか殺しあうしかねえのにっ!!!なんでだあああ!!!」
最後の負け惜しみかベアトリーチェが大声で叫ぶ。
「知りたかったら僕に土下座でもするんだな。そしたら教えるのを考えてやってもいい!!」
そして僕とサンダー一号はカエルに向かって全速前進!!
風を切り正に稲妻の如く駆け、僕も雷の刃を構え必殺の一撃を解き放つ!!
「チェストォォォォォォオオオオ!!」
今僕たちは駆け抜ける一閃の刃となりカエルの腹を切り裂く!!
雷の刃はカエルの粘液を蒸発させ内部の細胞を焼き尽くし、
魔力すら蝕む毒だろうとお構いなしに全てを焼き切っていく!
>「グガガギャギャアアアアアア!!!!」
カエルの断末魔……それもヴァンの起こした風に毒と共に乗り掻き消えていく。
「―――我らに―――断てぬ者無し―――」
地響きを立て崩れ落ちるこの巨体……
役目を終えた雷の刃はまるで光の粒子のように空へと散っていく。
生徒達の争う音も消え、そしてあたりに静寂が訪れる。

>「よう、裏切り者が何の用だ?いや、別に責める訳じゃねえよ。
「なに!?莫迦な!!」
振り向くとそこにはベアトリーチェ……まさか今のでやられていないのか?
……そうか、あのカエルが大きすぎたんだ。おそらくあいつにまで電流など達していなかった。
少しばかし見積もりが甘かったか……
だがまあいい。とりあえず一番の脅威はつぶすことができた。
環境の整っていないベアトリーチェごとき、エリートの僕ならば十分に倒せる。

そう考えているとベアトリーチェがおぞましいことをしはじめる。
巨大カエルの頭を自分の手でつぶし中にもぐっていっている。
「どうしたんだあいつ?ショックでおかしくなっちゃったのか?」
元からキテてるとは思ってたけどここにきて真性になっちゃったかと思っていると
いきなりカエルが痙攣をしはじめる。うわぁ……その気持ち悪さに思わず身を引く僕。
すると今度はまたすさまじく大きいオタマジャクシが無数に飛び出て宙を舞う。
>「あれから出てきたってことは毒持ち…だよな?」
「ていうか登場の仕方からいって毒持ちで決定……」
クリスが魔銃でオタマジャクシを駆除していく……
しかし、これ正直どこぞのスプラッター映画よりもよっぽど気持ち悪いし怖いぞ。

そんなことを考えているとクリスが捌ききれなかったオタマジャクシがこっちに向かってくる。
「―――Grasp magnetic―――!!」
僕は咄嗟に磁力系の魔法を唱えオタマジャクシを+、地面を−に変える。
もちろんオタマジャクシは下へ向う磁力によって落ちる。
「やれやれ……最後の最後まで面倒な……」




38 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/21(月) 07:50:43 0
>31
>「よくわからないけど、私、彼女と話してくるわ。
> だって彼女なら、みんながどうしたのか知ってそうだもの。」
「待って!ダメよ、ベアトリーチェちゃんは私以外を皆殺しにする気なのよ!・・・戻ってってば!」
リリアーナは大声で叫んだが、あっという間に飛び去ったエルザの耳には届かなかったようだ。
「どうしようアンディ、エルザ、ベアトリーチェちゃんが危険だって知らないのよ!」

何人かの生徒が嫦娥6号と交戦中のようだ。嫦娥6号が押されている。
あの巨体に果敢に挑む様子に目を凝らすものの、戦っている生徒達の中にフリージア達の姿は見えない。
「皆、一体どうしたのかな・・・・・・」
リリアーナの心にヒタヒタと絶望感が満ちてきた。

その下界から突如恐ろしいほど強い突風が吹きつけてきた。
それは嫦娥6号が噴出した毒液をすべて空のかなたへと吹き飛すために起こされた風のようだ。
だがだが間が悪い事に、毒を含んだ風はリリアーナ達がいる方角へと飛来してきた。
「わー!アンディ何とかして〜!!」
リリアーナはアンディをがくがく揺さぶった。


39 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/21(月) 19:31:59 0
>33>35
「げーっ!げーっ!…最悪…口の中に入ったわ…」
避難しろと言われても(そもそも誰が言ったのかもわからないが)、
エルザにとって簡単に非難できるものではなかった。
毒液を含んだ風を、もろに受けてしまったのだ。
しかし、エルザは人形であるし、今は全身鋼でもある。
毒液は、精神的なものを除けばエルザに害は無かった。

さて、エルザがベアトリーチェに近づくと、すぐ彼女の方から気づいてくれた。
> 「よう、裏切り者が何の用だ?いや、別に責める訳じゃねえよ。
> 自分の為に信頼してペンダントを託した人間を裏切る。
> 全く以って誰よりも人間らしいよ。
> そういうお前の事、好きだぜ?
> お陰で私もやりやすくなったからねえ。
> 良心の呵責も無くリリアーナ以外を皆殺しにすればいいってなったんだから。
> 死んでしまえば裏切れないだろう?
> だからフリージアもミルクも殺してやったよ。
> 勿論お前もこれから殺すから。」
思いがけない彼女の言葉に、エルザは頭の中が疑問の言葉で一杯になってしまった。
裏切り者?私?フリージアとミルクが死んだって、ベアトリーチェが?
でも、どうして?ベアトリーチェは味方じゃないの?裏切り者って、自分の事?
私を殺すですって?私、ちゃんと返ってきたのに?

ようやくプチパニックから回復したのは、ベアトリーチェがカエルの頭を割ったショックからだった。
おかげで、ルズやケオスたちの存在に気づけなかったし、
頭の中はまだごちゃごちゃしたままであった。
それでもハッキリとわかっていたのは、彼女を何とかしなければいけないという事だ。
やや混乱した頭のまま、エルザは叫んだ。
「お前こそ、私が好きになってやる!」
さて、失言というものはたいていは頭の中がたくさんの言葉でこんがらがって、
その中で一番出口に近かった言葉が溢れて起こるものである。
エルザの叫びはまさにそういった意味での失言だった。
しかし、エルザは自分が意味不明な言葉を口にしたことさえ気づかず、
嫦娥6号の頭上まで再び飛ぶと、埋もれつつあるベアトリーチェに両掌を向けた。
頭にかじりついてきたオタマジャクシさえ、今のエルザは気づいていないようだった。
「ヘクト・プレッシャー!!」
エルザは真下にいるベアトリーチェに圧力波を放った。
カエルの肉と圧力波の板ばさみでつぶれてしまうか、
カエルの肉を突き破って下の地面に叩きつけられるか、
エルザにはどうなるのか見当がつかなかった。
ただし、もしもベアトリーチェが回避ではなく防御で圧力波を防ごうとしたなら、
エルザは即座に衝撃波を重ねて発射し、その防御ごと破壊するつもりだ。

40 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/22(火) 19:16:59 0
>34-35 >39
エルザは毒液を被ったようだが、効果がないようだ。
リリアーナはほっとしたが、すぐにキッとした表情で叫んだ
「勝手にエルザを裏切り者呼ばわりしないでよ!!それにミルクとフリージアを殺したってどういうことよ!!」

リリアーナは硬い表情でアンディに話し掛けた。
「アンディ、今のベアトリーチェちゃんの話本当だと思う?
 ミルクとフリージアを殺したって言ってたわ。でも、復活するとしたら一番近いゴミ箱ってあそこでしょう?」
リリアーナは燃え盛る校舎を指差し、絶望的な表情を浮かべた。 
「どうしよう、あれではとても復活できないわ!!」

> 悪い主人を持ったばかりに、道具のように使い捨てされて!」
>「黙れルズ!てめえの物差しで勝手に計ってんじゃねえ!」
「アンディ、あそこ見て!」
リリアーナは遠くに見える人影を指差した。
やはりフリージアとミルクの姿は無い。リリアーナは気持ちを奮い立たせて、言った。
「ルズと・・・・・・多分ケオスさんだわ!!あの二人なら何があったか知ってるかも!!」

>「使い捨て?生きられない?その言葉を軽々しく吐くなっ!この子は私の娘だっ!!!」
>絶叫と共に膨れ上がるベアトリーチェ。 そして振り下ろされる拳。
バキャッと身の毛がよだつようなおぞましい音が響いた。
おそらく今のは、嫦娥6号の頭蓋骨が叩き割られた音だろう。
「ベアトリーチェちゃん、あなたって人は・・・・・!」
その音は何度も何度も続いた。
「なぜ殺すのよ!嫦娥6号が戦えないなら使い魔カプセルに入れれば済む話でしょう?!」
リリアーナは激昂し感情のままに叫んだ。
「体が大きすぎるなら小さくすれば良いじゃない!
 その使い魔を娘と呼ぶのなら、どうして大事にしないの!どうして愛さないのよ!
 娘と呼べばその命さえ親の好きにしてもいいでもと思ってるわけ?そんなの間違ってるわ!!」

瀕死の嫦娥6号は突然痙攣するように暴れだした。
だがその力はいまだ衰えず、校舎の破片はリリアーナ達の場所まで飛んできた。
破片だけでなく、嫦娥6号から生まれた大量の巨大オタマジャクシも宙を舞う。
当然、地上は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。

「ルズ!ケオスさん!」
リリアーナはケオスとルズの名前を呼んだ。
>「お前こそ、私が好きになってやる!」
どこをどうやったらそうなるのか理解不能だが、リリアーナはとりあえず棚上げし、叫んだ。
>「エルザ危ない!そのカエルは毒を持ってるしオタマジャクシは肉食――――・・・」
だがリリアーナの警告の言葉は尻すぼみになった。
エルザはオタマジャクシに思いっきり齧られているようだが、怪我はおろか気づいてすらいないからだ。
(でも、エルザのスーパーハードニングは無敵って訳じゃないんだよね)
リリアーナは、ロックバスターでエルザのオタマジャクシを撃ち落した。
それを皮切りに、瓦礫やオタマジャクシの進路を変えてエルザと自分たちの身を守ろうとする。

「わっ・・・わわわわっ?!」
足元がぐらりと揺れた。援護に夢中になっていたリリアーナは思いっきりバランスを崩した。
もう羽は無い。
このまま地面へと転落すれば、ただではすまないだろう。

41 :レイド ◆M07.CI9OF2 :2008/07/22(火) 21:15:06 O
>25「うげっ!かてぇ!」
俺の予想以上に竜の骨は硬かった。
砕くどころかヒビすら入らない。
たかが骨の分際で生意気な野郎だ。
…あれ?っていうかもしかして…その眼は…ご立腹ですか…?
竜は一歩退がり俺にめがけて体当たりを仕掛けてきた。
こうなったら負けじと受け止めるしかねぇだろ。
「かかってこいやぁぁあ!…げふぁ!!」
あ…甘かった…俺の考えが甘すぎた…。
肋骨2、3本もっていかれたな…。
だが、それでも俺は竜を放さなかった。
「今だあぁぁ!誰でも良いから仕留めろー!!
ゲホッ、ゴホッ…っていうか早く仕留めてくれー!!」

42 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/22(火) 23:00:18 0
>39>40
放心状態のままオタマジャクシの攻撃を受け倒れる生徒達。
いち早く正気に戻り、迎撃をする生徒達。
静寂に包まれていた校舎周辺は瞬く間に怒号と喧騒の渦巻く乱戦へと戻る。
その中でベアトリーチェに叫びかけるリリアーナとエルザだが、それに対する返事はない。

混乱の最中、エルザが嫦娥6号の頭上まで飛び両掌を向ける。
放たれるのはヘクト・プレッシャー!
かつ手間の森でクレーターを作った事もある、威力は折り紙つきである。
が、あまりにも周囲に気を配らなさ過ぎた。

圧力波を放つ瞬間、一匹のオタマジャクシがエルザの手首に体当たりをしたのだ。
それまで動く者全てに無作為に攻撃を仕掛けるオタマジャクシであったが、この時だけはまるで意思を持ったかのように!
全身鋼鉄と化し、更にはヘクトプレッシャーを放つ掌の直ぐ側への体当たり。
当然のように砕け散ったのだが、圧力波の方向を変えるには十分であった。
意思のある攻撃はこれだけに留まらなかった。
更にもう一匹のオタマジャクシがエルザの顎を掠めたのだ。

結果的にはエルザの圧力波は嫦娥6号の顔半分を押し潰し、地面にクレーターを作るのに留まる事になる。
しかし、反撃はまだ続く。
確実に致命傷を負ったはずの嫦娥6号が立ち上がったのだ。
大きく腹を切り裂かれ、内部を破壊され、ついには顔半分が潰れた状態で。

「好きになる?私を?・・・なってみろ!なれるものならっ!!」
驚くべき事に嫦娥6号の口から発せられるのはベアトリーチェの声だった。
その言葉と共に、5m程の火球が吐き出される。
校舎を燃やしたモノに比べればスケールダウンしているが、その性質は変っていない。
まともに喰らえばタールのように全身に纏わりつき、燃え続けることになるだろう。

火球を吐いた後、嫦娥6号はよたよたと動くが、もはや覇気も危険性も感じられないだろう。
蝋燭の火が消えるとき、最後に一際明るく輝くというが、今のが【それ】だったと感じられるからだ。
嫦娥6号の皮膚の色が急速に色褪せていき、瞳から光が失われていく。
オタマジャクシが飛び交う中、ただグチャグチャと何かをかき混ぜるような音だけが微かに鳴っている。


43 :◆2oDQ1hu.hw :2008/07/22(火) 23:44:26 0
平方根w

44 :名無しになりきれ:2008/07/23(水) 17:13:12 0
「親方 そ 空から女の子が…!」

なんとヴァンエレン達の頭上にリリアーナが落ちてきた!

45 :ヴァンエレン・ブランカート ◆u1rU/e.jL2 :2008/07/23(水) 18:14:50 0
>35
>「使い捨て?生きられない?その言葉を軽々しく吐くなっ!この子は私の娘だっ!!!」
バキャ ズガン メキョッ!
ひとつ振り下ろされるごとに頭が変形していき、骨が割れる音が聞こえてくる。
ベアトリーチェのこの行動にどんな意味があるのか…理解が及ばぬヴァンはただ顔を驚愕に染めてその光景を見ることしかできない。

>36>37
脳を破壊されて痙攣しながらも巨大な蛙は自らの散り際に大量のおたまじゃくしを飛散させてきた。
>「あれから出てきたってことは毒持ち…だよな?」
>「ていうか登場の仕方からいって毒持ちで決定……」
親が毒持ちならばその子も毒持ちであると思われるので、クリスの言い分に同意してひとつ頷くことで応える。
「真の狙いは果たしてこれなのだろうか?」
なるべく距離をおきつつ迫ってくるおたまじゃくしをクリスが銃をかまえておたまじゃくしを撃ち、次々と燃やしていく。
しかしそれでも狙撃手は一人なのでどうしても撃ち漏らしが発生してしまう。
まだ未知なるものだがここは接近戦も止む無しか、とすかさず迎撃の体勢をとるがマオに制止された。
>「―――Grasp magnetic―――!!」
おたまじゃくしを磁石にかえて地面にバタバタと落ちていって難を逃れた。
>「やれやれ……最後の最後まで面倒な……」
「同感だな。
 それよりまだベアトリーチェが何をしようとしているかも気になる…」

>「好きになる?私を?・・・なってみろ!なれるものならっ!!」
ベアトリーチェが巨大蛙を使ってしゃべっているのか、はたまた巨大蛙がベアトリーチェの声でしゃべっているのか…。
頭部を半分以上損傷しているはずの蛙が再び動き出して、どこかへ向けて火球を吐き出している。
「二人とも…これはベアトリーチェがする悪あがきだと思うか?」
瀕死寸前であることは間違いないと思われるのだが、蛙はまだ動いておたまじゃくしを排出している。
いつ死ぬやもわからない蛙の頭部にいまだに居続けるベアトリーチェだが、ここはなにかあると考えて然るべきだろう。
「気持ち悪くてあまり関わりあいたくはないのだが…そうもいかぬだろうな。
 まさか蛙を改造してメカ巨大蛙を作っているのではあるまいか!?」
そんな馬鹿な。

>44
そのときそらから女子がふってきた。
ご丁寧にマオを乗せたヴァンの真上から…。
「たわばぁっ!」
二人の下敷きにされてしまい、予想外の敵襲?に変身が解かれてもとの吸血鬼の姿に戻ってしまった。
「あの蒼空、極みはいずこであろうのう…」
その言葉を残してヴァンは気絶してしまった。
ああ、ヴァンエレン…死んでしまうとは情けない。

46 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/23(水) 19:50:30 0
>42
「邪魔しないでよー!もー!」
エルザはヒステリックに叫びながら、先程自分を邪魔してきたオタマジャクシ達に向かって、
小さな衝撃波を連射した。ちなみに、直接エルザを邪魔したオタマは既に潰れているので、
今エルザに襲われているオタマにとっては八つ当たりに他ならなかったりする。

> 「好きになる?私を?・・・なってみろ!なれるものならっ!!」
気持ち悪いとしか言いようが無い容姿の嫦娥6号が立ち上がってそんな事を言ったものだから、
エルザはやっぱりヒステリックに叫び返すのであった。
「誰があんたなんかを好きになるのよ!?お馬鹿さん!お馬鹿さん!本当にお馬鹿さん!」
もともとエルザが言った言葉が発端なのだから、あまりといえばあまりの回答である。
まさに“言葉のキャッチボール”ならぬ“言葉のドッジボール”だが、
エルザがまだ自分の意味不明な失言に気づいてないのだから仕方が無い。

エルザは続けて『自分の姿を鏡で見てみなさいよ!』と叫ぼうとしたが、叫べなかった。
かわりにエルザの口から出たのは、悲鳴だった。
「ほわっちゃっちゃっちゃっちゃ!!?」
エルザに、嫦娥6号から吐き出された火球が直撃したのだ。
エルザは地面に落ち、全身を炎に包まれたままそこら中を走り回った。
地面に足をつけている面々は、炎に包まれたエルザにぶつかられないように注意する必要があるだろう。

47 :名無しになりきれ:2008/07/23(水) 20:11:49 0
リリタンがエルザを援護してたらしいが結局どんな援護だったんだ?

