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魔法少女達と冒険するスレ 12thシーズン
- 174 :クリス ◆zuDFbGiSHI :2008/08/15(金) 00:05:53 0
- >172>173
>「フッ……確かにそうだな。僕との決闘などよりもベアトリーチェを何とかする方が先じゃないのか?
ヴァンも言っていただろう。この世界の崩壊とベアトリーチェは密接に関わっているかもしれない…って。
そういうことだ。僕と決闘だとか抜かすんならベアトリーチェを倒したあとにしろ。
僕としても三流に固執している奴との決闘なんかよりもベアトリーチェの方が問題だからな。
さあヴァン、クリス。僕たちもあの化け物を倒してさっさとここを出るぞ。」
「…マオ、今袋を探すから少し待ってくれないか?
こんなにいっぱい一度に持てないし。」
そう言って工具入れから袋を探しているとメラルが話し始めた。
>「あなた達がベアトリーチェと争っているという事は良くわかったわ。
でも…ベアトリーチェがこの空間を歪めている、と言うのは信じられない。
空間が歪んでいるのは事実でしょうけれど…これだけの空間を作るほど
大規模な魔術をこうも歪めるなんて、並の事じゃない。…生徒の力だけで
それができるとも思えない。まして純粋に毒に特化しているはずの彼女には。
だから…もっと別の原因があるはずよ。仮にベアトリーチェが
原因だと考えても…それは原因の一つでしかないはず。」
そう言えばメラルはベアトリーチェと戦っていなかったな。
空間すら蝕む毒を持ったといっても実際に見ないと信用しなさそうだ。
>「…そう言えば、そこの吸血鬼が言っていたわよね?大量に沸いて出た
死霊は自分達のしわざだって。でも、少なくとも私の知る限り二人とも
死霊の扱いに長けていると言った話は聞かないし…そこの吸血鬼も
それほどの力があるなら私に一睨みされただけで逃げ帰ったりはしないはず。
つまり、何らかの手段で無理を押して召喚した可能性が高い。
案外…本当の原因はあなた達なんじゃないかしら?実際…それくらい
大規模な真似をしなければ、保健室で私と会った後の短時間で
それ程の量のペンダントは手に入らないでしょう?」
大量のペンダントはどうしたか分からないが、良い線をついている。
マオと吸血鬼は知らないだろうが亀裂の大元はアンデッドの王が中心となっているらしい。
空間を安定させるには両方の要因をなんとかしなければならないだろう。
すでに手遅れかもしれないが…
>「それに…リリアーナが三流?聞き捨てならないわね。
確かに単純な成績で見れば貴女が気にする程ではないでしょうけれど…
"単純な成績や知識なんて活かせなければ意味がない"ことは貴女も知っているはず。
自分がそれと決めた事を貫き通す力に関しては…彼女は間違いなく一流よ。
普段はアルに遊ばれているけれど…いざと言う時になると、それこそ
化け物染みた洞察力と判断力を見せて仲間を導く。それがリリアーナの強さなのよ。」
そうか?ベアトリーチェと戦っている時あまり戦っていなかったと思うのだが…
>「あなたたちに都合があるように…私にもいろいろと都合があってね。
余り長い時間待つ事はできない。だから、後で…という話は拒否も同然なの。
だから…相応の対応をさせてもらうわ。…重力陣。」
メラルの言葉とともに後ろに出現した魔法陣がペンダントの半分くらいを引き込んでいく。
まったく、俺らの都合はお構いなしかよ。
まあ、どのみち戦うと思ったから準備はしておいたけどな。
「風よ 刃となりて我が敵を斬り裂け」
その間にもいくつかのペンダントが引き込まれていくが、今は倒すのが優先だろう。
「ウィンドカッター」
魔力で作った風の刃をメラル、ではなく魔弾を撃った天井の方に放つ。
普通であれば何も起きないだろう。
だが、先ほど蒸発させた水分が雲となっていたら話は別である。
雷の発生過程は知っているだろうか?
雲の中の水分が互いに擦れ合うことで電圧が発生し、一定以上になると落雷が生じるのである。
速攻で作った為あまり強くはないが、マオのような雷魔法の使い手がいるのなら十分である。
「マオ、でかいのを一発頼むぞ。」
そう言ってペンダントを取り戻すべく、重力陣の中に向かっていった。
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