48 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/23(水) 23:13:59 0
ベアトリーチェ・・・
今でこそ脅威の毒体質ではあるが、生まれた時は全くの普通の女児であった。
毒どころか、特別に魔力が強かったわけではない。
どこにでもいる一人の人間だった。
赤ん坊のうちに買い取られ、毒姫として育てられる。
日常的に少しずつ毒物を与えられ、徐々に毒体質になっていったのだ。
それでも、現在のような強力な毒体質ではなかった。
暗殺目的の毒は強すぎても役に立たないのだから。
転機が訪れたのは12歳の時。
狂気の老魔術師の魔法実験。
100人の毒姫が互いに喰らいあい、その毒を蓄積していく蠱毒。
儀式を生き抜いた一人の少女は脅威の毒体質となり、ベアトリーチェとなった。

その時の記憶は厳重に封印されており、ベアトリーチェがそれを思い出すことはない。

・・・記憶は封印されていても、儀式はその身に刻み込まれていた。
意識してやったわけではない。
しかし、今このリバースでベアトリーチェが行った事は実体験が礎となった再現劇なのだ。

校舎で引き起こされた互いに殺しあう、地獄の釜の底のような狂気渦巻く空間。
澱んだ空気、裏切り、苦痛、殺伐、ほの暗い歓喜。
魔の森の毒物を一手にかき集め、凝縮した嫦娥6号。
ベアトリーチェも嫦娥6号も含め、一心不乱に殺しあうその様は・・・
まさに蠱毒そのものであった。

計らずもリリアーナの感じた「まるで変な儀式に迷い込んだみたい」という言葉は正鵠を射ていたのだ。

その中で嫦娥6号は常に苦痛を隣に置いていた。
体を維持するだけの毒素の無い世界。
氷に、核熱に、刃に、雷に、そして圧力波に身を晒されながら。
逃れられえぬ苦痛に嫦娥6号は大量の脳内物質を分泌していた。
あらゆる毒の結晶ともいえる毒。

それを今、ベアトリーチェは喰っているのだ。
グチャグチャとかき混ぜるような音。
それはまさに脳を掻き分け、より強い毒を咀嚼する音だったのだ。

ベアトリーチェの体験した蠱毒は、最後にベアトリーチェという最強の毒姫を産んだ。
その再現劇たるこの場では・・・

#####################################

目の光を失い、足取りのおぼつかない嫦娥6号に変化が現われた。
ボロボロになったからだが急速に膨らみ始めたのだ。
大きくなっているというレベルではない。
まるで風船のように膨らみ、そしてその限界は直ぐにやってくる。

****パアアアアアン!!!****

それが嫦娥6号の最後だった。
限界まで膨れ上がった体は弾け飛び、粉々になって飛び散った。
当たり一帯に振りまかれる血・肉片。
血煙の中、その中心にベアトリーチェは立っていた。

49 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/23(水) 23:14:07 0
派手な登場の割には何をするわけでもなく、じっと自分の手を見つめている。
病的なまでに白かった身体だが、今は身体全体に細い線で書かれたような紋様が浮かび上がっていた。
変化といえばそれだけなのだが、ベアトリーチェはその意味を悟っていた。
「そうか・・・これが私の限界か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上等!!!」
ポツリと呟き、しばしの沈黙。
血煙が晴れるほどになり、漸く顔を上げる。
これこそ、ベアトリーチェの成果。
魔の森を腐海にした事も、娘同然の蚯蚓とカエルを殺し合わせたことも。
校舎エリアを狂気の坩堝に落としたことも、そして今、嫦娥6号を喰らった事も。
全てはこの為に!

更に強力な毒体質となったベアトリーチェだったが、その周辺に毒を撒き散らすわけでもなかった。
あくまで毒を内包し無駄な発散はしていない。
「三乗蠱毒の儀式は成った!私は世界を侵す毒!真毒棲ベアトリーチェ参上!!」
気勢を上げ吼えるベアトリーチェ。
それと同時に世界に亀裂が走った。

ベアトリーチェは元々限界まで高められた毒体質。
今、更に限界を超えて更なる毒の高みに上ったのだ。
その結果得た強力な毒の力場に細かくヒビの入っていた世界は耐え切れなかったのだ。
空間の歪は限界に達し、ベアトリーチェを中心に無数のヒビが顕在化した。
まさに世界を侵す毒そのものになったのだった。

校舎一帯に入った空間のヒビは触れても・・・いや、触れることも出来ない。
視覚的にそこに【在る】だけなのだが、その影響は確実に現われていた。
地震、否、空間全体が揺れ始めている。
リバース世界が崩壊を始めようとしているのだ。

一方、校舎全体に血飛沫がかかったのだが、意外とそれほど強い毒気はなかった。
嫦娥6号が命尽きるそのときまで、体内の毒を生命維持に使っていたからなのだが・・・
例外はある。
内臓系は強い毒を保ったままそこかしこに毒沼を形成していた。
中でも最大のもの、それは胃である。
大量のペンダントを含んだ胃は校舎の一角に落ちた。
それを察知し、いち早く駆け寄った生徒達は後悔する事になるだろう。
強力な毒と胃酸は大地と空気を腐らせ、深い深い沼となっていたのだから。
不用意に近づいた生徒達がなす術もなく侵され腐り落ちていく。

50 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/07/24(木) 00:11:33 0
>37>40>44>45>46>48-49
次々とオタマジャクシを撃ち落としていくが、数が多過ぎる為に何体かを撃ち漏らしてしまった。
>「―――Grasp magnetic―――!!」
だが、残りは全てマオが片付けてくれたようだ。
>「やれやれ……最後の最後まで面倒な……」
>「同感だな。
 それよりまだベアトリーチェが何をしようとしているかも気になる…」
「確かに、
 何がやりたいのか予想がつかないからな。」

>「好きになる?私を?・・・なってみろ!なれるものならっ!!」
巨大生物からベアトリーチェの声が響いてくる。
ってさっきの会話からどうやったらそんな話題になるんだよ!!
そして巨大生物はこれまた巨大な火球を吐き出すとすっかり力を出し尽くしたのかよたよたと動き始めた。

>「二人とも…これはベアトリーチェがする悪あがきだと思うか?」
「…たぶん、時間稼ぎか何かじゃないのか?」
未だ向かってくるオタマジャクシを撃ち落としながら吸血鬼に返事をする。
>「気持ち悪くてあまり関わりあいたくはないのだが…そうもいかぬだろうな。
 まさか蛙を改造してメカ巨大蛙を作っているのではあるまいか!?」
吸血鬼は中で機械化させてると思っているらしい。
もしそうだったら俺が分解するけどな。

>「たわばぁっ!」
その時突然吸血鬼が謎の叫び声をあげる。
軽く目を向けると変身の解けた吸血鬼がマオと女生徒の下敷きになっているのが見えた。
>「あの蒼空、極みはいずこであろうのう…」
またも謎の言葉を残し吸血鬼は動かなくなる。
…消えないから死んではいないようだな。

>「ほわっちゃっちゃっちゃっちゃ!!?」
それに続いて今度は火だるまなっている生徒が降ってくる。
ってこっちに突っ込んでくるなよ!!
上空にはまだオタマジャクシが数匹残っているのに…

仕方ない、恨むなら火をつけた奴を恨めよ。
「大気を成すすべての元素よ
 残らず動きて
 真なる空を作り出せ」

「バキュームスラッグ」

そして火だるまになっている生徒に向かって真空弾を放つ。
うまくいけば酸素不足で燃焼もおさまるだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
異変は突如起こった。
>パアアアアアン!!!
巨大生物が破裂したのだ。
あたり一面に血・肉片がばらまかれ、一部では毒沼が形成される。
そして巨大生物が破裂した場所から声が響いてきた。
>「三乗蠱毒の儀式は成った!私は世界を侵す毒!真毒棲ベアトリーチェ参上!!」
同時にベアトリーチェを起点として世界に無数の亀裂が入る。
だが異変は亀裂だけに留まらず地震、いや、空間自体が揺れ始めた。

「…かなりやばくないか?」
実際に空間に影響を及ぼすとはかなりの力があるはずだ。
こうなったら賭けを気にする余裕など無くなってしまった。
「マオ、ヴァンエレン
 できるだけ周りと同時に仕掛けるぞ。」

51 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/24(木) 12:24:14 0
>34
>「でも詠唱に時間が掛かる強力な呪文を短期間で完成させるのにぴったりですし」
>「でも年を取っちゃうのは嫌ですわ」
「ご心配には及びませんわ〜大人な女王様もきっとお美しいですわ〜」
ルズは太鼓判を押した。
使い魔カプセルに入った対象の治療や体力回復が終わった場合、時間の流れは外に比べてゆっくり進むのだが・・・・・。
ルズがその辺をちゃんと分かって喋っているかどうかは謎である。
>「・・・・・決めましたわ!私、中に入ってフリージング・ディストラクションの準備をいたしますわ!!」
>「そして隙を見て一発カエルさんにかまして差し上げますわ!!」
「かますのですわ〜!!れっつごーですわ〜!!」

>35 >39-40
>「黙れルズ!てめえの物差しで勝手に計ってんじゃねえ!」
ベアトリーチェが睨みつけてきた。ルズが僅かにひるむが、どうにか踏みとどまった。
>「使い捨て?生きられない?その言葉を軽々しく吐くなっ!この子は私の娘だっ!!!」
そう叫んだベアトリーチェは、巨大ガエルの頭部に肉体強化した拳を叩き込んだ。
「なっ・・・・ななななな・・・・・!!」
ルズの全身の毛が逆立った。あまりのおぞましさに、ケオスの頭の上で思わず爪を立てた。
「ぎゃ――――!!壊れたっ!女王様、ベアトリーチェが壊れましたわ〜!!!
 ベアトリーチェは自分で自分の使い魔カエルにとどめをさしているのですわ〜!!
 信じられませんわ・・・・・何であんなひどい事が出来るのか・・・・・わ、わたくしには理解できませんわ〜!」
ルズは目の前のショッキングな光景にショックを受けたようだ。
目に一杯涙をためて、ケオスの肩で小さく震えている。

その時、空から女子生徒の声が聞こえてきた。
>「なぜ殺すのよ!嫦娥6号が戦えないなら使い魔カプセルに入れれば済む話でしょう?!」
ルズは空を見上げ、歓声を上げた。
「女王様あれを!!鳥に乗ってるのはアンディとやらとリリアーナですわ!!・・・あっ、エルザ様も!」
ルズは何を思ったのか、べしべしっと自分の横っ面に猫パンチを叩き込んだ。
「さあケオス、きりきり急ぐのですわ〜今こそわたくし達は皆と合流を果たすのですわ〜!!」
肩に乗ったままのルズはケオスを急かした。
いつもの調子に戻ったようだが、態度はちょっぴり高飛車である。
だがケオスと目が合うと、とたんに落ち着きを無くしてしまう。
「ななな何ですのよ、ここここっち見んな!ですわ〜」
どうもさっきへこんでいたのをケオスに見られたのが恥ずかしかったようだ。

嫦娥6号は瀕死で戦闘は終わったかに思えたが、世の中そう甘くは無かった。
嫦娥6号の中から飛び出した無数のオタマジャクシや瓦礫の山を回避しなくてはならなかったからだ。
オタマジャクシはルズよりも大きい。
しかも群れともなれば、ルズにとっては脅威以外のなにものでもなかった。
「フギャー!!わたくしオタマジャクシに食べられるのだけは勘弁ですわ〜!!」

52 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/24(木) 14:27:41 P
>49>51
>「ぎゃ――――!!壊れたっ!女王様、ベアトリーチェが壊れましたわ〜!!!
 ベアトリーチェは自分で自分の使い魔カエルにとどめをさしているのですわ〜!!
 信じられませんわ・・・・・何であんなひどい事が出来るのか・・・・・わ、わたくしには理解できませんわ〜!」
「落ち着きなさい!ベアトリーチェさんが壊れてるのは元からですわ!!」
何気にひどいことを言うフリージア
ある意味壊れてるのはフリージアも同じである

「それにしてもひどい・・・・・いったい使い魔を・・・・命を何だと思ってるのかしら?」
そんな事を言っているフリージアもギズモを投げて投擲武器にしたり
ご飯をあげるのを忘れたりと結構、使い魔をひどい扱いしているので人の事は言えやしないのだが
そんなギズモ本人(本グレ?)は毎日フリージアと一緒にお風呂に入ったり
いっしょに寝てたりするのである意味幸せなのかもしれない

>「フギャー!!わたくしオタマジャクシに食べられるのだけは勘弁ですわ〜!!」
「私もですわ!だから全力で避けなさいな!!」

そして世界に皹が入る
「空に皹が!?」
別に割れて中からバキ○ムは出てこないだろうが
そうとしか表現できない現象が今、起こったのであった

>「三乗蠱毒の儀式は成った!私は世界を侵す毒!真毒棲ベアトリーチェ参上!!」
「なんだかよくわからないけどパワーアップして浮かれてるみたいですわね」
このままだとリバース世界が破壊されてしまうかもしれない
そうなればこの世界からあの毒の塊が現実世界に出てしまい
本当の死者が大量に発生してしまう可能性がある
だがフリージアにはそんなの関係なかった
(今がチャンスですわ!)
フリージアは黙って使い魔カプセルから飛び出すとベアトリーチェに向かって”無言”で
自らの最強奥義フリージングディストラクションを発射した
どうやらいつも技名を叫んでいたのは”かっこいいから”のようである

「お母様が言ってた・・・奇襲するのに声をかける馬鹿は居ないって
 ルズさん!もう一度私を使い魔カプセルの中に!!早く!!!」
フリージアは二発目を準備すべくルズに声をかけるのであった



ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)

53 :ラルヴァ ◆sy1IQNBWp6 :2008/07/24(木) 18:02:42 0
>25>41
>眼を眩ましていた猫がゆっくりと警戒しながら歩みよってきて、ラルヴァの生死を確かめようとしている
猫がラルヴァのかなり近くまで近寄り、その呼吸でも確かめようとした途端。

シュルルッ

まさにそんな音を立てて周囲の血溜りが猫へ襲い掛かる!
猫に絡みつかんとしたそれは、ゆっくりと何か右腕のようなモノを形作る。
よく見れば、ラルヴァの周囲に満ちた血が脈動し、ラルヴァの体を包み込んでゆく。

「おカしいと・・・・・・思ったんだ。なンであレだけ攻撃を受けて少しも痛痒を感じてないのかってね。
 それはつまり・・・・・・『本体は別にある』んじゃナいのかな・・・・・・?」
炭と化した体はボロボロと崩れ去り血に呑まれ、血の中から異形がゆっくりと立ち上がる。
それは一言で言えば『鬼』と形容する他はない。全身は真紅の血が変じた鱗に覆われ
砂色の髪は乱雑に延び、指先の爪は槍のように鋭い。元のラルヴァから鑑みても二周りは大きい。

「とりあえず、キミから確かめよう。ボクは今、あまり慈悲深くはない。」
余剰の血が鋭い切っ先を作り、猫へと殺到する!
が、その動きは猫に触れる寸前で停止する。

>「今だあぁぁ!誰でも良いから仕留めろー!!
>ゲホッ、ゴホッ…っていうか早く仕留めてくれー!!」
「レイド先生・・・!生まれざる刃よ、宿れ!」
咄嗟にすぐそばに落ちていた大剣を手に取ると、魔法を付与しまるでナイフを扱うようなな勢いで竜へと投げる!
付与された魔法はヴァンエレンが片手を失ったのと同じ魔法。傷をつけたならばその相手を切り刻む魔法剣だ。

54 :エルザ ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/24(木) 19:31:15 0
>50
クリスが放った真空弾は、見事にエルザについた火を消した。
しかし、エルザの口からクリスに対する感謝の言葉は発せられることはなかった。
エルザは体の火が消えたとたん、地面にうつ伏せに倒れて動かなくなったからだ。
炎で包まれていた時間が長かったからか、倒れているエルザはすっかり黒焦げになっていた。

一見すると、エルザは死んでいるようにしか見えない。
しかし、もし死んだのならば死体は消えるはずである。
つまり、エルザはまだ生きているとも判断できる。
ただし、エルザは人間ではなく、人形である。
そのためこの状況においても、“死んだ”と判定されなかった可能性もある。
エルザの正体を知る人間ほど、エルザの生死判定は難しかった。
なにしろ、今のエルザは脈拍も呼吸もないが、ただ気絶しただけでもエルザはそうなるのだ。

ただ、事実だけを並べるならば、エルザは黒焦げになって地面に倒れて動かない。
ということだった。

55 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/24(木) 23:33:02 0
>44-45 >50
バランスを崩したリリアーナは鳥の背中から転落した。
落ちる視界の隅で、嫦娥6号がエルザに向かって火の玉を放ったのが見えた気がする。

リリアーナは落下を続けた。ぐんぐん接近してくる地面。
このままでは激突死するのは避けられないだろう。
「うわあああああああ!!どいてどいてどいて!!」
リリアーナは落ちるまでの間、地面に向けて何発もロックバスターを撃った。
撃った時の反動を利用して、少しでも墜落の衝撃を減らそうと考えたのだろう。
だが彼女の真下に位置していたヴァンエレン達にとっては迷惑千万な話だった。

「キャ――――!!」
>「たわばぁっ!」

ごーん!・・・と、とてもいい音がした。
変身が解かれてもとの吸血鬼の姿に戻ったヴァンエレンに折り重なるようにしてリリアーナが倒れていた。
リリアーナの頭には大きなこぶが出來、右腕はありえない方向へ曲がっている。
>「あの蒼空、極みはいずこであろうのう…」
「こ・・・こーめー・・・さま・・・・・・」
意味不明な言葉を残し、リリアーナは意識を失った。
それでも体がここに残っていると言う事は、まだ息はあるのだろう。

ただ、命があるから幸運とは言い切れない事情があった。
先程も書いたとおり、リリアーナは落下の衝撃を和らげるためにロックバスターを使った。
言い方を変えるなら、真下に居たマオとヴァンエレンに向かって何発もロックバスターを撃った事になる。
悪気は無かったとはいえ、この状況をマオやクリス、ヴァンエレンはどのように受け止めるのだろうか。


56 :ランドアンド ◆4itHF4b6fw :2008/07/25(金) 00:24:33 0
>その下界から突如恐ろしいほど強い突風が吹きつけてきた。
どうやらその強風は毒を含んでいるようでこっちの方向に向かってきている。
それも嫦娥6号の噴出した毒だとすれば魔法障壁で防げるかどうかは怪しい。
さてどうやろうか考えているとリリアーナがアンドを激しく揺さぶる
>「わー!アンディ何とかして〜!!」
「落ち着け!!そういう風にパニくんのが一番やべえんだよ!!」
とはいってもリリアーナは全く訊かずに何とかしてくれとアンドを揺さぶり続ける。
「揺らすんじゃねえ・・・っ!!何とかするから離せってんだよ!!
 ふー・・・やれやれ、ほらさっさとあんなの吹き飛ばしちまいな。」
混乱しているリリアーナの手を振りほどき大鷲に適当に言い放つ。
一回大きく空に大鷲の鳴き声が響きその大きい翼をバサバサと激しく羽ばたかせる。
するとこっちに来る突風の勢いが少しずつ弱くなり毒が拡散していく。

人安心していると今度はリリアーナがアンドに話しかけてくる。
>「アンディ、今のベアトリーチェちゃんの話本当だと思う?
>ミルクとフリージアを殺したって言ってたわ。でも、復活するとしたら一番近いゴミ箱ってあそこでしょう?」
「はったりかもしれねえし始末したと思い込んでいるのかもしれねえ。
 だが死んでた場合復活地点に一番近いゴミ箱は・・・・・・」
アンドは目ですでに面影すらなくなった燃え盛る校舎を見つめる。
その視線を追っていきリリアーナもすぐにわかったのか絶望的な表情を浮かべた。
>「どうしよう、あれではとても復活できないわ!!」
「まあ待て、死んだってまだ決まってるわけじゃねえんだぜ?」

>「アンディ、あそこ見て!」
リリアーナが言ったとおりに指さした所を見ると
ケオスの姿が遠目でだが確認できる使い魔のルズも一緒のようだ。
>「ルズと・・・・・・多分ケオスさんだわ!!あの二人なら何があったか知ってるかも!!」
大鷲にあの一人と一匹の元に行くようにアンドが命令する

丁度ケオス達の元へ向かっているときだった。
何か固いものを粉砕したような音が聞こえアンドが振り向くと
ベアトリーチェが自らの使い魔の頭蓋骨を自らで叩き割っている。
リリアーナはその様子を見ていて許せなかったのか叫ぶ。



57 :ランドアンド ◆4itHF4b6fw :2008/07/25(金) 00:26:03 0
その後瀕死の嫦娥6からオタマジャクシが飛び出す。
>リリアーナは、ロックバスターでエルザのオタマジャクシを撃ち落した。
>「わっ・・・わわわわっ?」
「おいあぶねえ・・・・・あーあーまたかよ。なんだってお前は余計なことすんだ・・・・・・」
バランスを崩し下へと落ちていくリリアーナに対し呆れてくるアンド。
自分の身を守るのでも怪しいというのにこうも他人をかばおうとするリリアーナの性質が本気で理解できない。
その時大鷲が悲鳴を上げる。どうやらリリアーナを見ている隙に飛び上ってきたオタマジャクシに食いつかれたらしい。
まるでピラニアの大軍のように次々に噛みつき大鷲をそぎ取っていき今にも墜落するだろう。
「潮時か。ま、気が向いたらまた再生してやるから安心して食われな。」
非情な言葉を放ちアンドは下へと飛び降りる。あっという間に地面が迫りそして着地。
この高さから落ちたら足の二本折れてもおかしくはないほどの衝撃はくらうだろう。
それはアンドも例外ではない・・・・・・かと思ったが特にアンドに怪我などは一切なく、
ただ自分の下に衝撃を吸収し波立ち波紋が広がっている円状の影があるだけである。

だが安心するのはまだ早い。獲物を嗅ぎ付けてかなりのオタマジャクシが集まってくる。
更に大鷲を始末したのか上からも無数に降ってきて完全に囲まれる。
「けッ、またぞろ集まってきやがって!・・・・・・」
これだけの数となると一人で相手するのは面倒。
そう思ったアンドは自分の影の範囲を広げていく。
「考え方によっちゃあ丁度いい。今回手に入った新しい手駒のテストでもしておくか。」
そして黒い影から次々に現れる骨の骸たち。その数は十数人を超えている。
そう、あの時チョコレートを影の中に取り込んだのはこのためでもあった。
死王の命令はリセットされたのか何をするわけでもなくただたたずんでいる
その様子を見てニヤリと笑うアンド。
「お前たちの新しい主はオレだ!逆らった奴や命令を聞かない奴は容赦なく消す!」
反抗するものはいなかった。おそらく思考能力が低いスケルトンにとって上に立つものなどどうでもいいのかもしれない。
逆らえば無を与えるのが死王からアンドに映ったにすぎないのだ。
スケルトン達はただ静かにアンドの言葉を待っている。
「・・・よし、逆らう馬鹿はいないみたいだな。それともお頭が空っぽだから分からねえってか?
 ま、どっちでもかまわねえ。とにかく今出す命令はただ一つだ。回りにいる奴らを殺せ!!」
影から出た黒い霧のようなものがまとわりつき黒い鎧とさまざまな武器を構築していく。
「武器と防具は特製のものをオマケでつけといてやる。よし、さあ行け!」
その言葉とともにスケルトン達が一斉にオタマジャクシに向かっていく。
オタマジャクシも噛みつくか全身鎧に固められているスケルトン達にはなかなかその牙も届かない。
「刺殺しろ!絞殺しろ!殴殺しろ!斬殺し惨殺し殲滅しろ!!」
言葉通り与えられた武器で突き刺し、砕き、切り刻んでいくスケルトン達。
数十匹も居たオタマジャクシが次々に動かない肉の塊になっていく。
全てを殲滅するのに時間というものはあまりかからなかった。
「くくく・・・・・・こいつはいいぜ。魔物を集めておくのも一つの手だな。」

>「三乗蠱毒の儀式は成った!私は世界を侵す毒!真毒棲ベアトリーチェ参上!!」 
スケルトン達に満足していると嫦娥6号が爆発し中からベアトリーチェが出てくる。
体に謎の文様が浮かび上がり何やら自らの成功を喜んでいるようだ。
そして起こる異変。いきなり世界に亀裂が入り始める。
比喩ではない。本当に空間に亀裂が走ったのだ。触れはしないが確かに空間≠ニいうものに亀裂が入っている。
「まさか本気で壊れるとはなぁ・・・・・・さあてどうするか。」



58 :死王 ◆u1rU/e.jL2 :2008/07/25(金) 18:12:36 0
>41
>「かかってこいやぁぁあ!…げふぁ!!」
無謀にも骨竜の突撃を受け止めようとしたレイドは衝撃でふっとばされそうになるのだが、しっかりと掴んで手を離さなかった。
しかしあれだけの衝撃を生身で抑えたのだから当然無事ではすまなかった。
受けたダメージは大きく、痛みに耐えるレイドの表情はまさに必死だった。

>53
非常に可愛くない猫がラルヴァの生死を確かめようとしたときに異変は起こった。
ラルヴァが流した血が形を成して、歩みよってきた猫を掴もうと動きはじめたのだ。
いつでも笑いを絶やさなかった猫だったが、このときばかりは大慌てで逃げようとするのだが尻尾をつかまれてしまう。
>「おカしいと・・・・・・思ったんだ。なンであレだけ攻撃を受けて少しも痛痒を感じてないのかってね。
>それはつまり・・・・・・『本体は別にある』んじゃナいのかな・・・・・・?」
ラルヴァと思われていた物はボロボロに崩れていって、地面に流れている大量の血から新たに現れたのが本物のラルヴァだった。
しかしその様相は鬼と呼ばれる化け物となんら変わりはなく、人間と呼ぶにはおよそふさわしくない姿だった。
「げぎゃ!げ、げぇ!」
>「とりあえず、キミから確かめよう。ボクは今、あまり慈悲深くはない。」
無理やりにでも脱出しようともがくのだが、決して離されることはなかった。
ラルヴァのもう片方の手か伸びる爪が猫を殺めようと切っ先を向けてくる。
>「今だあぁぁ!誰でも良いから仕留めろー!!
>ゲホッ、ゴホッ…っていうか早く仕留めてくれー!!」
爪はレイドの声によって寸前で踏みとどまり、猫は九死に一生を得た。
>「レイド先生・・・!生まれざる刃よ、宿れ!」
ラルヴァは軽々と拾った大剣に魔法を付加して、骨竜へ向けて投げつける。
骨竜はそのまま壁にレイドをぶつけようと助走をつけた瞬間にラルヴァが投げた剣が顔をかすめて少しの傷がつけられてしまった。
魔法が発動する条件は成った…しかし、予想外に骨竜の魔法耐性が高くて傷の進行があまりに遅い。
雄たけびをあげる骨竜はヒビの進行にひるみもせずに突進をはじめた。
壁のすぐそばまで迫ったとき駆け出していたエースが飛び骨竜の頭部に強烈な蹴りを入れた。
衝撃により骨竜は横転してしまい、レイドは埃まみれの床を転がっていく。
倒れてしまった骨竜の頭部のヒビはやっと顔全体におよび、頭蓋骨は粉々になって崩れてしまって骨竜は沈黙した。

ラルヴァは猫への攻撃を一旦やめて教師と骨竜へ意識を向けてしまった。
その一瞬の隙はあまりに大きく、あまりに危険だった。
「なんでそこで止めちゃうかねぇ…」
…尻尾を握られたニタニタ笑いのチェシャ猫から死王の声が聞こえてきた。
振り上げられし腕は引き金であり、振り下ろし腕により撃鉄は下ろされた。
ラルヴァの真上に巨大な魔方陣が出現して、そこに数多の黒い光が収束して…放たれた。
それは圧倒的な熱量にして邪悪で巨大な黒いレーザー。
地獄の業火を具現したかのような強力な黒はラルヴァのすべてを焼き尽くそうと迫る。

59 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/25(金) 19:45:17 0
>「知らないです。」
>「見てないです。」
>「それってどんな人ですか?」
「黒い髪の毛で…いや、もしかしたら全身銀色かも。
 俺と同じぐらいの歳の女の子で、ゴスロリの服で…」
ロックは一生懸命スフィンクス達にエルザの容姿を説明していた。
もしもエルザが男子寮に来たならば、
男子寮を見回っていたスフィンクス達が彼女を見たに違いない。そう考えたからだ。
>「“生きている”女の子は見ませんでしたよ。一人も。」
残念ながら、スフィンクス達はエルザを見ていないようだった。
つまり、エルザは男子寮には訪れていないということだ。

>>「そんなに彼女の事が気になるの?」
今までずっと黙っていたアンジェリーナがやっと口を開いた。
>>「そんなにあなたがエルザを気にかける必要があるの?」
「あるよ。」
ロックが答えた。
>>「どうして?」
「俺が彼女を好きだからだ。」
ロックはこともなげに言った。
アンジェリーナはドアに魔法障壁を張っていたのでロックに背を向けていたが、
その言葉を聞いてついに振り向いた。
アンジェリーナは、まるで分別のつかない子供を諭すように、ゆっくりとロックに言った。
>>「ロック、まだ気づいていないのなら教えてあげる。
>> あなたがあの子に好意を抱いているのは、彼女があなたの心をむしり取った存在だから。
>> あなたは無意識に、彼女からその心を取り戻そうとしているの。
>> あなたの彼女に対する好意はそういうものなのよ。」
「そうかもしれないのだ。でも、そうじゃないかもしれないのだ。」
>>「あなたは一体、彼女に何を期待しているの?」
「きっとエルザは俺に教えてくれると思うのだ。母というものが、どういうものかを。」

60 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/25(金) 19:46:00 0
少しの間沈黙が流れた。スフィンクス達までも、すっかりおしゃべりをやめてしまった。
>>「あなたとエルザは、ずっと一緒にはいられないのよ?
>> あなた達の魂はお互いに不完全なものだから、
>> その補完のためにどちらかが消えなければいけない日が来る。必ず。」
「でも、それはきっと今日ではないのだ。」
ロックはそう言い終えた後、ベランダに出た。
男子寮に毒ガスが撒かれているなら、出口はここしかない。
飛び降りることになるが、ロックの体なら大丈夫だ。
>>「もしかしたら、明日がその日になるかもしれないわ。」
ロックは背中に聞こえてきたアンジェリーナの言葉を、聞こえないふりをして飛び降りた。

>>「…ポンデ。」
ロックがベランダから飛び降りたことを確認すると、アンジェリーナはスフィンクスのリーダーに呼びかけた。
スフィンクスのリーダーであるポンデは、これから自分が何をするべきかすぐにわかった。
ポンデはベランダに出ると、下で既に着地しているロックに呼びかけた。
>「ロック様!」
女の人から(人外も含めて)様付けで呼ばれた事など無かったロックは、びっくりして上を見上げた。
それがよくなかった。
「あイタ!」
ロックはポンデが投げたレンガのようなものを、思いきり顔で受けてしまった。
>「「「ロック様〜!」」」
ロックにレンガのようなものを投げつけたのはポンデだけではなかった。
部屋にいたスフィンクス達もベランダに殺到し、どこからか取り出したレンガのようなものを、
雨あられとばかりにロックに投げつけてきたのだ。
「イタ!イタ!アタタ!」
ロックはたまらず男子寮から走って避難した。

>>「…ポンデ。」
アンジェリーナは顔を傾けながらポンデに言った。
>>「ちょっと、やりすぎかもしれないわ。」
>「えっ、そうだったでしょうか?」
ポンデは意外そうな顔をした。
>>「…ありがとう、ポンデ。」
アンジェリーナは心からの感謝の気持ちを伝えた。

61 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/25(金) 23:39:55 0
覚醒を果たし佇むベアトリーチェにフリージングディスラクションが放たれる。
それを皮切りに、校舎エリアで生き残っていた生徒達から一斉攻撃が始まった。
一斉攻撃が始まってから到達するまでの刹那の間。
しかし薬物作用により極限まで研ぎ澄まされたベアトリーチェにとっては十分すぎる間であった。
まるで手に取るかのようにその一つ一つの攻撃を察知していたのだ。

レオとの障害ナンバーワンにして殺すリスト筆頭のフリージア。
憎いからこそ、フリージアの事は研究し尽くしていた。
その最大の必殺技、フリージングディスラクションもだ。

フリージングディスラクションは氷雪系、いや、攻撃系屈指の威力を誇る。
だが、その命中率は低く、等身大の相手に当たる事はまずないといっていい。
これは【命中率が悪い】という仕様な訳ではないとベアトリーチェは考える。
命中率が低いのは高すぎる威力の為。
すなわち、発射台であるフリージアが高出力のフリージングディスラクションを御し切れていないから、と。
だから下手に回避行動をするより、動かなければまず当たりはしない。

が・・・ベアトリーチェは動いていた。
「フリーーーージア!生きたやがったか!
少しは頭使ったようだがぬるいわっ!
今の私にこんなもんが効くかっ!」
技名を叫ばずともこれだけ高出力の術ならば察知できぬはずはない。
向き返ると数歩移動し、迫り来るフリージングディスラクションに両手を向ける。
動かなければ当たらなかったにも拘らず、受けに回ったのだ。

嫦娥6号を喰らったベアトリーチェは、嫦娥6号の経験もその身に取り込んでいるのだ。
研究だけでなく、実体験としてもフリージングディスラクションを知っている状態なのだから。
そして何より、三乗蠱毒を経たベアトリーチェはこれを受けきる自身があった。

押し寄せる冷気と青白い光線を両手を持って防ぐ。
ベアトリーチェの毒気とフリージングディスラクションが鬩ぎ合い、青白い色と赤黒い色が拮抗する光球と化していた。
それはまるでタペストリーの柄のような光景であったが、ほんの一瞬の事。
「利用させてもらうぞ!!ぬるらぁああああ!!!」
正面から受け止めいていたベアトリーチェの気勢と共に身体を捻り、フリージングディスラクションの軌道を強引に捻じ曲げながら青白い光を拡散させていく。
その結果、フリージングディスラクションはその収束を解かれ辺り一体に冷気をばら撒く事になる。

拡散したとはいえその威力は凄まじく、ベアトリーチェを中心に冷気が渦巻きダイヤモンドダストを巻き起こす。
丁度冷気の渦がベアトリーチェを覆うバリアーの如き役割をし、校舎方面から放たれた火の玉や石の槍、雷撃を防ぐのだった。
渦が治まった後、大地を凍らせ冷気は消えていく。
拡散された冷気は黒焦げになっているエルザやクリスのいる場所にまで及んだ。

その中心でベアトリーチェは赤黒い眼光を光らせたっていた。
ドレスの裾や袖が凍りつきバラバラになって砕けていても、ダメージはなさそうだった。
「フリージア!これでお前の勝ち目はなくなったな!
後でじっくり殺すから震えながらお祈りでもしてろ!」
そう宣言した直後、ベアトリーチェが消えた。

62 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/25(金) 23:40:01 0
次に現われたのは未だ炎の残る校舎。
四名の生徒達の背後だった。
加速剤を体内調合し、一瞬にして移動したのだ。
一斉攻撃を仕掛けた内で二番目に高威力の攻撃を仕掛けた生徒達の背後に。
合体魔法を放ったのであろう。
一斉攻撃を凌ぎきられ動揺している四人にもう一度フォーメーションを組む余裕はなかった。
固まっていた四人に手を回し抱きつくベアトリーチェ。
それはまさに死の抱擁。
即座に四人の肌の色はダークグリーンに染まり死ぬことも出来ずその場で倒れ落ちる。

そんな四人を見下ろすベアトリーチェの背後から襲いかかる巨躯の影。
生徒の一人が作ったストーンゴーレムが巨大な石の拳を振り下ろす。
回避不能のタイミングで繰り出された一撃をベアトリーチェは片手で受け止めた。
巨大な拳を受け止める細腕、通常ならありえないことだが、完全に受け止められ掴まれる。
これは即ち防御でありながら攻撃と同義であった。
爪先からにじみ出た毒は、ストーンゴーレムを動かす魔力の流れを狂わしただの石クレへと変えていく。
「ふふふふ・・・あははは!皆殺しよ!」
気の狂ったように笑い、ベアトリーチェはまた消えた。

次々に消えていく校舎エリアの気配。
恐るべき薬物による強化とありえないほどの毒が校舎内に残っていた生徒達を次々に侵していく。
殆どの気配が消えた後、ベアトリーチェはゆっくりと炎の残る校舎から現われる。
「邪魔者はあらかた片付いた。
フリージア、マオ、奇麗事ほざいた馬鹿はどれだけ残ってる?
小便は済ませたか?神様にお祈りは?私の足元でガタガタ震えて命乞いをする心の準備は?」
周囲の空間を歪ませながら戻ってきたベアトリーチェ。
その身体の紋様が太くなっていた。

63 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/26(土) 06:10:42 0
>49 >52
「フギャ――――!!巨大カエルが爆発したのですわ――――!!
 これでは中に居たベアトリーチェもひとたまりも・・・・・・・・」
>血煙の中、その中心にベアトリーチェは立っていた。
(お、思ったより元気そうですわね・・・・・・何ですの?あのボディペインティングは)

>「空に皹が!?」
>「三乗蠱毒の儀式は成った!私は世界を侵す毒!真毒棲ベアトリーチェ参上!!」
「まずいですわ女王様ー。ベアトリーチェの毒の力場が強すぎて空間に歪みが出ているのですわ〜。
 リバースが壊れる前にさっさと抜け出ないと大変な事になるのですわ〜」
>「なんだかよくわからないけどパワーアップして浮かれてるみたいですわね」
「にゃ?!」
かみ合わない会話の最中、使い魔カプセルからフリージアが飛び出す!!
>フリージアは黙って使い魔カプセルから飛び出すとベアトリーチェに向かって”無言”で
>自らの最強奥義フリージングディストラクションを発射した
>「フリーーーージア!生きたやがったか!
>少しは頭使ったようだがぬるいわっ!
>今の私にこんなもんが効くかっ!」
「まあ!だったらお手並み拝見なのですわ〜」
ルズは腹を立てた。
> ルズさん!もう一度私を使い魔カプセルの中に!!早く!!!」
「にゃにゃにゃ・・・・・りょうかいですわ〜!!」
ルズはフリージアを使い魔カプセルに収納した。

>「利用させてもらうぞ!!ぬるらぁああああ!!!」
>正面から受け止めいていたベアトリーチェの気勢と共に身体を捻り、フリージングディスラクションの軌道を
>強引に捻じ曲げながら青白い光を拡散させていく。
>その結果、フリージングディスラクションはその収束を解かれ辺り一体に冷気をばら撒く事になる。
ルズはその瞬間をしっかり目に焼き付けていた。
「あ・・・あの女、女王様の冷気を利用しやがりましたわ・・・・・・言うだけのことはありますわね・・・。」


64 :黒猫ルズ&リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/26(土) 06:17:19 0
>57
>「まさか本気で壊れるとはなぁ・・・・・・さあてどうするか。」
「皆と合流するに決まってるのですわ〜!!あそこの生き残りと合流して策を練るのですわ〜!!
 さあアンディとやら、ちゃっちゃと走るのですわ〜!!」
そう言ってアンディの足元に体当たりをかましたが、ふと周りを見て仰天した。
「にゃにゃっ?!いつの間にスケルトンを手懐けましたの〜!!」

皆と合流するため走っている間も、ルズの高性能な耳は校舎内の声を捕らえ続けていた。
>「ふふふふ・・・あははは!皆殺しよ!」
生徒達の混乱、悲鳴、怒号。絶望、断末魔の叫び。
「女王様、ベアトリーチェの暴挙を必ずや阻止するのですわ〜!!」

「リリアーナ!吸血鬼!!寝ている場合ではないのですわ〜!!ちゃっちゃと起きるのですわ〜!!」
 ・・・・・・あら?こちらの方は『才媛』マオさまではありませんこと〜?
 吸血鬼と行動を共にするほど仲がいいなんて初耳なのですわ〜」
ルズはひとしきり驚いた後、倒れているリリアーナとヴァンエレンの上に飛び乗り猫パンチを繰り出した。
気絶していたリリアーナの顔が歪む。
>「ルズ、傷に響くからやめて・・・・・・痛っ!」
起き上がろうとしたリリアーナは右肩を押さえた。だらりと垂れた腕は関節が外れているようだ。
「吸血鬼?!それにマオさんと・・・・・あなたは?」
成績上位のマオは知っていたものの、もう一人の男子生徒の名前をリリアーナは知らなかった。

「見ず知らずの私を助けてくれるなんて、三人ともなんていい人なの・・・ありがとう、本当にありがとう」
息を吐きながらそろそろと起き上がったリリアーナは、周りの様子を見て絶句した。
>「空間が・・・・・・ねえ、一体何があったの?
> あ!ルズにケオスさん!!ねえ、他の皆は?ミルクやエルザがどうなったか知ってる?
> ミルクは大怪我をしてたらし石、エルザは嫦娥6号の火の玉攻撃を受けていた気がするの・・・・・・」
立ち上がろうとしたリリアーナは、頭の痛みに顔を顰めた。
頭を強打した正で、周りの様子がうまく認識できていないのだ。
リリアーナは震える手でポーチから薬草を取り出すと、吐き気を堪えながら口に押し込んだ。

ルズはリリアーナの質問には答えなかった。
かわりに、校舎内から聞こえてきた声でわかる情報をこの場にいる全員に知らせた。
ベアトリーチェと接触した生徒の肌が緑色になって倒れたこと。
ストーンゴーレムの拳を受けきったこと、また、毒でゴーレムに魔力干渉し、元の石くれに戻ったこと。
嫦娥6号が体内に持っていたペンダントは、協力な酸と毒の沼に沈んでいること、などだ。
「どうもベアトリーチェの能力は、毒体質と肉体強化、毒の力場がメインのようですわ〜。
 わたくし、フリージングディスラクションを破った瞬間も見ましたのよ〜。
 あれは、防御魔法と言うよりは毒の力場の力が大きかったと思うのですわ〜。
 もしかしたらベアトリーチェは、魔法は不得意なのやもしれませんわ〜」

65 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/26(土) 07:31:38 0
>54
>「接近戦はリスクが高い、魔法なんかの遠距離攻撃も毒の力場にじゃまされる、か。
> でも、ベアトリーチェちゃんの毒の力場はフリージアの攻撃を完全に無効化は出来なかったのよね?
> となると、まだ打つ手はあると思う・・・・・・」
リリアーナが脂汗を流しながら、外れた肩を元に戻した。
足を引き摺りながらリリアーナは立ち上がった。
そのままふらふらと黒焦げの生徒に近寄っていく。
「エルザ・・・・・・」
リリアーナはその場にかがみこみ、うつ伏せに倒れていたエルザを苦労して抱き起こした。
(既に冷気で冷やされたため、リリアーナが触れても火傷を負うようなことは無かった)
「エルザ、お願いだから目を覚ましてよ・・・・・・・ねえ、自分のために優勝するんでしょう?」
反応は無い。
脈や呼吸を確認するが、両方とも感じる事が出来なかった。
これはどう判断すればいいのだろう?リリアーナは困惑した。

>一見すると、エルザは死んでいるようにしか見えない。
>しかし、もし死んだのならば死体は消えるはずである。
>つまり、エルザはまだ生きているとも判断できる。
>ただし、エルザは人間ではなく、人形である。
>そのためこの状況においても、“死んだ”と判定されなかった可能性もある。

そしてエルザの傷は、カドゥケウスを持ってしてもどうすることもできない。
「どんなにすごい力があっても、大事な人ひとり助ける事も出来ないなんて・・・・・・」
黒焦げの体の上にぽたぽたと雫が落ちた。

もしも体へのダメージの影響で、人形の体から魂が遊離してしまったとしたら?
そんな恐ろしい考えを振り払うように、リリアーナは黒焦げの体をかき抱いた。
「エルザ、お願いだから目を開けてよ。私のこと大嫌いで良いから、消えたりしないで・・・・・・!」

66 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/07/26(土) 22:31:06 0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>54
真空弾は火だるまの生徒に直撃し、火を消すことができた。
しかし、消えることもなく、黒焦げの状態でうつ伏せに倒れたまま動かなかった。
生きているのか確かめに行きたかったが、近くに強大な敵がいる為、倒すことを優先にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>52>54>61-62>64-65
マオと吸血鬼に声をかけるが、返事は返ってこなかった。
気になって振り返ってみるとまだ生徒の下敷きになって伸びていた。
その間に毒によってはじかれた冷気が大地を凍りつかせていく。

まだ伸びているのをほっとくわけにもいかないので、声をかけに行こうとすると、別のところから声が掛かってきた
>「リリアーナ!吸血鬼!!寝ている場合ではないのですわ〜!!ちゃっちゃと起きるのですわ〜!!」
 ・・・・・・あら?こちらの方は『才媛』マオさまではありませんこと〜?
 吸血鬼と行動を共にするほど仲がいいなんて初耳なのですわ〜」
そして吸血鬼と、リリアーナと呼ばれた生徒の上に猫が飛び乗ってきた。
もしかしてこの生徒が地下図書館で戦った男や、ミルクの言っていたリリアーナなのだろうか?

>「ルズ、傷に響くからやめて・・・・・・痛っ!」
リリアーナは起き上がろうとして右肩を押さえる。
>「吸血鬼?!それにマオさんと・・・・・あなたは?」
>「見ず知らずの私を助けてくれるなんて、三人ともなんていい人なの・・・ありがとう、本当にありがとう」
あの二人が助けたかどうかは知らないが、たぶん盛大な勘違いをしていると思う。

>「空間が・・・・・・ねえ、一体何があったの?
 あ!ルズにケオスさん!!ねえ、他の皆は?ミルクやエルザがどうなったか知ってる?
 ミルクは大怪我をしてたらし石、エルザは嫦娥6号の火の玉攻撃を受けていた気がするの・・・・・・」
どうやらミルクと関係はあるようだ。
また、エルザとはさっき火ダルマになっていた生徒だろう。

ルズと呼ばれた猫が校舎内から聞こえてきた情報を説明する。
>「どうもベアトリーチェの能力は、毒体質と肉体強化、毒の力場がメインのようですわ〜。
 わたくし、フリージングディスラクションを破った瞬間も見ましたのよ〜。
 あれは、防御魔法と言うよりは毒の力場の力が大きかったと思うのですわ〜。
 もしかしたらベアトリーチェは、魔法は不得意なのやもしれませんわ〜」
「ようは力づくで魔法をはじいた訳だな。」

>「接近戦はリスクが高い、魔法なんかの遠距離攻撃も毒の力場にじゃまされる、か。
 でも、ベアトリーチェちゃんの毒の力場はフリージアの攻撃を完全に無効化は出来なかったのよね?
 となると、まだ打つ手はあると思う・・・・・・」
そう言った後、黒焦げになった生徒に近づいていく。
>「エルザ・・・・・・」
リリアーナはその場にかがみこんで、黒焦げの生徒を抱き起した。
その時、微妙に黒光りしているのが見えた。
>「エルザ、お願いだから目を覚ましてよ・・・・・・・ねえ、自分のために優勝するんでしょう?」
>「どんなにすごい力があっても、大事な人ひとり助ける事も出来ないなんて・・・・・・」
思いっきりリリアーナが生徒を抱きしめるが、まったく焦げた部分が崩れ落ちる様子もない。
そこで一つの可能性が浮かび上がる。
もし全身金属化していたのであれば、黒焦げではなく、焼入れと同じ状態になったのではないのだろうか?と。
火が消えても高温状態であったため、先ほどの冷気でさらに固くなっていたとしてもおかしくはない。

>「エルザ、お願いだから目を開けてよ。私のこと大嫌いで良いから、消えたりしないで・・・・・・!」
だがそんな状況にもかかわらず、校舎の中からベアトリーチェが姿を現した。
>「邪魔者はあらかた片付いた。
 フリージア、マオ、奇麗事ほざいた馬鹿はどれだけ残ってる?
 小便は済ませたか?神様にお祈りは?私の足元でガタガタ震えて命乞いをする心の準備は?」
相変わらず周囲の空間を歪ませている。
ルズの情報によれば、かなりの高威力魔法か、毒を浄化しないと攻撃が通用しないと思われる。
「…誰か毒を浄化する魔法は使えるか?」
今近くにいる全員に尋ねてみた。

67 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/07/27(日) 01:07:33 0
>>55
どうやらベアトリーチェはまだまだ力を隠し持っていたらしい。
やばいな……クリスは一緒にしかけようと言うが……
うかつに攻撃して毒に侵されでもしたらどうしようもない。
>「うわあああああああ!!どいてどいてどいて」
「ん……なんだこの声……」
僕は上を見ると何かエネルギー弾のようなものが降り注いでくる。
「上から!だが狙いも定めず撃ったっt」
しかし不幸にエネルギー弾の一発が僕に直撃する!
しかも撃っていてた本人も落ちてきてヴァンと僕にのしかかる。
「ぎにゃあああ!!」

>64-65
ヴァンエレンは変身が解かれ僕とリリアーナを支えきれずに地面へと潰れる。
「くっ……なぜだ……さっきまで僕はあんなに輝いていたっていうのに
 なんでいきなりこんな情けない役回りがすぐに回ってくるんだ……おかしい。
 間違っている。僕は名誉あるミゼット家の長女なんだぞ。期待されてるんだ……」
そうだ、今日は厄日なんだ。そうに決まっている。運命の神が仕組んだんだ。
>「リリアーナ!吸血鬼!!寝ている場合ではないのですわ〜!!ちゃっちゃと起きるのですわ〜!!」
>・・・・・・あら?こちらの方は『才媛』マオさまではありませんこと〜?
>吸血鬼と行動を共にするほど仲がいいなんて初耳なのですわ〜」
そうだそのとおり僕は才媛だ。容姿端麗で成績優秀なんだ。
僕を妬んで今日を厄日にした運命の神に屈してたまるか!!
あとヴァンエレンと仲がいいのではなくてヴァンエレンは僕の愛馬なんだ。そこを勘違いしてもらってはこまる。
「……ところでお前だれだ?」
立ち上がった後ヴァンエレンの上に乗っかって伸びている女に僕は問う。

>「吸血鬼?!それにマオさんと・・・・・あなたは?」
くっ……僕の言葉を無視するとは。
どうやらこいつも人の話を聞かない一人のようだ。
「質問しているのはこっちだ!なんで攻撃して……」
>「見ず知らずの私を助けてくれるなんて、三人ともなんていい人なの・・・ありがとう、本当にありがとう」
駄目だこいつ……もう会話にすらなんない。
ん……まてよ?この顔どこかで見たことが……
「リリアーナ!!」
そうだ思い出した。ベアトリーチェの標的だったリリアーナだ。
くそう。よりにもよって一番厄介な奴と出会っちゃったな。

溜息をついているとさっき僕を才媛と呼んだなかなか見どころがある猫が情報を提供してくる。
どうやらペンダントは強力な毒と酸の沼に沈んでいるらしい……
どうやって手に入れようか……ヴァンに行かせる?
いやダメだダメだ。いくらあいつが吸血鬼でも危険だ。
それにあのベアトリーチェをまずは倒さないとダメか。

しかし猫いわく強力な毒の力場による魔法の耐性。
そして毒体質と肉体強化による接近戦への特化。
弱点らしい弱点が見つからないな。
だいたいただ近寄るだけで相手を倒すこともできるなんて悪質すぎるぞ!



68 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/07/27(日) 01:08:10 0
>66
>「邪魔者はあらかた片付いた。
>フリージア、マオ、奇麗事ほざいた馬鹿はどれだけ残ってる?
>小便は済ませたか?神様にお祈りは?私の足元でガタガタ震えて命乞いをする心の準備は?」
来たか………肉眼で見るとあの猫が言っていた毒の力場がはっきりわかる。
なにせすでに空間をゆがませているんだからな。
>「…誰か毒を浄化する魔法は使えるか?」
「残念ながら僕は無理だ。解毒する魔法は難しすぎる。」
他の奴らを顔ぶれを僕は見回してみる…この中で使えるのはケオスぐらいか……
しかしそれもあの力場ではちょっと期待できそうにもない。
ここは火力で無理やり毒の力場を突き破るしかないか……
幸いなことにさっきの雷の件は自然から引き出したものを使ったため僕の魔力にはまだ余裕が結構ある。

「―――勝利をもたらすものよ――わが手に宿り灼熱によって敵を死に至らしめよ―――」
とりあえずあの力場の強さを正確に把握するためにも一点集中型の上級魔法を放とう。
「―――BRIONAC!―――」
僕の両腕から放たれた極限まで細く鋭い槍……成功だ。脆く折れそうにも見えるがこれでいい。
なぜならこのBRIONACはさっきの雷の剣以上に魔力を圧縮し密度を高めた槍……
ベアトリーチェが毒の力場によって攻撃を防いでいたという情報が正しければ
この『貫く』ことに特化させた槍で貫けないわけはない。いくら力場が強かろうと……だ!!
「ベアトリーチェ!お前がどんなに強くなろうが関係ない!
 僕は負けるわけにはいかない!なぜなら僕はエリートだからだ!!」

69 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/27(日) 11:49:17 P
>64
>「女王様、ベアトリーチェの暴挙を必ずや阻止するのですわ〜!!」
「当然ですわ!」
とフリージア
もうすでに二発目に必要な踊りは完了しているようだ
一発、無効化されたぐらいではへこたれない

>「どうもベアトリーチェの能力は、毒体質と肉体強化、毒の力場がメインのようですわ〜。
  わたくし、フリージングディスラクションを破った瞬間も見ましたのよ〜。
  あれは、防御魔法と言うよりは毒の力場の力が大きかったと思うのですわ〜。
  もしかしたらベアトリーチェは、魔法は不得意なのやもしれませんわ〜」

>「接近戦はリスクが高い、魔法なんかの遠距離攻撃も毒の力場にじゃまされる、か。
  でも、ベアトリーチェちゃんの毒の力場はフリージアの攻撃を完全に無効化は出来なかったのよね?
  となると、まだ打つ手はあると思う・・・・・・」

 「それはフリージング・ディストラクション以上の威力の呪文をぶつけるってことかしら?」
そんなものはまだ学生であるフリージアに使えるはずもない
フリージング・ディストラクション自体、学生レベルをぶっちぎってる攻撃魔法と言う説もあるが・・・まあフリージアだし


>66>65>68
>「…誰か毒を浄化する魔法は使えるか?」
>「残念ながら僕は無理だ。解毒する魔法は難しすぎる。」
「なるほど毒を浄化してしまえばベアトリーチェさんの肉体強化もフィールドも使えなくなるかもしれませんわね
 私にも無理だけれどリリアーナさんなら・・・・・」
とリリアーナを見るフリージア

リリアーナは真っ黒になったエルザを見て涙を流している
「リリアーナさん・・・・」
どう考えても今は声をかけることの出来るような状況ではない



そうこうしているうちにマオが貫属性の攻撃呪文を放ったようだ
>「ベアトリーチェ!お前がどんなに強くなろうが関係ない!
 僕は負けるわけにはいかない!なぜなら僕はエリートだからだ!!」

「穴が開いたらそこにフリージング・ディストラクションをぶち込みますわ
 それが終わったタイミングで誰かもう一発強力なの・・・出来れば雷属性のを頼みますわよ!!」
属性の関係上、同時に放てば対消滅してしまう
そう考えたフリージアはマオの攻撃が止んだタイミングでフリージング・ディストラクションを放つ算段のようだ
そして相手が凍り付けば電気が良く通るはずである

「お母様が言ってた・・・人間は元々集団で狩りをする生き物だと!!
 数の暴力・・・・もとい仲間同士の絆を思い知りなさいな!!」
はて?マオとフリージアは初対面のはずなのだが・・・・絆なんてあるのか?

ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)

70 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/27(日) 19:25:49 0
ロックは、じっとレンガのようなものを眺めていた。
このレンガのようなものは、先程スフィンクス達がロックに投げつけたものの一つだ。
その赤茶けたブロック状のそれは、ちょうどロックの手に持ちやすいサイズで、
表面は少しざらざらしていた。指で擦ると、指の先が赤茶色になった。
「ああ!そうか!」
ロックはやっと、このレンガのようなものの正体に気づいた。
ロックは背中から、少し錆びた剣を取り出した。

この剣は、雪原で出会ったスケルトンの剣士が“親切にも”ロックにプレゼントしたものだ。
残念ながら鞘まではもらえなかったので、ロックはこの剣を物体操作の呪文で、
背中にぴったりと貼り付けていた。ちなみに、ロックに会った友人達がこの剣について言及しなかったのは、
ロックが着ていたレインコートがこの剣を隠していたからである。

ロックはその剣にレンガのようなそれを押し付けると、シャコシャコと擦りつけ始めた。
「やっぱりなのだ!」
ロックは表側が終わると、今度は剣の裏側も同様にこすり付けた。
「これは砥石なのだ!」
砥石(といし)とは、鍛冶屋が刃物等を研ぐために使う道具である。
表面が硬いざらざらになっており、このざらざらが金属の表面を削り落とす役割をするのだ。
「このためにスフィンクス達は砥石を投げたのか?愛されているって嬉しいな!」
ロックの手にある剣はすっかり錆を擦り落とされた。今ロックの手にある剣は、ただの剣である。
ロックはその剣を再び背中に貼り付けた。

「さてと、あんまりのんびりもしてられなかったな、そういえば。」
ロックが視線を上げた先には、校舎が炎をあげて燃えていた。
たしか、ミルクとリリアーナは校舎の方へエルザを探しに行った筈である。
「ミルク達…一体何があったというのだ?…んあ!」
ロックはびっくりして、自分の真上を見上げた。
今、何かが自分の頭を真上から叩いたような気がしたからだ。
しかし、空に胸糞の悪い色をした雷雲が見えるだけで、何かがロックの頭を叩いたようには見えなかった。。
「気のせいか。」
ロックは校舎に向かって走り出した。その頭の上に、彼のペットフクロウのアウルが乗っているとも気づかずに…

71 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/28(月) 00:02:41 0
>54>65>64>66
「そ〜こ〜か〜ぁ〜!まとめて死にてえか!」
ルズがベアトリーチェの能力を考察し、クリスが浄化能力者を募っている姿をベアトリーチェは発見した。
少し向こうには黒焦げの何かに涙するリリアーナ。
その姿を見てベアトリーチェのコメカミに青筋が浮かび上がる。
「なに泣いてやがるっ!何で闘わねえ!」
吐き捨てるような叫びに応えるのはリリアーナではなくマオであった。

>68>69
>「ベアトリーチェ!お前がどんなに強くなろうが関係ない!
> 僕は負けるわけにはいかない!なぜなら僕はエリートだからだ!!」
「はぁ?」
ギロリと睨むベアトリーチェの目に映ったのはマオと、光の点。
放たれた槍はあまりにも細く、正面から見た時、もはやそれを槍と認識する事は出来なかった。
その槍は瞬時にベアトリーチェまで突き進む。

ベアトリーチェの纏う毒の力場は単なる壁ではない。
魔力すら侵し、その流れを狂わせる毒の絶対防壁。
全体の防御力を見ればマオの攻撃を防ぎきる事が出来ただろう。
しかし極限まで細く鋭い槍は毒の力場に触れる点を限りなく少ない。
その鋭さ故に、その密度故に、雷の槍は障壁を貫きベアトリーチェに迫っていく。
「な・ん・だ・とおおおお!!!」
とっさに左手を前に出し槍の進行を防ぐが、それでも止まらない。
ベアトリーチェの手を貫き、その鼻先まで数センチのところで漸く止まった。
が、槍もまたただの槍ではなく、雷の槍であった。
貫いただけではなく、感電という二次効果を発揮する事になる。

「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
いひひひひ!気持ちいいぜええ?」
雷の槍を手貫かせてまで防いだベアトリーチェの口から愉悦の声が上がる。
確かに雷はベアトリーチェの身体を駆け巡ったのは間違いない。
その証拠に口からは微かに煙まで出ている。
しかし、これは虚勢ではなく、事実である事は直接説明される事になる。

「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」
貫かれたままぐっと雷の槍を握り締めるベアトリーチェ。
握り締められた雷のやりは徐々にその輝くを失い、赤黒くなっていく。
「知ってるか?
たとえムーア人がバジリスクを殺し、その骸を大地に貼り付けるとも、隠微な毒は槍を通りいつか勝者を殺す!
ってなあ!
マオ!フリージア!お前ら名家の生まれなら知っとけ!
貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」
そのまま槍を投げ返した。
投げ返された雷の槍は魔力の収束が弱まり、無数に分かれてマオたちに向かう。
一本一本の威力は弱まっているが、赤黒く染まった色が示すように毒を帯びた雷の矢となって。

あっさりと投げ返したようだが、マオの目論みは達成されていた。
毒の力場にほんの数センチ。
それも徐々に埋められようとしているが、それでも確かに絶対障壁を穿ち、穴を開けていたのだから。

72 :ヴァンエレン・ブランカート ◆u1rU/e.jL2 :2008/07/28(月) 18:35:00 0
>64
>「リリアーナ!吸血鬼!!寝ている場合ではないのですわ〜!!ちゃっちゃと起きるのですわ〜!!」
リリアーナによる空襲ですっかり気絶してしまったヴァンを猫の拳による目覚ましによって夢の世界から現実へと戻された。
「こ、ここは誰?
 私はどこ!?」
ヴァンはこんらんしている。
>「吸血鬼?!それにマオさんと・・・・・あなたは?」
リリアーナのこの様子からして、ミルクはまだヴァンが魔物を呼んだことを知らせていないということだ。
そのことは
「ぐおぉ…空から恐怖の大王が降ってきた!
 ってこの血の匂いは貧乳…貴様か?」
まだ痛みが走る腹部をさすりながら落ちてきたモノを確認すると、優勝するともらえる?らしいリリアーナその人であった。

>62
新生ベアトリーチェにより偽りの世界に綻びが生じている。
>「邪魔者はあらかた片付いた。
>フリージア、マオ、奇麗事ほざいた馬鹿はどれだけ残ってる?
>小便は済ませたか?神様にお祈りは?私の足元でガタガタ震えて命乞いをする心の準備は?」
気絶をしている間になにが起こったのかまったく状況がつかめないヴァン。
それでも抜き差しなら無い状況で敵対すべき相手は依然ベアトリーチェということだけは瞬時に理解した。

>66>68
>「…誰か毒を浄化する魔法は使えるか?」
>「残念ながら僕は無理だ。解毒する魔法は難しすぎる。」
ヴァンが支給品として最初に手に入れた本を開いて確認してみるのだが、あの如何にも強力ですというような毒には効き目が薄そうだ。
「私もいくらか心当たりを探ってみたのだが、あれに効きそうなのは見当たらなかった…」
パタンと本を閉じて少し考えてみるのだが、やはり効くとは思えないためにクリスの期待には応えられないことを知らせた。

ベアトリーチェに対して有効な手段が確立しないまま、マオは先手をとって魔法を詠唱する。
>「―――BRIONAC!―――」
一見してみればすぐに折れてしまいそうなほど細い槍がベアトリーチェに向けて放たれる。
しかし内側に篭っている魔力はすさまじいものがあり、おそらくマオの全力であることが窺い知れる。
>「ベアトリーチェ!お前がどんなに強くなろうが関係ない!
>僕は負けるわけにはいかない!なぜなら僕はエリートだからだ!!」
強大な毒に立ち向かうのはエリートとしての意地。

>71
槍はベアトリーチェを守る障壁を容易に破っていって、依然として勢いは止まらずに守ろうと突き出した手を貫かれてようやく寸でのところで静止した。
ここまで深い傷を受けたのだから、これで相手も多少なりともひるむはず…。
>「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
>いひひひひ!気持ちいいぜええ?」
しかし実際にベアトリーチェの表情は痛みによる苦悶の顔ではなく、まったく逆の愉悦の顔であった。
>「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」
痛みを感じないとはいってもダメージは通っているのだから、まだまだ対処の仕方はあるはずだ。

そして次はベアトリーチェのターン。
>「知ってるか?
>たとえムーア人がバジリスクを殺し、その骸を大地に貼り付けるとも、隠微な毒は槍を通りいつか勝者を殺す!
>ってなあ!
>マオ!フリージア!お前ら名家の生まれなら知っとけ!
>貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」
刺さっているマオの雷の槍の性質を変えて、毒として槍を投げ返してくると八方に散って広範囲にかけて攻撃を仕掛けてくる。
魔力を消耗しているはずのマオより前に出て毒の槍への迎撃にあたる。
まず一つを鋭く武器と化した爪で落として次の二つを横一閃して同時に消滅させる。
クリスやリリアーナたちの方向にも何本か行っていったが、各々がどうにか対処できたようである。
迎撃した際に毒槍にあたった爪が『シュウゥ』と煙を立てて、毒に侵されているのがわかるがぐっと拳を握って皆に見えないように隠す。

73 :レイド ◆M07.CI9OF2 :2008/07/28(月) 19:50:28 O
>53>58
「な、ナイスだ…二人とも…。」
ラルヴァとエース先生の働きにより骨竜は粉砕された。
しかし俺が受けたダメージは予想以上に大きい。
>「毎度毎度、作戦が無茶過ぎるんですよ。」
「へっ…何せ頭が悪いからよ、体張る方法しか思い浮かばないのさ。
馬鹿ってのは損するなぁ、ほんとに…」
埃まみれの床に伏せながらエース先生に回復してもらう。
「ま、これで一件落着だな…。ようやく休める…」
ある程度回復した俺は仰向けになり煙草に火をつけようとするが…
>「なんでそこで止めちゃうかねぇ…」
さっきの骨野郎の声が聞こえた…。
見れば、チェシャ猫がニタニタ笑いながら腕を上から下に降り下ろしていた。
くそっ!あの猫が本体ってオチかよ!
「逃げろラルヴァ!簡単に防ぎきれるレベルの魔法じゃない!」


74 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/28(月) 23:01:14 0
>68-69 >71-72 
>「なるほど毒を浄化してしまえばベアトリーチェさんの肉体強化もフィールドも使えなくなるかもしれませんわね
> 私にも無理だけれどリリアーナさんなら・・・・・」
>リリアーナは真っ黒になったエルザを見て涙を流している
「フリージア女王様、あれは本当にエルザ様なのでしょうか。
 もし戦闘で命を落としても、死体はゴミ箱前で復活するはずではありませんこと?
 誰かの戦闘人形やゴーレムのなれの果てだとしたら、本当に間抜けな話なのですわ〜」

>「穴が開いたらそこにフリージング・ディストラクションをぶち込みますわ
> それが終わったタイミングで誰かもう一発強力なの・・・出来れば雷属性のを頼みますわよ!!」
「女王様!呪文詠唱時間の短縮はルズにお任せあれ!なのですわ〜」
>「お母様が言ってた・・・人間は元々集団で狩りをする生き物だと!!
> 数の暴力・・・・もとい仲間同士の絆を思い知りなさいな!!」
「そのとおりですわ〜!愛と勇気の美少女ヒロインは最後に必ず勝つ!なのですわ〜!」

そして放たれる一条の光。
マオの槍はベアトリーチェの手を貫き、その鼻先まで数センチのところで漸く止まった。
そして貫いただけではなく、感電という二次効果を発揮している。
「やりましたわ!さすがは才媛マオ様ですわ〜!!」
ルズは狂喜した。だが・・・・・・。
>「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
>いひひひひ!気持ちいいぜええ?」
>「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」

ベアトリーチェの馬鹿笑いを聞き、ルズは震え上がった。
「ま・・・・・・真性のドMですわ〜!性格はドSでも身体は正直なのですわ〜!
 このド変態がっ!なのですわ〜!わたくしの知らない秘密の花園なのですわ〜!!」
ルズはタジタジだ。
「でも、痛みを克服していてもダメージは有効なのですわ〜!!」
おそらく他の皆も同じ事を考えていたに違いない。

>「(略)マオ!フリージア!お前ら名家の生まれなら知っとけ!
>貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」
ベアトリーチェはマオの槍を投げ返した。
>投げ返された雷の槍は魔力の収束が弱まり、無数に分かれてマオたちに向かう。
>一本一本の威力は弱まっているが、赤黒く染まった色が示すように毒を帯びた雷の矢となって。
「わ、私は貴族じゃないのですわ〜!!」
ルズはにゃーにゃー必死で逃げ回った。自分の身にかえても使い魔カプセルだけは死守!である。

「フリージア女王様!あれをご覧下さいまし!!」
ルズはベアトリーチェの異変に気づき、鋭く叫んだ。


75 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/29(火) 07:39:02 0
>72
「献血のおっさん!」
遠くからロックの声が聞こえてきた。
“献血のおっさん”と呼ばれたヴァンエレンがその声が聞こえた方を向いたなら、
頭に白いフクロウを乗せながら走ってこちらに向かってくるロックが見えるはずだ。
ヴァンエレンがロックの白フクロウのアウルを見るのは初めてであろう。
しかし、それ以上に大きくその容姿と性格を変えたロックを見るのも初めてであろう。だから、
「いや〜、久しぶりなのだ!まさか献血のおっさんまで参加しているとは思わなかったのだ!」
とロックに気さくに話しかけられても、困惑するだけかもしれない。
もっともそれを除いても、ロックのノリが場違いな事には違いない。
「俺だよ、俺!ロックなのだ!」

ロックはヴァンエレンの後ろにいたマオに気づいた。
「んあ?お前も献血のおっさんの知り合いなのか?」
たぶん、向こうも同じことを疑問に思ったに違いない。
ロックはマオの顔をじっと見た。ロックはマオと直接の面識は無かった。
それゆえに疑問に思ったのだ。こいつは男なのか?女なのか?
なにしろキサラやキサカの例があるので、顔を見ただけでは何ともわからない。
そこでロックはマオの股間を触ってみようとした。
「あイタ!?」
しかし、その行動は未遂に終わった。頭に載っていたアウルに、頭をガツンとつつかれたからだ。
ロックは何が自分の頭を叩いたのだろう、と上を見上げたが、
空に胸糞の悪い色をした雷雲が見えるだけで、何かがロックの頭を叩いたようには見えなかった。
当然だが、アウルはロックの頭に張り付いているので、ロックが上を見上げても見えるわけが無い。
アウルは何故かものすごく恐い顔をしていたが、ロックが上を見上げても見えるわけが無い。

ロックはアウルにつつかれたのがよかったらしく、本来の目的を思い出した。
そして、その本来の目的はすぐに見つかった。
「リリアーナ!無事でよかったのだ!」
リリアーナを見つけたロックはすぐに彼女に駆け寄った。
「申し訳ないのだ。アンジェリーナと色々やってて遅くなってしまったのだ。
 エルザは見つかったのか?ミルクはどこにいるのだ?校舎が燃えているけど、一体何があったのだ?」
ロックは近くにクリスの姿を見たので彼にも呼びかけた。
クリスとは何度か同じ授業をとった事があったので、彼の事は知っていた。
「クリス、お前にも教えて欲しいのだ。リリアーナの近くにある、この黒い塊は一体何なのだ?」

76 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/30(水) 00:07:54 0
>71
>「なに泣いてやがるっ!何で闘わねえ!」
ベアトリーチェがそう吼えるが、リリアーナは顔を上げなかった。聞こえなかったのだろうか?

>75
>「リリアーナ!無事でよかったのだ!」
「ロック!」
リリアーナは顔をごしごし擦り、ロックの方を見た。
>「申し訳ないのだ。アンジェリーナと色々やってて遅くなってしまったのだ。」
ロックは頭の上に白いフクロウを乗せていた。
そして服の方は、何かにもみくちゃにされたようにくたびれた印象だ。
リリアーナは曖昧な表情を浮かべ、ロックと頭の上の白いフクロウを交互に見た。
「アンジェリーナ先生と?でも、外から結構すごい音とかしなかった?」

> エルザは見つかったのか?ミルクはどこにいるのだ?校舎が燃えているけど、一体何があったのだ?」
「ミルクがどうなったのかは分からない。でも、最後に目撃された彼女は大怪我してたって・・・・・」
リリアーナは暗い顔で燃えさかる校舎を振り返った。
「こっちの火事はベアトリーチェちゃんとその使い魔がやったの。・・・・・・彼女、皆殺しにするって言ってた。
 ベアトリーチェの毒が空間に作用してる。このままではリバースが崩壊するのは時間の問題よ。
 ねえロック、もしリバースが崩壊しても、私達は無事元の世界に戻れるのかしら?
 それに・・・気づいてる?校舎の中で絶命した生徒もたくさんいるはずなのに、この場に復活した人間が一人も来てない。
 これってどういうこと?まさか・・・・・・リバース内の異変と何か関係があるのかしら?」

リリアーナは時折ベアトリーチェと戦うマオやフリージアの方に視線を向けていた。
「毒の浄化か・・・・・・解毒剤を彼女の口に押し込むより、結界に誘い込む方が可能性があるかも。
 触媒を使えばきっとアンディにもできると思うんだけど・・・・・・」
こう科敵かもなら

>「クリス、お前にも教えて欲しいのだ。リリアーナの近くにある、この黒い塊は一体何なのだ?」   
「エルザよ。かわいそうに、嫦娥6号に焼かれてしまったの」
リリアーナは目を伏せ、目の前の黒い塊をそっと撫でる。
フリージアの奥義の余波で冷却済なので触れても平気なのだ。
「どこか安全な場所に連れて行きたいけれど、信じられないくらい重くて動かせないの。
 ねえロック、あなたならわかるでしょう?エルザは今どうなってるの?
 ここに身体が残ってるって事は生きてるの?それとも・・・・・」

>一本一本の威力は弱まっているが、赤黒く染まった色が示すように毒を帯びた雷の矢となって。
「これ以上あなたの好きにはさせないわ!」
リリアーナはロックバスターを連射し、何とか全部の毒の矢を撃ち落そうと必死だ。
だが右肩を負傷している痛みのせいか、いつもより狙いが甘い。
そして、いくつか撃ち落せなかった矢は、生徒達の身に迫っていた。

77 :破壊神鳳慈 ◆UF04lfeajU :2008/07/30(水) 09:29:06 0
げすスレ認定

78 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/07/30(水) 10:42:42 P
>71>74>76

>「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
いひひひひ!気持ちいいぜええ?」

>「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」
>「ま・・・・・・真性のドMですわ〜!性格はドSでも身体は正直なのですわ〜!
 このド変態がっ!なのですわ〜!わたくしの知らない秘密の花園なのですわ〜!!」
>「でも、痛みを克服していてもダメージは有効なのですわ〜!!」
「そう・・・・あなたも変態ですのね」
フリージアはポツリと呟いた
「この氷結のフリージア、男女差別無く変態には容赦しませんわよ!!」

>「知ってるか?
たとえムーア人がバジリスクを殺し、その骸を大地に貼り付けるとも、隠微な毒は槍を通りいつか勝者

を殺す!
ってなあ!
マオ!フリージア!お前ら名家の生まれなら知っとけ!
貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」

「そんなこと私が知るかぁですわ!!」
とってもストロンガーな返事を返すフリージア
とは言っても別に服のど真ん中にSマークがあるわけではないし
薔薇の刺繍がされているわけでもない

降り注ぐ毒雷の槍
氷属性のため雷属性に弱いフリージア
当たってしまえばすぐにでも戦闘不能状態になるだろう
だが・・・・

「ここで逃げては女が廃りますわ!」
勇気を振り絞り、予定通りの行動を取るフリージア
>「フリージア女王様!あれをご覧下さいまし!!」
「弱点は・・・・・そこですわ!!」
ルズの言葉によってマオの開けた小さな穴を見つけるフリージア
「氷結のフリージア、最大の奥義フリィィィジングディストラクション!!」

伝家の宝刀・・・・・と言うには抜きすぎのような気もしないではないが
とにかくフリージアの最大最強の技がマオの開けた小さな穴をこじ開けようと放たれたのである

はたして障壁の穴を大きくし相手に打撃を与えられるようになったのだろうか?

必死にロックバスターで矢を打ち落とそうとするリリアーナ
だが全ては打ち落としきれない

「雪の結晶よ!盾になりなさい!!」
フリージアは雪の結晶の盾を作り出すと毒雷の槍から身を守る
「早くしないと障壁が閉じてしまいますわ!誰でもいいから今のうちに攻撃を!!」



ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)


79 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/07/30(水) 20:16:01 0
>76>78
毒雷の矢は、かなり速度にばらつきがあったようだ。
ロックがヴァンエレンに話しかけたとき、彼は毒雷の矢をしのいだ後だった。
ところが今、つまりロックがリリアーナからもろもろの話を聞いた後、
その毒雷の矢が襲い掛かってきたのだ。リリアーナとフリージアがこれを防いだので、
ロックは毒雷の矢をしのぐために、特に何かをする必要は無かった。
しかし、仮にリリアーナとフリージアが防がなかったとしても、ロックはきっと何もしなかっただろう。
ロックは腕を組んで、リリアーナから聞いた話を頭の中で整理していたのだから。

> 「早くしないと障壁が閉じてしまいますわ!誰でもいいから今のうちに攻撃を!!」
ロックはフリージアのその叫びを聞くと、さっと杖を取り出しベアトリーチェに向けた。
まさにジャストタイミングである。しかし…
「…あ、いけない。ついうっかりなのだ。」
ロックはそう言うと、さっさと杖をしまってしまった。
彼はフリージアの叫びを聞いて、ついつい攻撃しそうになったが、彼はベアトリーチェに攻撃をしなかったのだ。
「何で俺がベアトリーチェを攻撃しないといけないのだ?」

ロックはリリアーナのほうに向き直り、リリアーナの質問に対して自分の意見を言うことにした。
「リバースが崩壊したら、たぶん中にいる俺達の魂も消えてしまうんじゃないかな?
 でも、リバースが崩壊しそうになっても、リバースがリバースである限り、
 死んだ人間はルール通り復活すると思うのだ。そのかわり、
 リバースが崩壊しかけているせいで復活するまでに時間がかかっているのかもしれないな。」
ロックはリリアーナの傍にある黒い塊をそっと撫でた。
最初はそれがエルザであると信じられなかったが、その黒い塊から、紛れも無くエルザのペンダントの気配がした。
「エルザが一体どうなったのか、俺もわからない。そういえば、アンジェリーナがさっき言っていたのだ。
 俺もエルザも、魂が不完全な存在だって。俺とエルザ、どちらかが消滅することで、どちらかの魂が補完されるって…」
ロックはすごく困った顔をしていたが、やがて前向きな顔になり、リリアーナにレンガのようなものを手渡した。
「リリアーナ、これは砥石なのだ。これでエルザの“焦げ”を落としてやって欲しいのだ。
 ほら、エルザが目覚めた時、こんな汚れた姿じゃ可愛そうだろ?」
ロックはエルザが何事も無く目覚めるという希望を捨ててはいないのだ。

「それにしても、本物を見るのは初めてだな。幻灯機もあてにならないのだ。さっきはあんな模様は無かったぞ?」
ロックはベアトリーチェを見た。ベアトリーチェを見ながら、リリアーナに話しかけた。
「さてと、ベアトリーチェの毒がリバースを壊しそうで、ベアトリーチェがみんなを殺そうとしている。
 これは大変な事なのだ。だから俺が何とかしなければいけないな。」
ロックはうんうんと一人でうなづいた。
「ベアトリーチェにお願いて、やめてもらうのだぁ!」
そう、ロックにとって今目の前にある問題の解決方法は、
ベアトリーチェを殺す事ではなく、ベアトリーチェを説得する事なのだ。
純粋な心ゆえに選んだ、悲劇とも喜劇ともとれる選択である。しかしロックは、
エルザが何事も無く目覚める事と同じくらい、ベアトリーチェを説得できる希望を捨てるわけがなかった。
「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
ロックは大声でベアトリーチェに呼びかけた。

80 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/07/30(水) 22:45:08 0
無数に降り注ぐ毒雷の矢を迎撃するヴァンエレン達。
その中でフリージアが使い魔カプセルから飛び出してフリージングディストラクションを放つ。
「んな所にいやがったか!
馬鹿の一つ覚えを!今度は完全に叩き潰してやんよ!!」
フリージアの出現に眉を吊り上げて両手を挙げるベアトリーチェ。
フリージングディスラクションが奇妙な軌道を描きながらもキッチリとベアトリーチェに向かう。
空間歪曲が進み、本来当たらぬはずの軌道が確実に的に向かっていたのだ。

とはいえ、毒障壁の方が強固である事は実証済み。
今回も毒障壁を収束させ青白い光線をがっちりと受け止めた。
鬩ぎ合う青白い光と赤黒い光。
拮抗状態が続くが徐々に赤黒い光が青白い光を飲み込んでいく。

だが、見た目のように毒が氷を押し潰しているのではない事はベアトリーチェが一番最初にわかっただろう。
押し潰しているのではない。
潜り込んでいるのだ、と。
それはマオの穿った小さな小さな穴。
しかし強固な堤防も蟻の穴から崩れるように、毒の絶対障壁も今、この小さな穴から崩れようとしているのだ。

「んの・・・・腐れドリルが!取り返しのつかねえ事になって後悔しやがれ!!」
必死になって押さえ込んでいるが不利は否めない。
こうなっては全力を持って押し潰し、相殺するしかない。
そしてそれは防御でありながら攻撃にもなるのだから。
このまま行けばフリージングディストラクションを潰せるだろうが、毒の障壁も霧散する。
だが、毒の恐ろしさはそこから始まるのだ。
収束されていた毒が霧散すれば辺り一帯は完全に汚染される。
障壁すら侵し、あらゆる生物を殺すだろう。

「うはははは!死にやがれっっ!!!」
毒の世界に沈む校舎エリアを思い、高笑いしながら障壁を操るベアトリーチェ。
そこに予期せぬ言葉がかけられる。
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
この場この期に及んでまさかの説得。
しかも狙ったわけでなく、ロックの純真ゆえに出た言葉。
そう、純真。
ベアトリーチェには理解できない、想定すらできない行動。
あまりの想定外のロックの行動にベアトリーチェの力がカクッと抜けた。

この拮抗状態で僅かでも力が抜けるのはもはや致命的である。
「こ・・・こんの!夫婦揃って馬鹿なのか!!!」
小さな穴を一気に広げ捺し進むフリージングディストラクションを押し留めるのはもはや不可能だった。
できる事と言えばロックとリリアーナに呪いの言葉を吐くことだけ。
一瞬で毒の障壁は散らされ、青白い光がベアトリーチェを包む。

その刹那、ベアトリーチェは見た。
収束が解かれ拡散する毒の粒子が空間の亀裂に吸い込まれていくのを。
フリージングディストラクションと毒の障壁の激突は空間のヒビを亀裂にまで押し広げていたのだ。
校舎エリアを汚染し、死の世界とするはずの毒が時空の狭間に消えていく。

「うおおおおおお!!!!この程度で三乗蠱毒の私がああ!!」
毒の障壁を失ったベアトリーチェの声が青白い光の中から響くのであった。

81 :ラルヴァ ◆sy1IQNBWp6 :2008/07/31(木) 15:48:20 0
>58>73
骨の竜はエース先生の蹴りによって横転、その動きを止めた。
そこまではよかったのだが、そこから先がラルヴァにとって非常にまずかった。

>「なんでそこで止めちゃうかねぇ…」
「!やっぱr」
猫が手を振り上げた途端自分の頭上に即座に感じられる程集約された魔力。

>「逃げろラルヴァ!簡単に防ぎきれるレベルの魔法じゃない!」
その声が完全に届くよりも早くラルヴァの本能が危険を察知し、回避せんと動く。
反射的に猫を右手に掴んだまま右側へと飛ぶが、逃げ遅れた左腕は黒い光に完全に焼き尽くされる。
強化された身体能力で動くよりもやはり腕を振り下ろす動作の方が早かったのだ。

「(だけど、痛みを気にしてはいられない!)」
床を無様に転がりながらもラルヴァは右手に握っているはずの尻尾により力を入れ、
転がる勢いも利用してチェシャ猫を床面へとたたきつけようと試みる。

82 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/07/31(木) 23:37:47 0
>78
使い魔カプセルから飛び出したフリージアは、フリージングディストラクションを放った。
>「んな所にいやがったか!
>馬鹿の一つ覚えを!今度は完全に叩き潰してやんよ!!」
>フリージアの出現に眉を吊り上げて両手を挙げるベアトリーチェ。
鬩ぎ合う青白い光と赤黒い光。
拮抗状態が続くが徐々に赤黒い光が青白い光を飲み込んでいく。
「――――いえ、効いているのですわ〜っ! 」
まさに蟻の一穴、である。
>「んの・・・・腐れドリルが!取り返しのつかねえ事になって後悔しやがれ!!」
「ほ〜ほっほっほ!ベアトリーチェ、見苦しいのですわ〜!」
フリージアの足元で、なぜがルズが勝ち誇っていた。

> 「早くしないと障壁が閉じてしまいますわ!誰でもいいから今のうちに攻撃を!!」
>ロックはフリージアのその叫びを聞くと、さっと杖を取り出しベアトリーチェに向けた。
おおっ!とルズが目を輝かせた。
「チャ〜ンス!ですわ〜!!」
「…あ、いけない。ついうっかりなのだ。」
>ロックはそう言うと、さっさと杖をしまってしまった。
「ちょ・・・・・あんたバカ?」
ルズがロックを叱り飛ばした。
>「何で俺がベアトリーチェを攻撃しないといけないのだ?」

>80
>「うはははは!死にやがれっっ!!!」
>高笑いしながら障壁を操るベアトリーチェ。
>だが拮抗していた攻撃に割り込んだのは、この場に不釣合いなロックの言葉だった。
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
「…ほんとにバカね、ですわ〜」
>あまりの想定外のロックの行動にベアトリーチェの力がカクッと抜けた。
「ほ〜ほほほ!正義は必ず勝つ!のですわ〜!!
 さあ皆様〜今がチャンスですわ〜ベアトリーチェに正義の鉄拳を食らわせるのですわ〜!!」
そう叫んだ後、ルズはちょっぴり顔を俯かせた。
「こういうことは、思いっきり派手にやっちゃった方がいいのですわ〜。
 ・・・・・・わたくしにはわかるのですわ〜。
 ベアトリーチェは、本当は、自分が間違ってると思い知らされたいのですわ〜。
 でも、無意識のうちに認めたくないとも思ってるのですわ〜。
 ですからロックとやら、説得では無理なのですわ〜。
 信念を覆すには、圧倒的な力で誰かが思いきりぶちのめさないと!!
 これは数の暴力・・・もとい、愛のムチなのですわ〜!ほーほほほ!」
ルズ、相変わらず口だけは達者である。

83 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/01(金) 00:50:29 0
>78-79
「何よこの時間差攻撃?!これも、リバース空間のひずみが影響してるのっ?!」
フリージアの攻撃の後だというのに、何もない場所から突然飛んでくる毒矢にリリアーナがぼやいた。
> 「早くしないと障壁が閉じてしまいますわ!誰でもいいから今のうちに攻撃を!!」
>ロックはフリージアのその叫びを聞くと、さっと杖を取り出しベアトリーチェに向けた。
「…あ、いけない。ついうっかりなのだ。」
>ロックはそう呟くと、なんとさっさと杖をしまってしまった。
「え?ええっ???」
リリアーナが目を白黒させた。
腹を立てたルズが思いきりロックを罵倒している。

>ロックはリリアーナのほうに向き直り、リリアーナの質問に対して自分の意見を述べた。
ロックの説はこうだった。
・リバースが崩壊したら、たぶん中にいる俺達の魂も消えてしまうんじゃないかな?
・だがリバースがリバースがリバースである限り、死んだ人間はルール通り復活する
・ただし、復活するまでに時間がかかっているのかもしれない

「なるほど・・・・・。その仮説が正しければ、ペンダントを集めると出口が出現というルールもまだ有効ね・・・・・・」

>ロックはリリアーナの傍にある黒い塊をそっと撫でた。
>「エルザが一体どうなったのか、俺もわからない。そういえば、アンジェリーナがさっき言っていたのだ。
> 俺もエルザも、魂が不完全な存在だって。俺とエルザ、どちらかが消滅することで、どちらかの魂が補完されるって…」
「そんな!不完全なのはわかるけど、どちらかが消滅っておかしいでしょう!!だって彼女はブラ・・・・・」
リリアーナは慌てて両手で口を噤んだ。
エルザがブランエンの生まれ変わりだという話は、今リリアーナがロックの前で話していいことではないのだ。
「――――それ、本当なの?じゃあ知ってて、あなたは平気なの?」
リリアーナはなぜかロックではなく、もっと上の方に目線を向けていた。

>ロックはすごく困った顔をしていたが、やがて前向きな顔になり、リリアーナにレンガのようなものを手渡した。
>「リリアーナ、これは砥石なのだ。これでエルザの“焦げ”を落としてやって欲しいのだ。
> ほら、エルザが目覚めた時、こんな汚れた姿じゃ可愛そうだろ?」
「・・・・・・・何で砥石なのよ。普通はハンカチとかじゃないの?」
リリアーナは憎まれ口を叩きつつも、砥石を受け取った。

>「さてと、ベアトリーチェの毒がリバースを壊しそうで、ベアトリーチェがみんなを殺そうとしている。
> これは大変な事なのだ。だから俺が何とかしなければいけないな。」
ロックはうんうんと一人でうなずいた。 リリアーナもこくこく頷いている。
もっとも、頷きながらも彼女の手も休まず動いていた。
こんなので擦って痛くないのかな?と不安ではあるが、エルザの顔にこびりついた焦げを優しく落としている。

>「ベアトリーチェにお願いて、やめてもらうのだぁ!」
「うんうん、ベアトリーチェちゃんにお願いして・・・・・ええええ〜?!」
思わず手が止まり、彼女は素っ頓狂な声をあげた。
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
「わーダメよロック!今のベアトリーチェちゃんはいつもと違うの!迂闊に近寄れば殺されちゃうわ!!」
ロックの声を聞いたとたん、ベアトリーチェの身体からがくっと力が抜けた。
リリアーナは目をまん丸にした。思わず砥石を動かす手が止まる。
「すごいわロック、説得作戦大成功じゃない!」
>「こ・・・こんの!夫婦揃って馬鹿なのか!!!」
リリアーナはえっ?と驚き、なぜかロックと頭上の白フクロウを交互に見た。
「そ、そんなこと無い!・・・・・・と、思うわ!」

84 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/01(金) 00:51:45 0
>82
>収束が解かれ拡散する毒の粒子が空間の亀裂に吸い込まれていく。
>フリージングディストラクションと毒の障壁の激突は空間のヒビを亀裂にまで押し広げていたのだ。
>校舎エリアを汚染し、死の世界とするはずの毒が時空の狭間に消えていく。
「まずいわ!空間の亀裂に大量の毒が吸い込まれていっちゃう!!」
あれをまともに喰らえば即死だろうが、空間の亀裂に吸い込まれるのもかなりまずい。
もともと空間の皹が眼に見える形になったのは、ベアトリーチェが取り込んだ毒のせいだ。
毒素が強すぎて、もともとひずんでいた空間にさらに追い討ちをかけることになる。
では、その原因になった毒が空間の亀裂に入り込んだとしたら一体どうなるのだろうか?

勢いづいたルズとは対照的に、リリアーナはどこか思いつめたような表情を浮かべている。


85 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/08/01(金) 01:19:13 0
>「残念ながら僕は無理だ。解毒する魔法は難しすぎる。」
>「なるほど毒を浄化してしまえばベアトリーチェさんの肉体強化もフィールドも使えなくなるかもしれませんわね
 私にも無理だけれどリリアーナさんなら・・・・・」
>「私もいくらか心当たりを探ってみたのだが、あれに効きそうなのは見当たらなかった…」
これだとつかえそうなのはリリアーナ一人か。
だが肝心のリリアーナも、
>「リリアーナさん・・・・」
今は放っておいた方が良さそうだ。
解毒魔法があれば攻撃に混ぜ込もうと思ったんだけど仕方ないな。

>「―――勝利をもたらすものよ――わが手に宿り灼熱によって敵を死に至らしめよ―――」
強力な一撃で毒を破ろうと思ったのか、マオがさっきの剣よりも強い魔力を圧縮し始める。
>「―――BRIONAC!―――」
そして極限まで細くされた槍がベアトリーチェに向けて放たれる。
>「ベアトリーチェ!お前がどんなに強くなろうが関係ない!
 僕は負けるわけにはいかない!なぜなら僕はエリートだからだ!!」
>「穴が開いたらそこにフリージング・ディストラクションをぶち込みますわ
 それが終わったタイミングで誰かもう一発強力なの・・・出来れば雷属性のを頼みますわよ!!」
マオに続きフリージアが攻撃の予告と援護の要請をする。

>「な・ん・だ・とおおおお!!!」
>「やりましたわ!さすがは才媛マオ様ですわ〜!!」
虚を突かれたのか、マオのベアトリーチェにクリーンヒットした。
しかし、予想外の反応が返ってきた。
>「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
いひひひひ!気持ちいいぜええ?」
>「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」
…ヤク中って、すごく嫌なんだけど。
>「ま・・・・・・真性のドMですわ〜!性格はドSでも身体は正直なのですわ〜!
 このド変態がっ!なのですわ〜!わたくしの知らない秘密の花園なのですわ〜!!」
>「でも、痛みを克服していてもダメージは有効なのですわ〜!!」
確かに痛覚を克服してもダメージは蓄積しているのだろう。
現に痺れていることが証明している。
>「そう・・・・あなたも変態ですのね」
>「この氷結のフリージア、男女差別無く変態には容赦しませんわよ!!」
>「知ってるか?
 (中略)
  貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」
その言葉とともに槍を投げ返す。
密度が低下していたのか、槍は分裂し、矢となって向かってくる。
しかし空間がゆがんでいるため、それぞれ不規則な動きを取り始める。
「近くに来るまで迎撃は不可能、か。」


86 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/08/01(金) 01:20:31 0
>「献血のおっさん!」
戦闘中の中、場違いな声が響く。
>「いや〜、久しぶりなのだ!まさか献血のおっさんまで参加しているとは思わなかったのだ!」
三等過程の時よく授業が同じだったためよく知った人物のはずなのだが…
>「俺だよ、俺!ロックなのだ!」
…ロック、二等過程に入ってから性格でも変わったのか?
>「んあ?お前も献血のおっさんの知り合いなのか?」
そしてマオに近づいていく。
>「あイタ!?」
何をしようとしたのかはよく分からなかったが、頭の上にいるフクロウがロックの頭を突いて止めた。
だが、以前ロック暗殺計画が立っていたということに何となく納得できてしまった。
>「リリアーナ!無事でよかったのだ!」
次にロックはリリアーナのところに駆け寄っていく。
>「ロック!」
>「申し訳ないのだ。アンジェリーナと色々やってて遅くなってしまったのだ。
>「アンジェリーナ先生と?でも、外から結構すごい音とかしなかった?」
> エルザは見つかったのか?ミルクはどこにいるのだ?校舎が燃えているけど、一体何があったのだ?」
>「ミルクがどうなったのかは分からない。でも、最後に目撃された彼女は大怪我してたって・・・・・」
ああ、たぶんメラルが思いっきりやったんだな。
>「こっちの火事はベアトリーチェちゃんとその使い魔がやったの。・・・・・・彼女、皆殺しにするって言ってた。
 (中略)
 これってどういうこと?まさか・・・・・・リバース内の異変と何か関係があるのかしら?」

>「毒の浄化か・・・・・・解毒剤を彼女の口に押し込むより、結界に誘い込む方が可能性があるかも。
 触媒を使えばきっとアンディにもできると思うんだけど・・・・・・」
>「クリス、お前にも教えて欲しいのだ。リリアーナの近くにある、この黒い塊は一体何なのだ?」
「よくわからないが、たぶん生徒だと思う。
 火を消すまでは騒いでいたからな。」
あまり詳しくわからない為、簡潔に済ませたが、リリアーナが詳しく答えた。
>「エルザよ。かわいそうに、嫦娥6号に焼かれてしまったの」
>「どこか安全な場所に連れて行きたいけれど、信じられないくらい重くて動かせないの。
 ねえロック、あなたならわかるでしょう?エルザは今どうなってるの?
 ここに身体が残ってるって事は生きてるの?それとも・・・・・」
言いかけてリリアーナは銃を構える。
やっと矢がこっちに来たようだ。
>「これ以上あなたの好きにはさせないわ!」
リリアーナが撃ち落とし始めると同時に詠唱を始める。
「大気よ 目前で固まり
 我を守りし盾となれ」
その間にフリージアも盾を作り出して矢を防いでいく。
>「雪の結晶よ!盾になりなさい!!」
「インビジブルシールド」
飛んでいる間に魔力が拡散しきったのか、案外簡単に矢を防ぐことができた。

>「早くしないと障壁が閉じてしまいますわ!誰でもいいから今のうちに攻撃を!!」
>「チャ〜ンス!ですわ〜!!」
いや、俺そんなに強力な攻撃…一つだけあるけど時間足りないって。
反応できずにいるおれと違って、ロックは杖を構えた。が、
>「…あ、いけない。ついうっかりなのだ。」
>「え?ええっ???」
>「ちょ・・・・・あんたバカ?」
「いや、そこでやめるなよ。」
ついルズと一緒に突っ込みを入れる。
>「何で俺がベアトリーチェを攻撃しないといけないのだ?」
…だめだ、何を言っても意味を成しそうにない。

87 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/08/01(金) 01:21:24 0

>「リバースが崩壊したら、たぶん中にいる俺達の魂も消えてしまうんじゃないかな?
 (中略)
 リバースが崩壊しかけているせいで復活するまでに時間がかかっているのかもしれないな。」
>「なるほど・・・・・。その仮説が正しければ、ペンダントを集めると出口が出現というルールもまだ有効ね・・・・・・」
そしてエルザと呼ばれた生徒をそっと撫でる。
>「エルザが一体どうなったのか、俺もわからない。そういえば、アンジェリーナがさっき言っていたのだ。
 俺もエルザも、魂が不完全な存在だって。俺とエルザ、どちらかが消滅することで、どちらかの魂が補完されるって…」
>「そんな!不完全なのはわかるけど、どちらかが消滅っておかしいでしょう!!だって彼女はブラ・・・・・」
>「――――それ、本当なの?じゃあ知ってて、あなたは平気なの?」
>ロックはすごく困った顔をしていたが、やがて前向きな顔になり、リリアーナにレンガのようなものを手渡した。
>「リリアーナ、これは砥石なのだ。これでエルザの“焦げ”を落としてやって欲しいのだ。
 ほら、エルザが目覚めた時、こんな汚れた姿じゃ可愛そうだろ?」
>「・・・・・・・何で砥石なのよ。普通はハンカチとかじゃないの?」

>「それにしても、本物を見るのは初めてだな。幻灯機もあてにならないのだ。さっきはあんな模様は無かったぞ?」
いつから出てるかよくわからないが、だんだん模様が太くなっているのは確かだ。
たぶんベアトリーチェの言う三乗蠱毒が原因なんだろう。
>「さてと、ベアトリーチェの毒がリバースを壊しそうで、ベアトリーチェがみんなを殺そうとしている。
 これは大変な事なのだ。だから俺が何とかしなければいけないな。」
「ああ、だから倒してとめようt」
>「ベアトリーチェにお願いて、やめてもらうのだぁ!」
>「うんうん、ベアトリーチェちゃんにお願いして・・・・・ええええ〜?!」
ロックに戦うよう言おうとしたが、この言葉に思わず頭をかかえそうになる。
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
>「わーダメよロック!今のベアトリーチェちゃんはいつもと違うの!迂闊に近寄れば殺されちゃうわ!!」
>「…ほんとにバカね、ですわ〜」
「…ああ、大バカだ。」
それでもベアトリーチェにもとって予想外だったのか、冷気を抑えていた力が抜けたようだ。
>「すごいわロック、説得作戦大成功じゃない!」
>「こ・・・こんの!夫婦揃って馬鹿なのか!!!」
>「そ、そんなこと無い!・・・・・・と、思うわ!」
力が抜けたために抑えきることができず、フリージアの攻撃が直撃した。
>「うおおおおおお!!!!この程度で三乗蠱毒の私がああ!!」

今なら強力な一撃が用意できる。
そう思って手頃な瓦礫の上に剣を使って魔法陣を詠唱しながら描き出す。
「大気に漂う魔力よ 陣に集いて力となれ
 魔力を補い 更なる力を与えたまえ
 『魔力増幅』」

これで第一段階は完了、術の発動にはもう少し時間がかかりそうだ。

88 :フリージア ◆cOOmSNbyw6 :2008/08/01(金) 17:36:40 P
>79>80>82
>「んの・・・・腐れドリルが!取り返しのつかねえ事になって後悔しやがれ!!


毒によってフリージングディストラクションを相殺しようとするベアトリーチェ
>「うはははは!死にやがれっっ!!!」
そこにかけられたロックの声
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこの

ロックに話すがいいのだぁ!」
脱力するベアトリーチェ
>「こ・・・こんの!夫婦揃って馬鹿なのか!!!」
ベアトリーチェを包み込むフリージングディストラクション
>「うおおおおおお!!!!この程度で三乗蠱毒の私がああ!!」
「・・・・・予想外の結果ですわ」
多分まだやられてないとは思うのだが予想外すぎる展開にぽか〜んとなるフリージア

>「ほ〜ほほほ!正義は必ず勝つ!のですわ〜!!
 さあ皆様〜今がチャンスですわ〜ベアトリーチェに正義の鉄拳を食らわせるのですわ〜!!」

>「こういうことは、思いっきり派手にやっちゃった方がいいのですわ〜。
 ・・・・・・わたくしにはわかるのですわ〜。
 ベアトリーチェは、本当は、自分が間違ってると思い知らされたいのですわ〜。
 でも、無意識のうちに認めたくないとも思ってるのですわ〜。
 ですからロックとやら、説得では無理なのですわ〜。
 信念を覆すには、圧倒的な力で誰かが思いきりぶちのめさないと!!
 これは数の暴力・・・もとい、愛のムチなのですわ〜!ほーほほほ」
「属性が違う攻撃同士が相殺しないようにベアトリーチェさんが死なない程度にふるぼっこですわ!!」
気を取り直してこう声をかけるフリージア
なぜ死なない程度か?殺してしまえばゴミ箱で復活してしまう
すなわち逃げられてしまうからである

その間にもますますひどくなる空間のひずみ
だがフリージアはまったく気が付いていないのであった

ペンダント自前1 所持3 投下1 魔力回復薬(青汁風味)

89 :死王 ◆u1rU/e.jL2 :2008/08/01(金) 19:40:05 0
>73>81
>「逃げろラルヴァ!簡単に防ぎきれるレベルの魔法じゃない!」
レイドが危険を察知してラルヴァに向けて叫ぶのだが、もはや完全に避けるのさえ容易ではない状況に陥っていた。
「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!無駄だ無駄だ。
 そのまま焼かれて死ぬがいい!」
咄嗟にレイドの声に反応して迅速な回避行動をとり、強化されて通常よりも早く行動できるラルヴァの身体能力により被害は左腕のみが犠牲になった。
「!?…尻尾を強く掴むな!!
 ちぎれてしまうだろうが!」
絶対に逃がすまいと尻尾を握る手にさらに力をかけて、チェシャ猫を地面に叩きつけようとする。
が、地面につく直前に転移の魔法陣が展開されて難を逃れる。
出口として設定された魔法陣の場所はラルヴァの背後…そこからチェシャ猫とラルヴァの手が魔法陣から出てきている。
「惜しい惜しい。
 もう少しだったんだがなぁ。
 …この無礼な手を早く離せ」
ぶらぶらと空中にとどまって逆さまのままでは頭に血が上ってしまうため、ラルヴァに手を離すように言うのだがそんなことでは離してもらえぬことなど承知のはず。
ならば実力行使しかない。
闇より現れた配下の骸骨剣士がラルヴァの手のみを狙って剣を横に一閃した。

「貴様らにはこれだ」
いまだにお留守になっているレイドとエースの周囲には無数の人型の骨たち。
手には剣と盾、魔法杖を備えた部隊が二人を取り囲んでいて、一斉に襲い掛かっていった。

90 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/08/01(金) 20:21:59 0
>80>83
> 「こ・・・こんの!夫婦揃って馬鹿なのか!!!」
「ふ〜ん、夫婦って馬鹿なんだぁ。」
夫婦って俺達の事かな?と思ったロックは意味ありげな視線をリリアーナに送った。
> 「そ、そんなこと無い!・・・・・・と、思うわ!」
ロックはそれを聞いてすごくがっかりした。

「それにしても、お前は一体さっきから俺の頭をどうしてそんなに気にするのだ?」
リリアーナは、さっきからちらちらと自分の頭を見ているような気がした。
何か頭に変なものでも付いているのだろうか?と、ロックは何気なく頭の上に手を伸ばした。
>>「ギャッ!」
そんな悲鳴が頭の上から聞こえた。哀れなフクロウのアウルが、主人が伸ばした手にわき腹をつつかれたからだ。
ロックはそのぬいぐるみのような感触に気づくと、すぐにそれを持って頭から降ろした。
「アウル!なんでアウルがここにいるのだ!?」
アウルは首をくるっと回し、飼い主の顔を恨みがましくじっと見た。

>82>88
> 「こういうことは、思いっきり派手にやっちゃった方がいいのですわ〜。(以下略)」
黒猫ルズはロックに、ベアトリーチェの説得は無理だから、“愛のムチ”を使えといった。
「黒猫の言うこともわかるのだ。でも、俺達は魔法使いなのだ。
 魔法使いはその魔法の力で、みんなを笑顔にするのが仕事なのだ。
 だから、俺はみんなが笑顔になれる方法のほうがいいな。」
> 「属性が違う攻撃同士が相殺しないようにベアトリーチェさんが死なない程度にふるぼっこですわ!!」
「みんなが笑顔になれる方法のほうがいいなったら!」
大事なことなので、ロックは二回言った。
「信じたら駄目なのかなぁ?ベアトリーチェは今やっているすごく悪い事と同じくらい、すごく良い事ができると思うのだ。
 今彼女を痛めたら、そのすごく良い事ができなくなるかもしれないのだ。毒ってそんなに悪い事なのかなぁ?」
ロックはそこまで言った後、再び手に持っているアウルに視線を落とした。

>84
> 「まずいわ!空間の亀裂に大量の毒が吸い込まれていっちゃう!!」
リリアーナはどこか思いつめたような表情を浮かべそう言った。
しかし、その言葉はロックの耳に入っていなかった。アウルに“お仕置き”をしていたからだ。
「まったくもう!あれだけ『危ないからリバースに入ってきちゃ駄目なのだ』って言ったのに、なんでお前というフクロウは(以下略)」
ロックはアウルを激しく上下にシェイクしていた。アウルはピーピー悲鳴をあげた。

「おおっ!そうだった、俺はベアトリーチェの説得をするんだった!」
ロックはひとしきりアウルに対する“お仕置き”を終えると、自分がやるべきことを思い出したようだった。
アウルはロックの“お仕置き”のせいで、ぐるぐると目を回している。
「ねぇねぇ!ベアトリーチェの信念ってな〜んな〜のだぁ〜!?黒猫が言ったみたいに、本当は間違ったこ〜とな〜のだぁ〜!?」
ロックはベアトリーチェがいると思われる方向に叫んだ。
「ちなみに、俺の信念は仲間を愛するこ〜とな〜のだぁ〜!」

91 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/08/01(金) 21:20:53 0
>71
僕の攻撃はベアトリーチェの毒の力場を貫き
手を貫通し鼻先にまで届いた。手の傷も決して浅いとは言えない。
つまり僕の攻撃は大成功と言えるってわけだ!
「やったぁ!どうだエリートの実力を見たか!」
手の傷から広がった感電の痛みを思い知るがいい!
>「ぎゃああああ・・・あひゃはへはははは!
>いひひひひ!気持ちいいぜええ?」
な、なに?そんな馬鹿な!?なんであいつは笑っているんだ?
あれだけの電流が体を走り抜けて気持ちいいなんていえるわけがない
>「無駄だぁ!脳内麻薬を操作して今の私は苦痛を快感に感じるんだよぉ!」
なんだって?つまりマリファナを大量に使ったみたいなものか?
僕がベアトリーチェの覚悟に驚いていると槍を引き抜くベアトリーチェ。
光り輝いていた槍はだんだんと赤黒く毒カしていく。

>「知ってるか?
>たとえムーア人がバジリスクを殺し、その骸を大地に貼り付けるとも、隠微な毒は槍を通りいつか勝者を殺す!
>ってなあ!
>マオ!フリージア!お前ら名家の生まれなら知っとけ!
>貴族の死因ナンバーワンは毒殺だって事をな!!!」
案の定毒化した槍を僕の方に投げてくる……
だが僕はよけなかった。いや、よける必要はなかった。
ヴァンエレンが僕の前に出て攻撃をかばってくれたからだ。
「フッ、僕には守ってくれる騎士がいるんでね。」
だがベアトリーチェの毒も尋常じゃないことは分かっている。
いくら吸血鬼なヴァンエレンだって毒を防いだ手はただではすんでいないはず……
「ありがとうヴァンエレン。いつもいつも助けられてすまないな……」
小声で僕はヴァンに告げる。何度も助けられているんだ。
これぐらい言っておかないとな。

>75
>「献血のおっさん!」
向こうから知らない男が走ってくる。
しかし献血のおっさんって……まさかヴァンエレンのことか?
確かに食堂で献血を求めてくる変なやつがいるって噂は聞いたことがあったが、
まさかヴァンエレンがその献血のおじさんだったとは……
やれやれ、そんな情けない血の集め方するなんて……
>「んあ?お前も献血のおっさんの知り合いなのか?」
ロックのヴァンの呼び方になんとなくムッとくる。
「僕はヴァンエレンは知っているが献血のおっさんなど知らない。」
素っ気無く僕がそういうと今度はなんだか僕の顔を見つめはじめる。
「………なんだよ?なんか言いたいことでもあるのか?」
しかし返事はなく今度はこっちに近寄ってくる……
なにかされるのかと思い僕は身構えると男の頭に乗っている
フクロウが頭をつつきなにやら思い出した様子でリリアーナのところへと男は向かっていく。
「……なんなんだあいつ。気持ち悪いな」



92 :名無しになりきれ:2008/08/01(金) 21:21:25 0
>78>80
そういえばこんなことをしている場合じゃない。
僕が振り返るとちょうどベアトリーチェとは犬猿の仲で有名なフリージアが最大の奥義とやらを放つところだ。
>「氷結のフリージア、最大の奥義フリィィィジングディストラクション!!」
最大の奥義の名に相応しく凄まじい氷結波がベアトリーチェに襲う!
だがやはり一筋縄ではいかない。ベアトリーチェはフリージングデストラクションを受け止める。
僕が穴を空けたのは事実。本来ならば抑え込めるのは無理だ。
だが恐るべきはベアトリーチェ……どうやら全力を持ち相殺する気のようだ。
しかもあの目にはまだ諦めはない。いや。今だに勝つことを確信しているような眼をしている。
駄目だ、フリージングデストラクションだけでは倒せない。
僕が後詰めのために魔力をまた引き出す。その時だった。予想外の声が飛んでくる
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
言ったのはさっき僕をじっと見ていた気持ち悪い男……状況が見えてないのか?
「なんという莫迦なんだ……そんなことを言っている暇があったらお前も攻撃しろ!!」
ロックに叫んでいると後ろでベアトリーチェの叫びが響く。
むきなおすとそこには毒の力場が消え無防備となったベアトリーチェがいた。
……え?どういうことだ。まさか本気で効果あったのか?
>「うおおおおおお!!!!この程度で三乗蠱毒の私がああ!!」
「え、えっと……フッ……フフフフ。勝負あったなベアトリーチェ!!
 ま、所詮エリートの僕と勝負になるはずもなかったけどね!アハハハ!
 恥じることはないお前は強かったよ。ただそれ以上にこのエリートマオ様が強すぎただけだ!」
よく分からないがとりあえず損失感どっぷりなベアトリーチェに強がってみせる。

>82
>「こういうことは、思いっきり派手にやっちゃった方がいいのですわ〜。
>(中略
>これは数の暴力・・・もとい、愛のムチなのですわ〜!ほーほほほ!」
「よーし!もう勝ったも同然だ。クリス!最後はお前に譲ってやる!」
詠唱を始めるクリスの肩をたたき寛大さをアピールする僕。
もっとも実際はさっきの魔法に相当な魔力を費やしたために
これ以上高威力の魔法を使えないだけなんだけど……
なにやらベアトリーチェのまだ説得(?)するため話しかけている莫迦もいるがもはや突っ込むまい何も言うまい…


93 :マオ ◆wYjEoXUBzo :2008/08/01(金) 21:26:16 0
>78>80
そういえばこんなことをしている場合じゃない。
僕が振り返るとちょうどベアトリーチェとは犬猿の仲で有名なフリージアが最大の奥義とやらを放つところだ。
>「氷結のフリージア、最大の奥義フリィィィジングディストラクション!!」
最大の奥義の名に相応しく凄まじい氷結波がベアトリーチェに襲う!
だがやはり一筋縄ではいかない。ベアトリーチェはフリージングデストラクションを受け止める。
僕が穴を空けたのは事実。本来ならば抑え込めるのは無理だ。
だが恐るべきはベアトリーチェ……どうやら全力を持ち相殺する気のようだ。
しかもあの目にはまだ諦めはない。いや。今だに勝つことを確信しているような眼をしている。
駄目だ、フリージングデストラクションだけでは倒せない。
僕が後詰めのために魔力をまた引き出す。その時だった。予想外の声が飛んでくる
>「おーい!ベアトリーチェ!一体どうしたのだぁ!?何が気に入らないのかこのロックに話すがいいのだぁ!」
言ったのはさっき僕をじっと見ていた気持ち悪い男……状況が見えてないのか?
「なんという莫迦なんだ……そんなことを言っている暇があったらお前も攻撃しろ!!」
ロックに叫んでいると後ろでベアトリーチェの叫びが響く。
むきなおすとそこには毒の力場が消え無防備となったベアトリーチェがいた。
……え?どういうことだ。まさか本気で効果あったのか?
>「うおおおおおお!!!!この程度で三乗蠱毒の私がああ!!」
「え、えっと……フッ……フフフフ。勝負あったなベアトリーチェ!!
 ま、所詮エリートの僕と勝負になるはずもなかったけどね!アハハハ!
 恥じることはないお前は強かったよ。ただそれ以上にこのエリートマオ様が強すぎただけだ!」
よく分からないがとりあえず損失感どっぷりなベアトリーチェに強がってみせる。

>82
>「こういうことは、思いっきり派手にやっちゃった方がいいのですわ〜。
>(中略
>これは数の暴力・・・もとい、愛のムチなのですわ〜!ほーほほほ!」
「よーし!もう勝ったも同然だ。クリス!最後はお前に譲ってやる!」
詠唱を始めるクリスの肩をたたき寛大さをアピールする僕。
もっとも実際はさっきの魔法に相当な魔力を費やしたために
これ以上高威力の魔法を使えないだけなんだけど……
>「ちなみに、俺の信念は仲間を愛するこ〜とな〜のだぁ〜!」
なにやらベアトリーチェのまだ説得(?)するため話しかけている莫迦もいるがもはや突っ込むまい何も言うまい…


94 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/08/01(金) 22:30:52 0
フリージングディストラクションの放出時間が終わり、青白い光は破裂するように散っていく。
周囲にはダイヤモンドダストが舞い靄に包まれる。
その靄の中に人影はあった。
立っている状態で!
当然そこにいるのはベアトリーチェ。
ドレスは氷粉々に砕けているが、隠すべきところは残っている辺りは大宇宙の意思なのだろうか?
ともあれ、随分と露出の増えたベアトリーチェはそこに立っていたのだ。
「ふふふふ・・・あっはっはっは!効かねえって言ったろうが!!」
高笑いと共に宣言する言葉通り、目立った外相は見当たらない。
違いといえば、全身に浮かび上がる紋様が更に太くなっている事だった。
最初はペンで描かれた程度の太さだったのが、今や筆で書かれたほどに太くなっている。
白い肌と黒い紋様の比率は半々までになっていた。

「リリアーナ!嫦娥6号をなぜ殺すと聞いたな!
お前は蠱毒をわかっていない!
蠱毒は殺し合いの儀式じゃない!命の統合の!魂の融合の儀式だ!
嫦娥6号を含め蠱毒に参加した生物の命を!魂を!私は背負っている!
お前達が相手にしているのは私一人じゃねえんだよ!」
マオ、フリージアの二大火力の攻撃を受けきり、勝ち誇ったように言い放つ。
殺さざる得ない状況で全員が助かる為の最後の手段。
命を統合し、魂を融合してきた、自分以外の全ての命を背負う。
それがベアトリーチェの強さの秘密。
見た目は1対多だが、その実は大多対多だったのだ。

勝ち誇った顔で一歩踏み出した瞬間、ベアトリーチェの視界が突如としてぶれる。
踏み出した足は身体を支えきれず、体勢を崩してしまったのだ。
片膝をついたことを理解できず混乱する最中、体内から込み上げてくるものに驚いた。
その驚きは躊躇を許さず、ベアトリーチェは大量の血を吐き出した。
「ゲハァッ!・・・・ま・・・まさ、か・・もう・・・なのか?」

ベアトリーチェは毒体質として生まれてきたわけではない。
特殊な血統でも、高い才能を秘めているわけでもない。
庭園でそうであったように、魔力を暴走させれば力を発揮するどころか身体が粉砕するのみ。

後天的に作られた毒体質。
その後更に儀式によって限界まで高められた蠱毒の毒姫。
ベアトリーチェは既に極限の存在だったのだ。
更に嫦娥6号を喰らい成った三乗蠱毒は文字通り限界を超えていた。
それが身体に浮き出た紋様なのだ。
限界を超えた毒はベアトリーチェ自身の身体も徐々に蝕んでいく。
大きな力を使ったり、大きなダメージを負えば加速的に蝕まれていく。

片膝をつき、肩を上下させて息をするベアトリーチェにロックが問いかける。
その言葉は力尽きかけていたベアトリーチェの眼に光を戻すに足る言葉だった。
垂れていた頭を上げ、そして消えた。

加速剤を使っての超スピード移動。
一気に間合いを詰め、ロックの前に立っていた。
片手にはルズの首根っこを摘んでおり、もう片方の手はロックの手を握っていた。
「ルズ、ありがとう。誰かに止めて欲しかった・・・」

95 :ベアトリーチェ ◆DOKU7MAWbk :2008/08/01(金) 22:30:59 0
顔の高さまで持ち上げて語りかけるが、その言葉とは裏腹に眼光は悪意に満ちている。
堪えきれないような笑みを浮かべて。
「・・・な〜んて三文小説の悪役みたいに改心すると思ったか?
止めて欲しいと自覚があるくらいなら自分で止まるわっ!
わかった風な口聞く奴は先に地獄にいってろ!」
そう言うや否や、ルズを空間の亀裂に投げ捨てた。
その先がまさに地獄だという事をルズは知るだろう。

ルズを投げ捨てた後、ロックに向き直りにっこりと微笑む。
「信念?これはただの証明実験なのよ。あなたが言う愛というものが存在しない、という。
そして実験はまだ続いているわ。
ロック!リリアーナの想われ人。最適な実験台を今、私は手に入れた!」
そう、手に入れたのだ。
薬物強化された力を持って強引にロックの手を振り掲げて見せる。
凄まじい勢いで振ったのだがその手が離れる事は無かった。
たとえロックが手を離そうと思っても離せないだろう。
それは掲げられたロックとベアトリーチェの手が雄弁に物語っている。

手を繋いでいるのではない。
くっついているのでもない。
一つになっているのだ。
継ぎ目も何もなく、元より人繋がりの身体であったかのように。
紋様も同じようにロック側の手に浮かび上がっている。

「全員動くな!これを見て察しはついているだろ?キメラウイルスだ!
・・・リリアーナ、正直感心したよ。
自分は殆ど闘う事無いまま薬も利害も無く、これだけの人間を操る。
だったらこういうのはどうだ?」
キメラウイルス。
キメラはご存知の通り合成魔獣であるが、それと同様に生物同士を合成してしまうウイルス。
ベアトリーチェはこのウイルスを使い、ロックと身体を融合させたのだ。

「人質としては最高だろ?
既に私はロックと同体。私を殺してもこの腕を切り落としても拒絶反応を起こし地獄の苦しみをロックが負うぞ。
そこでだ、定番通り命令するが、リリアーナ、全員殺せ。
たまには自分の手を汚しとくれよ。
そしたらロックは解放してやる。
どうするかは地獄に着くまでに決めてくれや。」
リリアーナに条件を突きつけると、足を高く上げ、地面に叩きつけた。
その一撃は空間を蝕む毒の一撃。
崩壊しかかっていた校舎エリアの空間に止めを刺したのだ。

崩れた空間はそのまま狭間に吸い込まれていく。
落ちているのか上っているのかは判らないが、行き先はわかっている。
ルズを放り込んだ亀裂に見えたのはまさに地獄だったのだから。
それは偶然ではない。
リバース内に走る空間の歪の基点、霊気と死臭の漂い、人型の骨が無数に群がる地獄と呼ぶに相応しいその場所へ!
死王の領域へと!

「ロック。信念が仲間を愛する事って言ったわね。
じゃあ・・・いるだけでその人たちを殺してしまう存在はどうすればいいの?」
落ちていく空間。
眼下に広がる死王の領域。
そこに辿り着くわずかな間、手を握るロックに向かい問いかける。

96 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/03(日) 00:51:21 0
>94-95 >90
>「黒猫の言うこともわかるのだ。でも、俺達は魔法使いなのだ。
 魔法使いはその魔法の力で、みんなを笑顔にするのが仕事なのだ。
 だから、俺はみんなが笑顔になれる方法のほうがいいな。」
> 「属性が違う攻撃同士が相殺しないようにベアトリーチェさんが死なない程度にふるぼっこですわ!!」
>「みんなが笑顔になれる方法のほうがいいなったら!」
ルズは明らかに機嫌を損ねた顔でロックを睨みつけた。
先程まではアウルを少し警戒していたようだが、今はそんな様子は見えない。
>「信じたら駄目なのかなぁ?(中略)毒ってそんなに悪い事なのかなぁ?」
「だったら今すぐお前がこの場を丸くおさめてみやがれ!!ですわ〜!!」
ルズは物凄い剣幕でロックを怒鳴りつけた。

「ロックとやら、覚えておきなさい!
 漢には、時に言葉ではなく拳で熱く語らわなくてはならないのですわ〜。
 今がまさにその時なのですわ〜!
 真の漢が放つ拳には、時に万の言葉よりも深く相手の胸に届くのですわ〜。
 なぜなら拳は、真の漢が放つ魂の叫びなのだから!そうですわねっフリージア女王様!!」
なぜかルズはそこでフリージアに同意を求めた。
「――――って!人の話ちゃんと聞いてますのっ?!
 んもう、わたくし今すごくいい話をしてましたのに!」
アウルに「お仕置き」するのに夢中になっているロックの態度に、ルズはキーッとヒステリーを起こした。

そしてフリージングディストラクションの名残である靄が徐々にあけていく。
その靄の中に人影はあった。
>「ふふふふ・・・あっはっはっは!効かねえって言ったろうが!!」
「なんですのあの模様は・・・・・まさか戦いのメイク!とか言い出しませんわよね〜?!」

「はっ!わたくしとってもいいこと思いつきましたわ!
 今ベアトリーチェの凍っている服を攻撃すれば粉々に砕けるのですわっ!
 服が無ければベアトリーチェの攻撃力は半減するに決まってますわっ!
 そうなればあとはこっちのもの・・・・・・ふふふ、完璧な作戦ですわ〜!勝ったも同然ですわ〜!」
その場合味方の動揺も大きく問題ありありなのだろうが、あいにくルズは気づいていなかった。
そして、そんなおバカな事を考えているから天罰てきめん・・・・・もとい、ベアトリーチェに足元を救われるのである。

>加速剤を使っての超スピード移動。
>片手にはルズの首根っこを摘んでおり、もう片方の手はロックの手を握っていた。
>「ルズ、ありがとう。誰かに止めて欲しかった・・・」
「うっそーん!!」
ルズは叫んだ。言葉とは裏腹に、ベアトリーチェの目は改心どころか殺気に満ちている。
どう見てもぶち殺しモードです本当にありがとうございました!

>「・・・な〜んて三文小説の悪役みたいに改心すると思ったか?
>止めて欲しいと自覚があるくらいなら自分で止まるわっ!
>わかった風な口聞く奴は先に地獄にいってろ!」
「にゃ〜ん!やなかんじ〜(キラーン)女王様助けて〜!!」
ルズはドップラー効果を残しつつ、空間の裂け目に落ちていった。
地上にはベアトリーチェに乱暴に扱われた際ルズが落としてしまった使い魔カプセルが残っていた。

97 :黒猫ルズ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/03(日) 00:53:37 0

ルズは真っ暗な闇の中を落ちていき、図書館に着地――――はしなかった。
そこはひっきりなしにミシミシと何かが軋むような音が続いている。
ルズは知らなかったが、今彼女が落ちて来たのは「時空の狭間」と呼ばれる場所だった。

ルズの視界に不意に闇以外のものが映った。
暗い空間の中で、なにやら作業をしているらしい女子生徒の姿を。
「そこの生徒!今すぐわたくしを受け止めるのですわ〜!!――――ふぎゃっ!」
べしゃ!と音を立ててルズは地面に激突した。
なんとルズは、下敷きにするはずだった女子生徒の身体をすり抜けてしまったのだ。

「痛いのですわ〜酷いのですわ〜避けるなんて酷いのですわ〜」
ルズは鼻先を押さえながら起き上がり、目の前の生徒を見て仰天した。
「・・・・・え?あ、あなたは・・・・・・・アルナワーズ様じゃありませんの〜こんな場所で何してますの〜!!」

98 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/03(日) 09:29:39 0
フリージングディストラクションの後の靄が晴れてくる。
そこに人影を見つけ、リリアーナは驚愕した。
>「ふふふふ・・・あっはっはっは!効かねえって言ったろうが!!」
「ベアトリーチェちゃん!」
リリアーナは驚愕した。
学年屈指の秀才と、あのフリージア最大奥義を喰らって耐えられる人間がいるなんて。
ベアトリーチェの服こそボロボロになっているものの、普通に立っている。
違いといえば全身に浮かぶ紋様が太くなっている事だろうか。

「リリアーナ!嫦娥6号をなぜ殺すと聞いたな!
お前は蠱毒をわかっていない!
蠱毒は殺し合いの儀式じゃない!命の統合の!魂の融合の儀式だ!
嫦娥6号を含め蠱毒に参加した生物の命を!魂を!私は背負っている!
お前達が相手にしているのは私一人じゃねえんだよ!」
勝ち誇るベアトリーチェの姿に、リリアーナは痛ましそうな表情を浮かべた。

勝ち誇った顔でベアトリーチェが一歩踏み出した瞬間、彼女は体勢を崩した。
片膝をついた彼女は大量の血を吐き出す。
「ベアトリーチェちゃん?!」
>「ゲハァッ!・・・・ま・・・まさ、か・・もう・・・なのか?」
「・・・・・『もう』って?」
リリアーナは少し考えた後、はっとなった。
嫦娥6号から出てきたベアトリーチェの身体に刻まれ、攻撃を受けるたびに太くなってゆく紋様。
「ねえベアトリーチェちゃん、三乗蠱毒って・・・・・もしかして、物凄く身体に負担がかかるんじゃないの?」

ピーピーという切羽詰った悲鳴に、リリアーナはちらりと声のする方を見た。
>ロックはアウルを激しく上下にシェイクしていた。アウルはピーピー悲鳴をあげた。
「ちょ・・・・・・ロック!あなたアn・・・アウル相手になんて恐しいことしてるのよ――――!!」
>「おおっ!そうだった、俺はベアトリーチェの説得をするんだった!」
>「ねぇねぇ!ベアトリーチェの信念ってな〜んな〜のだぁ〜!?黒猫が言ったみたいに、本当は間違ったこ〜とな〜のだぁ〜!?」
>ロックはベアトリーチェがいると思われる方向に叫んだ。
フリージングディストラクションを放った後の靄のため、ベアトリーチェの姿が見えないのだ。
その姿にマオが完全に呆れている。クリスがどう思っているかわからないが、大賛成している風には見えない。
だがリリアーナの方といえば、少しだけ困った笑みを浮かべただけだった。
「ロックって本当に馬鹿よね、エルザだってそう思うでしょう?」

突然、片膝をついていたベアトリーチェの姿が消えた。
次に姿を現した彼女に片手にはルズ、もう片方の手はロックの手を握っている。
ベアトリーチェはルズに一方的に話し掛けた後、ゴミでも捨てるようにそのまま空間の亀裂に投げ捨ててしまった。
「ルズ!!何てことするのよ!亀裂の中がどうなってるのか誰にもわからないのに!!」
リリアーナは叫んだ。

だが当のベアトリーチェは、リリアーナの叫びなどどこ吹く風だ。
手を握ったロックに、一連の事は愛というものが存在しないという証明実験だと語っている。
リリアーナは腹のそこから湧き上がってくる怒りでかすかに震えていた。
(証明実験、ですって?そんな・・・・・・くだらない事で?)
「――――ベアトリーチェちゃん、今すぐロックを離して」
リリアーナは押し殺したような低い声で呟いた。

>「全員動くな!これを見て察しはついているだろ?キメラウイルスだ!
>・・・リリアーナ、正直感心したよ。 (中略)だったらこういうのはどうだ?」
>「人質としては最高だろ?
>既に私はロックと同体。私を殺してもこの腕を切り落としても拒絶反応を起こし地獄の苦しみをロックが負うぞ。
>そこでだ、定番通り命令するが、リリアーナ、全員殺せ。 (中略)
>どうするかは地獄に着くまでに決めてくれや。」
>リリアーナに条件を突きつけると、足を高く上げ、地面に叩きつけた。
「きゃ―――――――― っ!!」
リリアーナはそのまま狭間に吸い込まれていった。

99 :リリアーナ ◆7O/3IU/E7M :2008/08/03(日) 09:30:13 0

落下するリリアーナは、エルザと離れ離れにならないよう必死にしがみついていた。
そして頭の中は、ベアトリーチェへの怒りで一杯だった。
彼女が言うには、一連の出来事は全てただの証明実験だとはっきり言った。
これではっきりした。嫦娥6号の背中でベアトリーチェが言っていた言葉の意味も。
ベアトリーチェにとってリリアーナは、その実験のために選ばれたモルモットというわけだ。
ロックと同化したのも、仲間を殺せという命令も、エルザを焼いたのも、きっとリリアーナがどう反応するか見るためなのだろう。
(許せない!そんなくだらない理由で皆にあんなこと!!)
――――今ならどんな酷いことでも、ベアトリーチェに出来てしまいそうな気がする。
そして、そんな風に考えてしまう自分も嫌だった。

その時、不意に脳裏にロックの言葉が浮かんだ。
>「黒猫の言うこともわかるのだ。でも、俺達は魔法使いなのだ。
> 魔法使いはその魔法の力で、みんなを笑顔にするのが仕事なのだ。
> だから、俺はみんなが笑顔になれる方法のほうがいいな。」
リリアーナははっとした。
そうだ、ロックの言うとおりだ。誰かに酷い事をするより、皆を笑顔にする方がずっといい。
でも、そのためにどうすれば良いのかリリアーナにはわからない。

ロックのために皆を殺すのは論外だ。
だが、ロックの命はベアトリーチェに握られてしまっている。
ベアトリーチェを傷つけても、融合を無理やり解こうとしてもロックが地獄の苦しみを味わうことになる。
(どうしよう・・・・・・どうしたらいい?)

再びリリアーナの脳裏に能天気な声が響いた。
>「信じたら駄目なのかなぁ?ベアトリーチェは今やっているすごく悪い事と同じくらい、すごく良い事ができると思うのだ。
> 今彼女を痛めたら、そのすごく良い事ができなくなるかもしれないのだ。毒ってそんなに悪い事なのかなぁ?」
「――――毒?・・・・・・毒・・・・・」
リリアーナの頭の中で、リバースの中の出来事が早回しの幻灯機のように流れていった。
「毒!――――そうよ、毒よ!!」

リリアーナ達が降り立ったのは、無数の人骨が蠢く世界だった。
今いる場所が広いのか狭いのかよくわからない。
それになりより、ここはどこなのだろう?リバースの中にある世界なのだろうか?

「皆どこにいるの?無事でいる?怪我は無い?」
賢い人間なら返事をしないかもしれない。だが、リリアーナはそれでも声をあげずにはいられなかった。
地面に膝をついているリリアーナめがけ、骸骨が近寄ってくる。そのうちの一体が剣を振り下ろした。
だが剣がリリアーナに届く事は無かった。見えない何かに剣先を弾き返されてしまったからだ。
「・・・・・・エルザには指一本触れさせない」
リリアーナの左手には彼女の杖が握られていた。

リリアーナはベアトリーチェにも聞こえるよう、再び大声で叫んだ。
「ベアトリーチェちゃん、私にはわからない!
 さっきあなたは、蟲毒は魂の融合の儀式だって言ったわよね?
 でもそれって、ベアトリーチェちゃん達にとって本当に幸せなことなの?
 あなたの『娘同然』だった嫦娥6号だって、もう二度とあなたを見たり触れたりしてはくれないのよ?」
リリアーナは自分の大好きな人達の顔を思い浮かべた。
「ベアトリーチェちゃんは確かに一人じゃないのかもしれない。
 でも、それじゃやっぱり寂しすぎるよ。どんなに儀式を重ねても、永遠にあなたの周りには誰も残らないじゃない!」
リリアーナはそこで言葉を切り、周りを見渡した。
「・・・・・・ベアトリーチェちゃん。さっきの答えを言うわ。だから、ここに来て」
そう言って誰か見知った人間が現れるまでの間、リリアーナは低く呪文を詠唱し始めた。

100 :ロックなのだ! ◆jWBUJ7IJ6Y :2008/08/03(日) 14:11:57 0
>94>95>96
> 「ロック。信念が仲間を愛する事って言ったわね。
> じゃあ・・・いるだけでその人たちを殺してしまう存在はどうすればいいの?」
「もしも仲間を殺したくないと思えば、仲間と距離をとるしかないのだ。
 …それってお前の事なのか?だから、愛なんて存在しない方が嬉しいのか?
 いや、そんな事はないか。だって俺はお前のそばにいるけど、死んでないもんな。」
“そばにいる”というレベルの話ではなかった。今やベアトリーチェがロックで、
ロックがベアトリーチェなのだ。二人が今、空間の亀裂に投げ出される少し前、
ベアトリーチェがロックと融合を行ったのだ。
ベアトリーチェはロックを人質とし、みんなを殺すように命令した。
ロックは、きっとリリアーナはみんなを殺さないだろうなと思った。
ベアトリーチェは自分を指して“リリアーナの想い人”だと言ったが、
ロックは前よりリリアーナが自分に冷たくなったのではないかと考えていた。
ここ最近は、むしろ避けられているような気さえしていた。
もしかしたらリリアーナもアンジェリーナと同じように、
エルザと分離する前の自分のほうが好きだったのかもしれない。
“鹿にかじられた松だか何だか”と、今のロックを見て思っているのかもしれない。

足にがくりと衝撃が加わった。どうやら、自分はどうにか地面がある場所に落ち着いたらしい。
そこは暗くて、湿っぽくて、埃っぽかった。ロックはベアトリーチェと融合した側の手を動かそうとしたが、
あきらめて、ベアトリーチェに頼んだ。
「ベアトリーチェ、俺のコートの裏ポケットに短い杖が入っているから、それを取るのだ。
 別に俺に渡さなくてもいいのだ。受け取れないのだから。」
ベアトリーチェと融合していない方の手には、目を回したままのアウルが収まっていた。

「ベアトリーチェ、みんな色々言っているけど、俺にはまだ事情がよくわからないのだ。
 よかったら、お前の事を俺に話してくれないかなぁ?…それと、さっきお前が投げた黒猫に言われたけど、
 俺はお前を殴ったほうが、お前にとって幸せなのかな?」

>99
> 「皆どこにいるの?無事でいる?怪我は無い?」
「おっ、リリアーナも健在みたいだな!」
ロックは能天気そうにそう言った。しかし、金属が弾かれたような音がしたとたん、ロックの顔が険しくなった。
「リリアーナ!?そんな、まさか!?」
ロックはベアトリーチェを引っ張り、リリアーナのもとへ行こうとした。
例えどれだけ辺りが暗闇に包まれようとも、今のロックにはリリアーナの場所がハッキリわかるのだ。
「ルーモス!」
もしも、ベアトリーチェがロックの言った通りに杖を取っていれば、今のロックの呪文で、その杖の先に光が灯るはずだ。
なにしろ、今はロックがベアトリーチェで、ベアトリーチェがロックなのだから。
> 「(前略)・・・・・・ベアトリーチェちゃん。さっきの答えを言うわ。だから、ここに来て」
「待て、リリアーナ!一体何をするつもりなのだ!」
ロックは何度もぐいぐい引っ張り、ベアトリーチェごとリリアーナの方へ急いだ。

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